米子港近くの旧加茂川のあたりは、江戸時代から大正時代まで海運業が盛んで、全国から職人や商人が集まる商業都市として発展しました。下町界隈は当時の区画がほとんどそのまま残り、細い路地が入り組んでいるエリアです。白壁の土蔵(どぞう)、多く見かけるお地蔵さん、9つのお寺が並ぶ寺町など、時間を気にせずゆっくりと歩きたい町並みです。
2016年05月19日
鳥取県の米子港近くの旧加茂川のあたりは、江戸時代から大正時代まで海運業が盛んで、全国から職人や商人が集まる商業都市として発展しました。下町界隈は当時の区画がほとんどそのまま残り、細い路地が入り組んでいるエリアです。白壁の土蔵(どぞう)、多く見かけるお地蔵さん、9つのお寺が並ぶ寺町など、時間を気にせずゆっくりと歩きたい町並みです。
米子港近くの旧加茂川のあたりは、江戸時代から大正時代まで海運業が盛んで、全国から職人や商人が集まる商業都市として発展しました。下町界隈は当時の区画がほとんどそのまま残り、細い路地が入り組んでいるエリアです。白壁の土蔵(どぞう)、多く見かけるお地蔵さん、9つのお寺が並ぶ寺町など、時間を気にせずゆっくりと歩きたい町並みです。
歴史館からスタートし、米子城の石垣と湊山周辺、そして旧加茂川をさかのぼりながら下町をめぐります。約2時間~2時間半程度でまわれる人気のコースです。
山陰歴史資料館は米子の歴史が楽しく学べる資料館。米子城の資料や昔の生活道具など約1,000点が展示されています。タイル張りの建物が目を引く、赤レンガ色のモダンな洋館は、かつて米子市役所として使用されていたものです。
米子城は5重の大天守閣と4重の小天守閣を誇る名城でした。今はその石垣をとどめるのみですが、城跡頂上から市街地が一望できます。秀峰大山(だいせん)、弓ヶ浜、島根半島、中海(なかうみ・日本で5番目に大きな湖)を見渡す大パノラマがひろがります。米子城跡の頂上(標高90m)までは、石段を登りますので、歩きやすい靴で行きましょう。
湊山公園は、近年になってから日本庭園・桜の園・展望の丘などがそろった市民の憩いの場です。歴代の米子城主ゆかりの寺・清洞寺跡や、かつての海岸の名残である潮止めの松などの史跡も残っています。海沿いの遊歩道から見る夕景は絶景で、この時間帯にはカメラを携えて訪れる方を多く見かけます。
後藤家住宅から先は、買い物や食事が楽しめる散策ルート。旧加茂川をさかのぼりながら、下町風情が堪能できます。
画像提供:米子市観光協会
江戸時代に海運業を営んだ後藤家は、米や鉄を回漕(かいそう・船を使った輸送のこと)する権利を与えられた問屋でした。切妻屋根、本瓦、千本格子、家紋の入った白壁など、当時の圧倒的な財力を物語る建物です。国の文化財に指定されています。(建物内部は非公開)
画像提供:米子市観光協会
画像提供:米子市観光協会
歴史を感じるこちらの建物の中は、明治元年から続く昔ながらの駄菓子屋さん。誰もが「懐かしい」と手に取りたくなるおなじみの駄菓子が所狭しと並んでいます。子どもたちに交じって当時のお気に入りを探してみてはいかがでしょうか。
画像提供:米子市観光協会
駄菓子選びを楽しんだら、次はお土産探し。下町館かどやは米子と米子周辺の名物を集めた郷土物産館です。こだわりの焼き芋、境港産の干物やお醤油など、地元食の豊かな品揃えに目移りしてしまいます。「米子まちなか観光案内所」として、観光案内はもちろん加茂川・中海遊覧船のチケットも購入可能です。
米子エリアは、今回ご紹介したコース以外にも、お地蔵さんや古い商家を見学するコース、加茂川・中海遊覧船を体験できるコース、9つのお寺が並ならぶ寺町など、好みに応じてさまざまな散策ができる場所。何度でも繰り返し訪れたい名所となっています。
※掲載されている情報は平成28年4月現在のものです。
画像提供:米子市観光協会