2020年04月13日

健康習慣|頭皮を守る髪の洗い方

入浴をサッと済ませたかったり、ヘアケアに特別興味がなかったりと、これまで、髪の洗い方はあまり意識してこなかったという方も多いのではないでしょうか。ただ、ちょっとしたポイントを押さえることで、洗髪が頭皮を守ることにもつながるのです。今回は、頭皮を守るための髪の洗い方、拭き方、乾かし方などをご紹介します。


 

入浴をサッと済ませたかったり、ヘアケアに特別興味がなかったりと、これまで、髪の洗い方はあまり意識してこなかったという方も多いのではないでしょうか。ただ、ちょっとしたポイントを押さえることで、洗髪が頭皮を守ることにもつながるのです。今回は、頭皮を守るための髪の洗い方、拭き方、乾かし方などをご紹介します。

頭皮を守る髪の洗い方は?

濡らす前にまず髪をといておく

洗髪となれば、とりあえずお湯をかぶって髪を濡らしてしまうという方は多いでしょう。でも頭皮を守るためには、髪を濡らす前に、まずはブラシをかけて、髪をといておくようにしましょう。髪の短い方なら手ぐしでも構いません。髪が絡まったまま洗髪すると効率も悪くなりますし、ブラッシングには頭皮や髪の汚れを浮かせて取れやすくする効果もあります。

シャンプーをつける前に30秒以上お湯洗いを

次は、髪を濡らす……だけではなく、30秒以上かけてじっくりお湯で髪をすすぐようにしましょう。髪表面の皮脂や汗、ホコリなど、シャンプーを使わずともお湯だけで落ちる汚れも多いのです。また、熱いお湯は皮脂を落とし過ぎて頭皮が傷みやすくなりますから、38℃前後のややぬるいお湯で洗うのがおすすめです。

シャンプー中は「頭皮を洗う」ことを意識し、すすぎにも時間をかけて

髪を使ってシャンプーを泡立てていると、ついついよく洗った気になってしまうものです。シャンプー中は、髪よりも頭皮を洗うことを意識して、指の腹で頭皮をマッサージするように洗っていきましょう。爪を立ててゴシゴシとこする洗い方は、直接頭皮を傷めかねませんから避けるようにします。
すすぎも、ぬめりがなくなるまで時間をかけてしっかりと。シャンプーやコンディショナーが残ってしまうと、頭皮の肌荒れにつながることもあります。首筋や耳の後ろ、生え際など、シャワーの角度によって洗いにくくなるような場所は特にしっかりとすすぎましょう。

頭皮を守る髪の拭き方、乾かし方

ゴシゴシ拭くのではなく、タオルで揉むようにして水分を取る

髪を洗う時もそうですが、タオルで拭く時もゴシゴシは禁じ手。乾いたタオルとの摩擦で髪が傷みやすくなりますし、あまり力が強いと頭皮への影響も心配です。タオルで頭をふわっと包み、髪や頭皮をやさしく揉むようにして水分を取っていきましょう。

ドライヤーで髪を乾かさないと頭皮環境にも影響が

「髪の美容には興味がないから、ドライヤーは必要ないし、自然乾燥でいい」と考えていないでしょうか。髪や頭皮を濡れたまま長時間置いておくと、雑菌が繁殖しやすくなるなど、頭皮環境にも影響を及ぼしかねません。そのまま寝てしまうと、さらなる悪影響も……。また、ドライヤーで髪を乾かすことで、濡れ髪で体が冷えるのを防ぎ、風邪予防にもつながります。

ドライヤーは1ヵ所に長く当て過ぎない、時には冷風に切り替えても

ドライヤーで髪を乾かすことは大事ですが、ドライヤーの熱風もまた当て過ぎると乾燥で髪や頭皮を傷めてしまうことがあります。ドライヤーは髪から20センチ程度離すようにし、1ヵ所に長く当て過ぎないよう意識して、時には冷風とも切り替えながら乾かしていきましょう。

浴用石けんで髪を洗ってもいいの?

浴用石けんでも製品によっては洗ってOK

 

銭湯などでシャンプーを用意するのを忘れて、浴用石けんで髪を洗ってしまった……という経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。ただ、浴用石けんの全てが体を洗うための専用品で洗髪に向かない……ということはなく、製品によっては「髪や顔を洗っても問題ない」としているものもあります。

髪質、頭皮との相性にもよるので浴用石けんを使う時は慎重に

浴用石けんには特に髪や頭皮のための成分は含まれません。また、製品によって洗髪に向かない可能性はありますし、洗髪してもよいという製品でも、使う方の髪質や頭皮との相性がよいとは限りません。浴用石けんを洗髪に使う、特に常用したいという場合はメーカーや販売店に確認するなど慎重に製品を選び、異常が見られたら控えるようにしましょう。

これまでなんとなく習慣通りに済ませてきた洗髪も、あらためて見るとさまざまなポイントがあることに気付いたのではないでしょうか。頭皮を守るのはもちろん、お風呂でリラックスしながらきちんと洗髪すると、それだけで身も心もすっきりしますから、ぜひ試してみてくださいね。