2019年07月03日

おみそ汁|切り干し大根のおみそ汁 時短しながら栄養豊富に

長期間ストックできて便利な切り干し大根ですが、食べ方のバリエーションが少なくて困ることもあるかもしれません。そんな時におすすめなのが、切り干し大根を具にしたおみそ汁です。実は、切り干し大根を使うことで時短になるだけでなく、だしをとることができ、栄養面でも相乗効果が期待できるのです。今回は、切り干し大根のおみそ汁のメリットや、栄養についてご紹介します。


 

長期間ストックできて便利な切り干し大根ですが、食べ方のバリエーションが少なくて困ることもあるかもしれません。そんな時におすすめなのが、切り干し大根を具にしたおみそ汁です。実は、切り干し大根を使うことで時短になるだけでなく、だしをとることができ、栄養面でも相乗効果が期待できるのです。今回は、切り干し大根のおみそ汁のメリットや、栄養についてご紹介します。

切り干し大根には大根の栄養が凝縮されている

血液を健やかにする鉄分・骨を丈夫にするカルシウムが生よりも多くなる

保存食として知られている切り干し大根ですが、実は栄養面でも生の大根とは大きく違ってきます。中でも特徴的なのが、血液を健やかにする鉄分や、骨を丈夫にするカルシウムの量が生の大根より多くなることです。水分を飛ばし乾燥することで、栄養が凝縮されるのですね。

かさが減ることで食物繊維が摂りやすく

切り干し大根は、生の大根の約10分の1の量になるといわれます。そして、水で戻して調理しても、乾燥時の4倍程度の量にしかなりません。この通りかさが減るということは、一度にたくさんの大根を食べやすくなります。つまり、大根の豊富な食物繊維が、より摂りやすくなるということなのです。

時短かつうま味もアップ!切り干し大根のおみそ汁

 

皮むきや切り分けの手間がかからず時短に

煮物で食べられることが多い切り干し大根ですが、実はおみそ汁の具としても優秀なのです。まず、皮むきの手間が要りませんし、皮をむき輪切りにしてからさらに切り分けて……ということはなく、細長いひも状の切り干し大根を短く切るだけ。包丁を出さずとも、料理用ハサミで細かく切ればいいのです。

おみそ汁なら戻し時間も短縮、戻し汁もだし代わりに

干し野菜はあらかじめ水で戻すのが面倒に思えますが、水で煮るおみそ汁の場合、戻さずそのままお湯に入れて構いませんし、戻す場合も時間は短めでOK。ちなみに、戻した場合は戻し汁に切り干し大根のだしが出ますから、捨てずにそのままおみそ汁に使うのがおすすめです。

おみそ汁にすることで栄養もパワーアップ!

切り干し大根と味噌、両方に含まれる豊富な鉄分で血液を健やかに

切り干し大根のおみそ汁は、栄養面でも相乗効果が見られます。まずは、切り干し大根と味噌、どちらにも豊富に含まれる鉄分。鉄分は体のすみずみまで酸素を運び、血液を健やかに保つ働きがあります。より効率よく栄養を摂るために、鉄分の吸収を助けるビタミンCが豊富な生ネギやキャベツなどを組み合わせるのもおすすめです。

切り干し大根の食物繊維と味噌の乳酸菌で腸内環境も改善

味噌には腸内環境を整え、お肌を健やかにし、免疫力を高める乳酸菌が豊富に含まれています。この乳酸菌のエサとなるのが、切り干し大根に豊富に含まれる食物繊維です。切り干し大根のおみそ汁は、善玉菌といわれる乳酸菌を育て、腸内環境を健やかに保つためにも良い組み合わせなのです。

切り干し大根のやさしい甘味が引き立つおみそ汁は、作り方や栄養はもちろん、味の面でもおすすめの食べ方です。また、にんじんやうす揚げ、しいたけなど、切り干し大根の煮物でおなじみの食材も、おみそ汁にぴったりのものばかり。ここでご紹介した食材をヒントに、いろいろな組み合わせで、切り干し大根のおみそ汁を楽しんでみてくださいね。