2019年01月14日

健康習慣|年齢・性別問わず楽しめる「ゲートボール」の魅力

ゲートボールとは、試合時間30分のなかで、チーム全体の合計点を競うスポーツです。プレイヤー同士が接触することがないスポーツで、体力差も大きなハンディにならないため、年齢・性別に関わらず楽しむことができます。今回は、ゲートボールの簡単なルールや魅力をご紹介します。


ゲートボールとは、試合時間30分のなかで、チーム全体の合計点を競うスポーツです。プレイヤー同士が接触することがないスポーツで、体力差も大きなハンディにならないため、年齢・性別に関わらず楽しむことができます。今回は、ゲートボールの簡単なルールや魅力をご紹介します。

 

ゲートボールは日本生まれの国際的スポーツ

ゲートボールは日本生まれのスポーツです。戦後で物資不足の続く1947(昭和22)年、少ない道具でできる子どもたちの気軽な遊びとして、北海道で考案されたのが始まりでした。その後、体力的な負担が少ないゲートボールは、シニアにも適したスポーツとして脚光を浴び、年齢・性別を問わないスポーツとして、全国各地に普及しました。

日本で生まれてから70年を超えたゲートボールは、現在では50以上の国と地域で行われていて、1,000万人を超えるプレイヤーがいる国際的スポーツに成長しました。

シンプルで奥深い、ゲートボールのルール

 

健康づくりに役立つゲートボールですが、そのルールはあまり知られていません。ここでは、簡単にゲートボールのルールをご紹介します。

・ 5人対5人のチーム戦で、1試合は30分 ・ プレイヤーは1から10までのゼッケン等をつけ、先攻・奇数チームと、後攻・偶数チームに分かれる ・ 1から10の数字が記載された10個のボールを使い、ゼッケン番号と同じ番号のボールが持ち玉となる ・ スタート地点から「スティック」と呼ばれる用具で自分のボールを打ち、第1ゲート・第2ゲート・第3ゲート(各1点)、ゴールポール(2点)と順番にゲートをくぐらせていく ・ 試合終了後に得点の多いチームが勝ち

ゲートボールは、単に点数を競うだけのスポーツではないというおもしろさがあります。ボールの打ち方は2種類で、持ち玉を別のボールにあてる打ち方(タッチ)と、敵ボールに持ち玉を並べ、両方のボールを足で押さえながら持ち玉を打ち、打った衝撃を敵ボールに伝えて移動させる打ち方(スパーク)があります。スパークで敵ボールをコートの外に出したり、味方ボールをいい位置に移動させたりと、チーム間の戦略が勝利のカギを握るのです。

ゲートボールはバリアフリー・スポーツ

頭脳戦の側面も大きいゲートボールは、運動が苦手な方でも楽しめるチームスポーツです。体力や体型の差異があっても競い合うことができるので、バリアフリー・スポーツとも呼ばれています。

ゲートボールができる場所は、実は意外と多く用意されています。(公財)日本ゲートボール連合の公式ホームページには、全国のゲートボール施設一覧があるので、ぜひお近くのゲートボール場を探してみてください。

ゲートボールは、健康のために体を動かしたいけれど、1人だと続かなそう、激しい運動はちょっと……といった方におすすめのスポーツです。シンプルなルールで始めやすく、やってみると奥深い魅力があります。地域のゲートボール協会・連合では競技者募集なども扱っているので、始めてみてはいかがでしょうか。