2019年09月20日

健康習慣|ラジオで脳トレ 想像力を働かせて

テレビやインターネットの普及とともに、昔ほど多くの方に聴かれることもなくなったラジオ。実はラジオはテレビやインターネットと違って、音声のみのメディアのため、見えない部分を想像することが、脳トレにもなります。今回は、ラジオを聞くことを通じて脳を鍛える方法についてご紹介します。


 

テレビやインターネットの普及とともに、昔ほど多くの方に聴かれることもなくなったラジオ。しかし、実はラジオはテレビやインターネットよりも脳トレ向きなのです。今回は、ラジオを聞くことを通じて脳を鍛える方法についてご紹介します。

脳を鍛えるにはテレビよりもラジオ

テレビやインターネットは「見るだけで一通りわかってしまう」メディア

日頃、ラジオよりテレビをよく見るという方も多いのではないでしょうか。テレビやインターネットには映像も文字も音声もあり、見るだけで多くの情報を受け取ることが可能です。特に自分で考えずに、見ていれば一通りわかってしまうメディアだといえます。

ラジオは「見えない部分を想像させる」メディア

一方、ラジオは基本的に音声のみのメディアです。もちろん、音声で多くの情報を伝えるように工夫はされていますが、聴く側も、音声や伝えられる言葉を頼りに姿かたちや場面などの見えない部分を想像する作業が必要になってきます。この「想像する作業」が、脳を鍛えるというわけです。

耳からの情報で想像力を働かせて

 

討論番組、投稿番組、天気予報など「聴いた上で考える」プログラムを

音楽番組やラジオドラマ、お笑いや日常的な会話が中心の番組などでも、想像力を巡らせる場面は少なくありません。続かなければトレーニングになりませんから、まずは、お気に入りの番組を見つけて聴いてみるのもおすすめです。
もう一歩踏み込むなら、ゲスト同士が意見を述べ合う討論番組や、テーマを決めて聴き手からの投稿を募る投稿番組、自分の生活と紐づけて考えることができる天気予報など、「聴いた上で考える」番組を選んでみましょう。自分ならどうするか、実際に討論や投稿はしなくても、考えてみるだけで脳は鍛えられます。聴きながらメモを取って、情報を整理してみるのもおすすめです。

体操や語学など「聴いて学べる」プログラムもおすすめ

体操やストレッチなどの解説番組は、耳で聞いた情報をもとに体操の動きについて考え、実際に体を動かすので、脳を鍛えながら運動もできて一石二鳥です。語学講座番組も、耳で聞いた情報から2つの言語について想像したり、考えたりしますので、脳を鍛えながら語学を身につけられます。他にも、文学や福祉など、自分の興味のある分野のラジオ講座などを聴いてみましょう。

ラジオを持っていなくても脳は鍛えられる

パソコンやスマートフォンのアプリで聴けるラジオも増えている

今やラジオ局の多くが、放送と同時にホームページ上でもラジオ番組を流したり、スマートフォンアプリでラジオ番組を聴けるようにしています。家にラジオがないという方でも、インターネットのできるパソコンやスマートフォンがあれば、無料でラジオ番組を聴けるのです。操作法などもシンプルなものが主流ですので、ぜひ「ラジオ」で検索してみてください。

テレビも使い方次第で「想像させる・考える」メディアに

見ていれば一通りわかるテレビも、将棋や囲碁、スポーツなどの試合を見ながら「次はどんな作戦でくるのか」と想像力を働かせたり、推理ドラマを見ながらトリックを推測したり……と、こちらが使い方を変えるだけで、ラジオと同じように「想像させる・考える」メディアにもなります。ぼんやりと流しっぱなしにせず、あれこれ考えながら番組を楽しんでみましょう。

家事や趣味、ドライブやスポーツの際に、普段からラジオを楽しんでいる方も多いかもしれません。ながら聞きの合間に、少し想像したり、考える時間を持ってみてはいかがでしょうか。ただ、ラジオに注意力を持っていかれないように、周囲の安全には十分に注意してくださいね。