2019年03月27日

健康メニュー|アスパラガス 春野菜で疲労回復!

3月から6月にかけて旬を迎えるアスパラガス。その鮮やかな緑色から、春野菜の代表格としてもよく知られています。また、アスパラガスには、疲労回復を助ける特有の栄養素が含まれています。今回は、アスパラガスに含まれる色々な栄養素や、おすすめの食べ方、組み合わせをご紹介します。


 

3月から6月にかけて旬を迎えるアスパラガス。その鮮やかな緑色から、春野菜の代表格としてもよく知られています。今回は、アスパラガスに含まれる栄養素やおすすめの食べ方、組み合わせをご紹介します。

ホワイトアスパラガスとグリーンアスパラガスの違い

店頭でよく見かけるホワイトアスパラガスとグリーンアスパラガス。この2つは同じ品種ですが、ホワイトアスパラガスは地中で日光を当てないようにして育てられます。そのため、栄養面ではグリーンアスパラガスの方が優れているといわれます。一方、ホワイトアスパラガスのクリーミーな味わいにも根強い人気があります。
ちなみに、細く短いミニアスパラガスも同じ品種で、これはグリーンアスパラガスを若いうちに収穫したものです。

グリーンアスパラガスには疲労回復や若々しさを保つ働きが

グリーンアスパラガス特有の栄養素が、疲労回復を助けるアスパラギン酸です。栄養ドリンクなどの成分として、耳にしたことのある方もいるかもしれません。アスパラギン酸は、ミネラル類と結びつき、ミネラルを体内のあちこちへ運び、エネルギーを作る働きを助けるといわれます。
また、若々しさを保つ抗酸化力が高いことで知られ、“ビタミンA・C・E(エース)”とも呼ばれる3つのビタミンが一度に摂れる野菜でもあります。

ビニール袋に入れ、立てて保存すると鮮度を保てる

アスパラガスはまっすぐ立って育つことから、寝かせると上に伸びようとして鮮度が落ちるといわれます。切り口が乾燥しないよう湿らせたティッシュなどで切り口を包んでからビニール袋に入れ、立てて保存すると鮮度を保てます。

アスパラガス+αの食べ方で健康効果アップ!

 

彩りがよく、シンプルな味わいで他の食材と組み合わせてもおいしく食べられるアスパラガス。続いては、味だけでなく栄養面からも、アスパラガスと組み合わせたい食材や食べ方のバリエーションをご紹介します。

「アスパラガス+とろろ」で疲労回復効果アップ!

アスパラガスに含まれる疲労回復成分のアスパラギン酸は、納豆やオクラ、とろろなどのいわゆるネバネバ成分と一緒に摂ることで吸収されやすくなります。中でもとろろには、でんぷん質をすばやくエネルギーに変え、体の疲労を改善する働きがあります。でんぷん質の多いパスタと組み合わせて和風スパゲティなどにすると、より疲労回復効果を高められます。

「アスパラガス+乳製品」で目の疲れも回復

アスパラガスには、目の充血の解消や疲労回復に役立つビタミンB2と、体内でビタミンA に変換され、視力や目の角膜を健やかに保つβカロテンも多く含まれています。乳製品にはβカロテンの吸収を助ける働きがあり、目の疲れによい組み合わせなのです。
アスパラガスと牛乳のポタージュや、アスパラガスのチーズ焼きなど、お子さんでも食べやすいメニューが多いのもうれしいポイントです。

「蒸しアスパラガス」で免疫力を高める

免疫力を高め、春先から気になる紫外線対策にもよい“ビタミンA・C・E(エース)”をすべて含むアスパラガス。ビタミンA、Eは熱に強く油に溶けやすい、ビタミンCは熱に弱く水に溶けやすい、といった特徴があります。つまり、ゆで汁に栄養が溶け出すといったことがない蒸し調理で、サッと火を通すのがおすすめです。

温野菜サラダや肉巻きなど、つい決まったパターンの食べ方をしがちなアスパラガスですが、納豆やとろろのような和風の食材とも意外と相性がいいのです。安くておいしいアスパラガスが出回る春の時期にぜひ、新しい食べ方にも挑戦してみてはいかがでしょうか。