2019年04月25日

平成特集|長野オリンピックを振り返って「白馬村」へ(長野県)

長野県の白馬村はトレッキングやスキー・スノーボード、また近年は海外からの訪日旅行でも注目の場所として知られる観光地です。1998年(平成10年)には、長野オリンピック(第18回冬季オリンピック)・長野パラリンピック(第7回冬季パラリンピック)の会場となり、ジャンプ競技やアルペン競技など、熱い戦いがこの地で繰り広げられました。日本チームが金メダルを獲得した、白馬ジャンプ競技場やオリンピックギャラリー、白馬の自然や温泉などを訪れ、のんびりゆったりとした旅に出かけてみましょう。


長野県の白馬村はトレッキングやスキー・スノーボード、また近年は海外からの訪日旅行でも注目の場所として知られる観光地です。1998年(平成10年)には、長野オリンピック(第18回冬季オリンピック)・長野パラリンピック(第7回冬季パラリンピック)の会場となり、ジャンプ競技やアルペン競技など、熱い戦いがこの地で繰り広げられました。日本チームが金メダルを獲得した、白馬ジャンプ競技場などを訪れ、あのときの感動を再び胸に刻ませる旅に出かけてみましょう。

 

白馬村へのアクセス

白馬村へは、JR新宿駅から特急あずさで約4時間の白馬駅で下車します。白馬ジャンプ競技場までは白馬駅からタクシーで約10分です。車の場合は長野自動車道豊科ICから北アルプスパノラマロードなどで約1時間、上信越自動車道長野ICから白馬・長野オリンピック道路などで約1時間です。

ジャンプ台に登ることができる白馬ジャンプ競技場

 

オリンピックを振り返って、まず訪れたいのが白馬ジャンプ競技場です。長野オリンピックでは、『日の丸飛行隊』と呼ばれた全日本チームが金メダルを獲得した場所です。
ノーマルヒルとラージヒルのジャンプ台は下から見上げるのも壮観ですが、リフトとエレベータータワーを利用して、ジャンプのスタート地点付近に立つことができます。選手は足がすくむほどの高さからスタートするということが実感できるほか、白馬の雄大な景色も楽しめます。

オリンピックギャラリーで感動を再び

画像提供:白馬村観光局

 

スタートタワーには、白馬オリンピックギャラリーも併設されているので、合わせて見学するのがおすすめ。日本が団体戦と個人戦で獲得した金メダルをはじめ、選手が使用したウエアやスキー板、大会マスコットの公式グッズなど、貴重な資料の数々が展示されています。写真や映像も豊富なので懐かしい記憶と感動がよみがえってきます。

乗れたらラッキーな金の1番リフト

画像提供:白馬村観光局

 

日本に5つの金メダルをもたらした地ということで、毎年多くのアスリートがラージヒルのスタート地点で「必勝祈願」をするために訪れます。また、修学旅行の生徒たちが「合格祈願」を行う場所でもあります。
スキーをしたことがある人はご存じだと思いますが、リフトの搬器にはナンバーがふられています。スタートタワーに登るリフトにもナンバーは付けられていて、No.1の搬器は金色をしています。61台の内の1台なので運よく乗ることができたらとてもラッキーです。その場で順番を待つことになりますが、予約もできるので、時間に余裕がある人は、御利益にあやかるために待ってみてはいかがでしょうか。

白馬ジャンプ競技場
所在地:長野県白馬村北城八方
電話番号:0261-72-7611
営業時間:8:30~16:30(12月中旬~3月は9:00~15:30)
休場日:4月上旬、12月上旬のリフト点検時、大会開催時はリフト運休
リフト料:往復 大人460円、小学生・中学生280円

白馬の自然&温泉を満喫していきましょう

白馬八方尾根などのトレッキングやアウトドアスポーツが有名な白馬村ですが、体力に自信がない人も気軽に訪れられるビューポイントも点在しています。雄大な白馬連峰の裾野に広がるエリアならではの風景が楽しめます。
また、白馬村は温泉地としても有名で、白馬八方温泉や白馬塩の道温泉など5つの源泉が湧いています。日帰り入浴施設もありますので、旅の疲れを癒やしていきましょう。

姫川源流自然探勝路

 

日本海へ注ぐ姫川の源流は、姫川源流湧水として日本名水百選の一つに数えられています。周囲の湿原は散策することができ、川の水の透明度に驚かされます。フクジュソウやニリンソウ、カキツバタなど季節ごとに可憐な花が観賞でき、夏には水中に花を咲かせるバイカモの花も見ることができます。

姫川源流自然探勝路
所在地:長野県白馬村神城佐野
電話番号:0261-72-7100(白馬村観光局)

大出の吊り橋

画像提供:白馬村観光局

 

姫川にかかる吊り橋で、雄大な白馬三山を望むビューポイントです。周辺は大出公園として整備され、ふれあい広場や展望テラスなどが設けられているのでのんびりできます。清らかな川の流れと素朴な吊り橋、連なる山々はとても絵になります。

大出の吊り橋
所在地:長野県白馬村北城大出
電話番号:0261-72-7100(白馬村観光局)

郷の湯

 

郷の湯は、白馬ジャンプ競技場から一番近くにある立ち寄り温泉です。源泉は白馬八方温泉で、ph11.5という日本屈指の強アルカリ性単純温泉が注ぎます。内風呂のみの素朴な施設ですが、六角形をした浴槽や建物は木と自然石の温かみがあり、温泉情緒が満喫できます。

郷の湯
所在地:長野県北安曇郡白馬村大字北城八方5170
電話番号:0261-72-6541
営業時間:12:00~21:00(受付は20:30まで)
休館日:火曜(7月下旬~8月中旬、12月下旬~3月は無休)
入浴料:大人600円、小人300円

白馬村では今でも心に鮮明に残っている長野オリンピックを偲んで、当時を振り返る旅をしてみましょう。北アルプスの心洗われる景色や温泉も待っています。のんびりゆったりの旅を楽しんでみてください。

※掲載されている情報は2019年3月現在のものです。