2017年01月17日

温泉|ひょうたん温泉(大分県) 砂湯まである天然温泉のテーマパーク

ひょうたん温泉は、温泉で有名な大分県別府市の総合温泉施設です。瀧湯、歩行湯、温泉吸入や砂湯まである、天然温泉のテーマパークです。一帯は鉄輪(かんなわ)温泉と呼ばれる古くから湯治場として栄えた温泉街で、周辺には別府地獄めぐりで知られる海地獄、鬼石坊主地獄、山地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄や、地獄蒸し料理を体験できる地獄蒸し工房などの観光施設もあります。


ひょうたん温泉は、温泉で有名な大分県別府市の総合温泉施設です。一帯は鉄輪(かんなわ)温泉と呼ばれる古くから湯治場として栄えた温泉街で、周辺には別府地獄めぐりで知られる海地獄、鬼石坊主地獄、山地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄や、地獄蒸し料理を体験できる地獄蒸し工房などの観光施設もあります。

大正11年から続く、昔ながらの湯治場が総合温泉施設に

画像提供:ひょうたん温泉様

 

大正11年、創業者の河野順作が妻のリウマチを治すために大分へ移り、温泉を掘り当てたのがルーツだというひょうたん温泉。ひょうたんのモチーフは順作が敬愛する豊臣秀吉の旗印、千成瓢箪(せんなりひょうたん)に由来するもので、最初に作られたのもひょうたん型の岩風呂だったのだそうです。
戦前にして既にひょうたん型の展望台「ひょうたん閣」を建てるなど、遊び心いっぱいだった順作。ひょうたん温泉はその後、男女各8湯、さらに混浴の砂湯、10の貸切家族風呂、4つの貸切露天風呂などを擁する広大な総合温泉施設になっていきました。

瀧湯、歩行湯、温泉吸入……あらゆる温泉の楽しみ方がここに

画像提供:ひょうたん温泉様

 

画像提供:ひょうたん温泉様

 

ひょうたん温泉の湯は源泉かけ流し。保湿力の高い美肌の湯である100℃の源泉を、竹を使った独自の冷却装置で適温に調整して提供しています。温泉設備もユニークで、滝のように温泉が岩場を流れる野趣あふれる露天風呂や、19本もの打たせ湯が並ぶ壮観な瀧湯、歩いて足裏を刺激しながら楽しめる歩行湯、温泉旅館のようなたたずまいの家族風呂や貸切露天風呂などさまざまな種類の温泉が楽しめます。ちなみに、女湯には順作が妻のために作ったという「ひょうたん風呂」が残っており、今も日々多くの温泉客を迎えています。
お風呂の他にも、便秘、慢性胃腸病などにいいという温泉を飲むことができる飲泉、温泉のスチームを浴びることができる温泉吸入、たまご蒸しや豆腐づくりを体験できる地獄釜など、温泉のありとあらゆる楽しみ方が集まっているのです。

なんといっても名物は砂湯

そんなひょうたん温泉随一の名物は、浴衣の上から温泉の蒸気で温まった砂をかけて入る砂湯。混浴のため、家族やカップルが一緒に入ることができ、自分たちで砂をかけ合えるのもうれしいポイントです。
のぼせにくく、時間をかけて温まれる砂湯は、美容にも健康にもいいおすすめの温泉の味わい方。温泉のお湯ではなく、温泉の蒸気で温めているので、よりゆっくりと温まることができます。もちろん上がった後は、広い温泉で汗を流してお湯も楽しめますよ。

貸切の家族風呂でゆったりと楽しむことも

広々とした男湯・女湯・砂湯で温泉を味わうのも楽しいものですが、家族や親しい人と水入らずでも楽しめるのは設備の充実したひょうたん温泉ならでは。
貸切家族風呂「マツさんの湯ここち」では、味わい深い岩風呂にひのき風呂、昭和の旅館風のお風呂、往時の別府にあったという別荘建築風のお風呂など多彩なコンセプトのお湯が。さながら温泉旅館の離れのような貸切露天風呂「順作」では、さまざまな趣の岩風呂が待っています。

鉄輪温泉を代表する老舗でありながらユニークな試みも多く、ここだけで湯めぐりができるほどの充実した施設が観光客にも地元の方々にも人気のひょうたん温泉。ミシュランガイドで三つ星を獲得した温泉でもあり、海外からの観光客も増えています。
美肌の湯、砂湯と別府ならではの温泉施設を楽しみに、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。