風邪かな?と思った時に飲まれてきた卵酒。実は、卵とお酒を組み合わせた飲み物は、日本だけのものではありません。なかでも、牛乳・砂糖・洋酒を用いた「エッグノッグ」は世界的に有名で、カスタードのような甘さととろみがほっとする味わい。アルコール抜きでもおいしく、寒い冬に飲むと体の芯から温まります。今回はエッグノッグの成り立ちやレシピについてご紹介します。
2019年11月06日
風邪かな?と思った時に飲まれてきた卵酒。実は、卵とお酒を組み合わせた飲み物は、日本だけのものではありません。なかでも、牛乳・砂糖・洋酒を用いた「エッグノッグ」は世界的に有名で、カスタードのような甘さととろみがほっとする味わい。アルコール抜きでもおいしく、寒い冬に飲むと体の芯から温まります。今回はエッグノッグの成り立ちやレシピについてご紹介します。
風邪かな?と思った時に飲まれてきた卵酒。実は、卵とお酒を組み合わせた飲み物は、日本だけのものではありません。なかでも、牛乳・砂糖・洋酒を用いた「エッグノッグ」は世界的に有名で、カスタードのような甘さととろみがほっとする味わい。アルコール抜きでもおいしく、寒い冬に飲むと体の芯から温まります。今回はエッグノッグの成り立ちやレシピについてご紹介します。
欧米では、冬になると家族団らんの場に出されるエッグノッグ。牛乳に卵と砂糖を入れた濃厚な甘さの飲み物で、11月の終わりごろの感謝祭にはじまって、クリスマス、大晦日など、休日の飲み物として親しまれてきました。
冬になれば紙パックなどに入ったアルコール抜きのものが、食料品店で販売されるようになります。大人たちはそれにウイスキーやブランデー、ラム酒などを追加して、カクテルのように楽しむのだそう。
卵とお酒と聞くと、私たちは卵酒を想像しますが、エッグノッグはアルコール抜きでも飲めるもの。水分と栄養が補給できますから、卵酒が好きな方はもちろん、苦手な方の滋養としてもエッグノッグはおすすめです。
きちんと食べていなかったり、睡眠が足りていなかったり……。風邪をひくのは、そんな免疫力が落ちているタイミングです。こんな時にはたんぱく質のあるものを食べて、エネルギーとなるカロリーもしっかり摂る必要があります。とはいえ、弱った体にスタミナ料理はつらいものです。
牛乳と卵には、免疫力を高めてくれるたんぱく質が豊富に含まれています。また、卵白には黄身を細菌から守る殺菌酵素が含まれており、これがのどの腫れや咳を鎮めるのに役立ちます。
風邪をひいた時に飲まれてきた卵酒は、「完全栄養食」ともいわれる卵の豊富な栄養素と、酒の血行を促進する力を利用したもの。エッグノッグはその力に加え、エネルギーとなる砂糖が入っています。
エッグノッグをおいしく作るコツは「各材料をしっかりと混ぜる」「沸騰させず、根気よく弱火で」の2つ。牛乳の代わりに豆乳やアーモンドミルクを使っても、また違う風味で美味です。
お酒を入れる場合は、風邪薬や他のドリンク剤と一緒に飲まないようにしましょう。
こちらの作り方は最後に洋酒を入れていますが、お酒に弱い方は(3)の加熱時に入れてアルコールを飛ばしても問題ありません。
風邪のひきはじめは、あたたかくて栄養のある飲み物を積極的に摂りましょう。卵酒、ホットワイン、生姜湯にゆず湯と、さまざまなものがありますが、今年の冬はエッグノッグを試してみてはいかがでしょうか。なんとなくのどがいがらっぽい、熱がありそうな気もする。もしかしたら……そんな時にぜひ思い出してください。