岐阜県恵那市にある岩村町の富田地区は、国土問題研究会という組織から農村景観日本一の称号を得た場所です。「日本のむら景観コンテスト」の集落部門でも農林水産大臣賞(最高賞)を受賞しています。
日本三大山城のひとつに数えられる岩村城跡や、江戸時代の面影を色濃く残し、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている街並みなど、町内には多くの見どころが点在しています。今回は岩村町の魅力やおすすめスポットについて、ご紹介します。
2019年03月07日
岐阜県恵那市にある岩村町の富田地区は、国土問題研究会という組織から農村景観日本一の称号を得た場所です。「日本のむら景観コンテスト」の集落部門でも農林水産大臣賞(最高賞)を受賞しています。 日本三大山城のひとつに数えられる岩村城跡や、江戸時代の面影を色濃く残し、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている街並みなど、町内には多くの見どころが点在しています。今回は岩村町の魅力やおすすめスポットについて、ご紹介します。
岐阜県恵那市にある岩村町の富田地区は、国土問題研究会という組織から農村景観日本一の称号を得た場所です。「日本のむら景観コンテスト」の集落部門でも農林水産大臣賞(最高賞)を受賞しています。
日本三大山城のひとつに数えられる岩村城跡や、江戸時代の面影を色濃く残し、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている街並みなど、町内には多くの見どころが点在しています。今回は岩村町の魅力やおすすめスポットについて、ご紹介します。
岩村町へは、JR中央線・恵那駅から明知鉄道へ乗り換えて約30分の岩村駅で下車します。車の場合は中央自動車道・恵那ICから国道257号で約20分です。国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている町内へは徒歩約2~3分、岩村城跡や農村景観日本一展望所へは車で5分ほどです。
画像提供:(一社)恵那市観光協会岩村支部
「農村景観日本一」の称号は、1989年に、京都大学の国土問題研究会より選定されたものです。町を見下ろすと、周囲に緑の低い丘や遠くの山々が重なり調和する岩村盆地に、瓦と白壁の昔ながらの農家や土蔵が点在し、心が洗われます。まさに日本の農村の見本といった農村景観が展開しています。
この景観は「第7回日本のむら景観コンテスト」の集落部門で農林水産大臣賞(最高賞)を受賞しています。
画像提供:(一社)恵那市観光協会岩村支部
美しい岩村の町を眺望できるのが、国道363号沿いにある農村景観日本一展望所です。周囲の木々に遮られないよう、斜面に設けられた展望台からは、岩村町の田園風景が一望できます。その景観は春夏秋冬・朝な夕なに美しく、「いつまでも残していたい」としみじみ思える、まさに「心のふるさと」を彷彿とさせる風景です。
画像提供:(一社)恵那市観光協会岩村支部
農村景観を堪能したあとは、歴史ある岩村町の歴史散策を楽しみましょう。
岩村城跡は、海抜717メートルに本丸跡があり、日本三大山城の中ではもちろん、全国の城の中で最も高いところに位置しています、戦国時代に織田信長の叔母であるおつやの方が一時城主として戦を行ってきた場所としても知られており、「女城主の里」としても知られています。武家屋敷もあった城下は、現在も江戸時代の面影を色濃く残し、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。木造家屋に民家が続く町内には興味深い立ち寄りスポットも多く、また、朝ドラマに登場する商店街のロケ地でもあります。
画像提供:(一社)恵那市観光協会岩村支部
鎌倉時代に建てられた岩村城の跡地は、岩村の町を見下ろす標高717メートルの高台に位置しています。城は残っていないものの、六段壁と呼ばれる往時を偲ばせる石垣は見応え十分なので、散策気分で訪れたい場所です。
画像提供:(一社)恵那市観光協会岩村支部
土佐屋は、江戸時代に染物屋を営んでいた旧家を再現していて、元の主屋は安永9年(1780)ごろの建築と推定され、土間みせの商家形式の町屋を今に伝えています。土蔵の奥には染工場も残され、染色の工程を学ぶことができます。
木村邸は、江戸時代中期から後期に栄えた問屋の貴重な遺構を一般公開した資料館です。武者窓や上段の間、欄間、茶室など、江戸の面影を色濃く残しており、邸内に上がってゆっくり見ることができます。また、殿様専用の通用門や家来が見張る武者窓もあります。
画像提供:(一社)恵那市観光協会岩村支部
失われつつある、日本の田園風景に出合える岩村町は、女城主の城下町などとして栄えた歴史もあり、往時を偲ばせる観光スポットが点在しています。のんびり町を散策して、歴史ロマンに思いをはせてみてはいかがでしょうか。
※掲載されている情報は2019年1月現在のものです。
画像提供:(一社)恵那市観光協会岩村支部