2019年02月28日

散策|天領の歴史がある、自然豊かな水郷の町「日田市」(大分県)

岐阜県・多治見市、埼玉県・熊谷市などと並び夏の最高気温で話題になる大分県の日田市(ひたし)ですが、多くの観光スポットが点在しています。また、水郷の町としても知られ、「三隈川(みくまがわ)」では屋形船や鵜飼、鮎漁など水の文化が育まれてきました。歴史や文化に触れられる路地裏散策ツアーなどもあり、のんびり歩いて散策できます。今回は、福岡からも1時間ちょっとでいける日田市のツアーについて、ご紹介していきます。


岐阜県・多治見市、埼玉県・熊谷市などと並び夏の最高気温で話題になる大分県の日田市(ひたし)ですが、多くの観光スポットが点在しています。歴史や文化に触れられる路地裏散策ツアーなどもあり、のんびり歩いて散策できます。今回は、福岡からも1時間ちょっとでいける日田市のツアーについて、ご紹介していきます。

画像提供:日田市観光協会

 

日田市へのアクセス

日田市へはJR博多駅から鹿児島本線経由の特急で約1時間10分、JR大分駅から久大本線特急で約1時間40分で向かうことができます。飛行機の場合は福岡空港から高速バスで約1時間15分です。車の場合は福岡IC、大分ICからともに約1時間10分とアクセス良好です。

歴史を知り自然に触れるガイドツアーに参加できます

画像提供:日田市観光協会

 

日田市は古くから九州北部の交通の要衝として栄え、江戸時代には幕府直轄の「天領(てんりょう)」となった歴史があります。歴史的町並みや伝統文化が今も随所に残り、見学できる施設も点在しています。また、水郷の町としても知られ、「三隈川(みくまがわ)」では、屋形船や鵜飼、鮎漁など水の文化が育まれてきました。
施設観光は、ガイドさんのいる町歩きツアーがおすすめです。「広瀬淡窓ゆかりの地を訪れる散策コース(約180分)」、「小鹿田焼の里散策ツアー(約90分)」、「豆田町散策ツアー(約60分・90分・120分)」、「三隈川と温泉街路地裏散策ツアー(約60分・90分・120分)」の4コースが設けられています。(2019年1月現在)

おすすめは水郷ならではの路地裏を歩くツアー

画像提供:日田市観光協会

 

ツアーの中でもおすすめなのが、「三隈川と温泉街路地裏散策ツアー」です。水郷らしい情緒ある自然と町並みを歩きながら、各施設で町人文化に触れることができます。

コース

原次郎左衛門味噌醤油蔵(集合)

ひた押し花美術館(120分コースは入館)

日田祇園山鉾会館・むらくもの松(90分・120分コースは入館)

寺町通り

三隈川散策

原次郎左衛門味噌醤油蔵(解散)

「三隈川と温泉街路地裏散策ツアー」の見どころ

原次郎左衛門味噌醤油蔵(はらじろうざえもんみそしょうゆぐら)

画像提供:日田市観光協会

 

創業100年余りの味噌・醤油醸造の蔵元は、伝統の味噌や醤油、ラムネを製造しています。醸造所見学もでき、醸造工程や歴史、商品などが見られます。2階には、代々当主が集めた玩具が並ぶ、「九州郷土玩具館」も併設しています。

日田祇園山鉾会館(ひたぎおんやまぼこかいかん)

画像提供:日田市観光協会

 

日田祇園山鉾会館は、毎年7月20日過ぎの土・日曜に開催される「日田祇園祭」を紹介する施設です。ユネスコ無形文化遺産にも登録された「日田祇園の曳山行事」で巡行する、山鉾6基の見送幕などを常設展示しています。

三隈川散策(みくまがわさんさく)

画像提供:日田市観光協会

 

九州地方最大の筑後川が有明海に注ぐ上流は「三隈川」と呼ばれ、「水郷日田」の象徴です。川面を染める夕焼けは美しく、川沿いには温泉旅館が立ち並び、遊船(屋形船)での宴も楽しめます。風物詩である夏場の鵜飼、5月の「川開き観光祭」の花火など旅情をかきたてられます。

ツアー申し込みは観光協会へ

画像提供:日田市観光協会

 
三隈川と温泉街路地裏散策ツアー
出発日:通年(水曜日、年末年始を除く)
出発時間:10:00、13:30の1日2回
集合場所:原次郎左衛門味噌醤油蔵
最少催行人員:2名
料金:60分コース1,200円、90分コース1,600円、120分コース1,700円
※8名以上のグループは割引あり、予約は出発日の3日前まで
代金に含まれるもの:ガイド料、入館料(90分コースは1施設、120分コースは2施設)
お申し込みは日田市観光協会へ

日田市観光協会
電話番号:0973-22-2036

歴史を感じられる町並みや美しい川岸の自然などゆっくりと歩いて見学できます。町の歴史や文化を知るにはガイドツアーが便利です。丁寧な解説で「水郷の町・日田」の情緒を満喫することができます。九州の旅の計画に加えてみてはいかがでしょうか。

※掲載されている情報は2019年1月現在のものです。