2016年10月13日

散策|茶臼山高原(愛知県・長野県) 四季折々の景色が楽しめるハイキングスポット

愛知県と長野県にまたがる標高1,415メートルの茶臼山(ちゃうすやま)は、愛知県の最高峰。周辺エリアは茶臼山高原と呼ばれ、南山麓にはさまざまな野外活動が楽しめる「休暇村茶臼山高原」やキャンプ場があります。春は芝桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色…と四季折々豊かな自然を堪能できるため、一年を通して観光客が訪れるハイキングスポットでもあります。


愛知県と長野県にまたがる標高1,415メートルの茶臼山(ちゃうすやま)は、愛知県の最高峰。周辺エリアは茶臼山高原と呼ばれ、南山麓にはさまざまな野外活動が楽しめる「休暇村茶臼山高原」やキャンプ場があります。春は芝桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色…と豊かな自然を堪能できるため、一年を通して観光客が訪れます。
(下の画像は、ハイキングコース内・モミの丘からの風景)

 

オススメ散策ルート

茶臼山登山口(休暇村本館 駐車場そば)

空池(からいけ)

ハートの木

ふれあいの小道

自由の丘・自由の広場

ドウダンの丘

モミ(樅)の丘

芹沼池(せりぬまいけ)

休暇村本館 駐車場

全長 約2km
移動時間 45分(無雪期)

茶臼山のふもとを散策する、気軽なハイキングコース。比較的平坦な道や遊歩道を歩くルートですが、スニーカーやウォーキングシューズなどの歩きやすい靴を着用しましょう。冬期には雪の上にたくさんの動物の足跡を発見できます(スノーシューが必要です)。

 

茶臼山登山口

茶臼山高原道路終点に位置する休暇村本館の駐車場から、休暇村コテージを通った先が茶臼山登山口のひとつ。大きなどんぐりの木が登山口入口でお出迎えしてくれています。この先より標高を上がると現れるのが、伐採されていない原生林。森林浴を楽しみながらゆっくり進んでいきましょう。

空池(からいけ)

 

雨が降らないと出現しない「空池」は、山道の進行方向から見て右下あたりで見つけることができます。せっかく来たのにお天気がイマイチ…そんな日こそ「空池」を見るにはベストコンディション!幻想的な写真が撮れるチャンスです。

ハートの木

 

木のウロ(樹洞)がハートの形に見えることから、ハートの木と呼ばれています。山道を歩きながら、右側の地面から2メートルあたりに注目して探してみてください。思わずニッコリしてしまう、自然が作った可愛らしい作品です。

ふれあいの小道

 

さらに進んでいくと大きな分かれ道にぶつかります。今回行くのは右の遊歩道「ふれあいの小道」で、左は茶臼山山頂への階段です。この小道は野生動物たちの通り道なので、ニホンジカ、カモシカ、キツネ、タヌキ、ウサギなど、驚かさないよう静かに散策していれば出会えるかもしれません。

自由の丘・自由の広場

 

自由の丘・広場から見えるリフトのある山は、愛知県唯一のスキー場がある萩太郎山(はぎたろうやま)。茶臼山のふもとから萩太郎山の頂上へ観光リフトで行き来でき、春~秋に約12分間の空中散歩が楽しめます。5月中旬~6月上旬には、40万株の芝桜が色鮮やかに咲き誇る「芝桜まつり」が、萩太郎山山頂で行われます。(画像:萩太郎山の芝桜まつり)

ドウダンの丘

 

「ドウダンの丘」のドウダンツツジは初夏にサクランボのような可憐な花をつけ、秋になると真っ赤に紅葉します。茶臼山の木々のなかでも最も早く紅葉を迎えるドウダンツツジは、10月が見頃です。

モミ(樅)の丘

 

この散策コースで最も見晴らしのよいスポットが、こちらのモミ(樅)の丘。正面に南アルプス連峰を望み、萩太郎山も眺めることができます。ベンチや東屋が設置されているので、水分補給をしつつ小休止を取りましょう。春・秋の早朝散策なら、雲海を見られる日もあるのだそう!(画像:モミの丘から望んだ南アルプス)

芹沼池(せりぬまいけ)

 

芹沼池は小さな池ですが、紅葉の時期には最高の撮影ポイントになります。無風時には鏡のようになった水面に新緑や紅葉が映り込み、何度もシャッターを切ってしまうことでしょう。池にはコイやフナ、ワカサギなどが棲んでいます。

一年を通して散策を楽しめ、一度訪れれば別の季節も見たくなるのが茶臼山高原の魅力。車で5~30分の場所に春は芝桜、夏はいわな釣りにブルーベリー狩り、秋はリンゴ狩り、冬は樹氷と、周辺にも季節ごとに楽しめるレジャースポットが点在しています。
今回ご紹介した散策コースを満喫できたら、次回は茶臼山頂上を目指してみてもいいかもしれませんね。

※掲載されている情報は平成28年9月現在のものです。