あさりは貝類のなかでお手頃な価格なのに、栄養は豊富な優秀食材。春と秋、年に2度も旬があり、この時期は身がふっくらとしていて味もよいです。あさりの栄養を余すことなくいただくなら、汁物がおすすめ。今回はあさりの栄養や砂抜きの方法、おすすめメニューである「あさりのおみそ汁」の作り方をご紹介します。
2020年03月11日
あさりは貝類のなかでお手頃な価格なのに、栄養は豊富な優秀食材。春と秋、年に2度も旬があり、この時期は身がふっくらとしていて味もよいです。あさりのうま味や栄養を余すことなくいただくなら、汁物がおすすめ。今回はあさりの栄養や砂抜きの方法、おすすめメニューである「あさりのおみそ汁」の作り方をご紹介します。
あさりは貝類のなかでお手頃な価格なのに、栄養は豊富な優秀食材。春と秋、年に2度も旬があり、この時期は身がふっくらとしていて味もよいです。あさりの栄養を余すことなくいただくなら、汁物がおすすめ。今回はあさりの栄養や砂抜きの方法、おすすめメニューである「あさりのおみそ汁」の作り方をご紹介します。
あさりにはカルシウム・マグネシウム・亜鉛・鉄などの不足しがちなミネラル分がたっぷり。また、疲労回復に役立つビタミンB2や、貧血に有効なB12も多く、特にビタミンB12は貝類のなかで豊富です。これらのミネラル分やビタミンを一緒に摂ることで、疲労の軽減や貧血予防などが期待されています。
もうひとつ注目したいのが、うま味成分のタウリン。栄養ドリンクに入っていることもあるので、名前は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。タウリンは「体内機能のバランスをとる」役目があり、多すぎる中性脂肪や血中コレステロールの軽減、疲労の回復が期待できます。あさりが二日酔いによいといわれるのは、タウリンに肝機能をサポートする働きがあるためです。
あさりの旬は2~4月の春期、それから9月~10月の秋期の年2回。この時期のあさりは身が大粒で味もよく、タウリンも増しています。タウリンや前述のビタミンは水に溶けやすいので、タウリンの働きを期待するなら、煮汁ごと食べられる汁物がおすすめです。
あさりは砂抜きが面倒だから家では出さないという方も多いようですが、実際には塩水に浸けておくだけですから、覚えてしまえば難しいものではありません。旬を迎えて安くなったあさりを見つけたら、ぜひチャレンジしてみてください。
あさりのうま味や栄養は、加熱時に出てくる水分にたっぷりと含まれています。したがって、余すところなくいただくなら、汁物や炊き込みご飯など、煮汁ごと食べられるメニューがおすすめです。タウリンもしっかり摂れます。
寒さが一段落する春や、暑さ和らぐ秋には、気温の変動で身体の調子を崩しがちです。疲れが出やすいそんな時期においしくなるあさりは、まさに季節の薬膳といえるでしょう。疲労の回復を狙うなら、水に溶けやすいビタミンB2・タウリンがまるごと摂れるあさりのおみそ汁。疲れやすい、だるさが取れないなという時に、思い出してくださいね。