2020年06月26日
夏の野菜には、夏バテを防いでくれる働きをするものが豊富です。とはいえ、暑いと食が細くなりがちなので、野菜をたっぷり摂るのは難しいもの。そこで今回は夏バテでも夏野菜をしっかり摂れる「ラタトゥイユ」をご紹介。余った際のアレンジもご紹介しますので、多めに作っておけば調理の手間も減らせます。
夏の野菜には、夏バテを防いでくれる働きをするものが豊富です。とはいえ、暑いと食が細くなりがちなので、野菜をたっぷり摂るのは難しいもの。そこで今回は夏バテでも夏野菜をしっかり摂れる「ラタトゥイユ」をご紹介。余った際のアレンジもご紹介しますので、多めに作っておけば調理の手間も減らせます。
ラタトゥイユはフランス南部の郷土料理で、たっぷりの夏野菜を使った煮込み料理です。ズッキーニ、ナス、セロリ、パプリカ、ピーマンなどをにんにくと一緒に炒めて、トマトを加えて蒸し煮にします。「夏野菜のトマト煮」と考えておけばOKです。お鍋にたっぷり入れた野菜は蒸し煮することでぐっとかさが減り、トマトの酸味も相まって、食欲がなくとも多くの野菜を摂取できます。
ラタトゥイユの語源は「ラタ=ごった煮」「トゥイユ=かき混ぜる」です。たいていの夏野菜はラタトゥイユに合いますし、お好みでベーコンや豚肉を入れても構いません。夏に旬を迎えるマダコもトマトと相性のよい食材です。
お店で作るような本格的なラタトゥイユは、トマトやパプリカの皮をむいたり、複数の香草を用いたりと手間暇がかかりますが、今回ご紹介するのはお家で作れるざっくりレシピです。味の決め手となるトマトは、ものによっては味がぼやけてしまうので、今回はトマト缶を使用します。
ラタトゥイユは、出来たてはもちろん冷やしてもとてもおいしく食べられます。余ったラタトゥイユは冷蔵庫で保存して、翌日の副菜として冷たいままで食べてみてください。小分けして冷凍しておけば、食べる前に冷蔵庫に戻して自然解凍すればOKです(レンジ解凍も可)。
そのほか、食パンにチーズと一緒に載せて焼けば、栄養もボリュームもある朝食に。オムレツの具材としてもぴったりですし、そうめんに載せて上からめんつゆをかければラタトゥイユそうめんにと、アイデア次第で使い方が広がります。たっぷり作って冷凍しておけば、夏の野菜不足が解消できそうですね。
旬の野菜がたっぷり摂れる、あたたかくても冷たくてもおいしい、ざっくり作っても失敗しにくいなど、ラタトゥイユは自炊する方にとってうれしい長所がたくさん。レシピには入れていませんが、かぼちゃ、アスパラガス、ピーマンもラタトゥイユ向きの夏野菜です。お好きな野菜を鍋いっぱいに入れて、たっぷり作ってみてくださいね。ほかにも、夏野菜を使った「夏野菜カレー」もおすすめなので、以下記事もぜひ参考にしてみてください。