2018年12月24日

健康習慣|シナモンティ 薫り高いカフェインレス茶で健康に

シナモンティといえば、紅茶をシナモンスティックで混ぜて……というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。薫り高いシナモンは、シナモンだけを煮出してハーブティとして飲むことができ、カフェインレスのうえ、さまざまな健康効果があるといわれています。今回は、シナモン100%のシナモンティについて、ご紹介します。


 

シナモンティといえば、紅茶をシナモンスティックで混ぜて……というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。薫り高いシナモンは、シナモンだけを煮出してハーブティとして飲むことができ、さまざまな健康効果があるといわれています。今回は、シナモン100%のシナモンティについて、ご紹介します。

シナモンにはどんな効果が期待できる?

まずは、シナモンが持つ健康効果について見ていきましょう。

消化を促し、胃を健やかに

シナモンは生薬の「桂皮(けいひ)」として漢方に用いられる食材でもあります。独特な香り成分はリフレッシュ効果と共に消化を促しますし、胃腸の機能を整える働きもあるとされています。

血流を良くし体を温める

シナモンには血流を促し、体を芯から温める作用もあるとされています。血流がよくなることで、さまざまな臓器の働きも促されます。

生活習慣病を防ぐ

シナモンを摂ることで、血圧の上昇や血糖値の上昇が抑えられたという研究結果があります。高血圧や糖尿病などの生活習慣病予防効果も期待されています。

抗菌作用で口臭予防にも

シナモンの精油(エッセンシャルオイル)は抗菌作用があることが知られています。もちろんシナモン自体にも喉の痛みを抑えたり、口内細菌を減らして口臭を予防するなどの働きが期待できます。

飲むならシナモン100%のシナモンティがおすすめ

 

シナモンティといえば紅茶にシナモンを加えるものがよく知られていますが、シナモン100%のシナモンティにはどんなメリットがあるのでしょうか。さっそく、ポイントを見ていきましょう。

材料はシナモンだけなのでより手軽に

シナモンティはいわばハーブティですので、基本は市販のシナモンスティックを煮出すだけで作ることができます。また、輸入食材店などでティーバッグになったものも販売されています。
ちなみに、シナモンには肝機能を弱める成分も含まれるため、大量に食べることは避けたほうがよいといわれます。この成分はほとんど水に溶けないので、粉末のシナモンよりも、スティックのまま煮出して作ったほうが、成分を取り入れずにシナモンティを楽しむことができます。

カフェインレスなので水分補給も期待でき、就寝前にも飲める

紅茶やコーヒーなどは、水分を体外に出す働きがあるカフェインを含んでいるため、大量に飲んでも水分補給にはつながりにくいといわれます。また、目が冴えてしまう作用もあるので、就寝前に飲むこともすすめられていません。しかし、シナモン100%のシナモンティはカフェインレスなので、水分補給にもなりますし、お休み前に飲んでも大丈夫です。

自然な甘さは糖分を控えている人にも

シナモン100%のシナモンティは渋みがなく、砂糖などを加えなくてもほんのり甘いので、糖分を控えている方にもおすすめです。また糖分を気にしない方であれば、はちみつなどを加えたり、ホットワインやりんごジュースで割ったりしてもおいしくいただけます。

シナモンティを作ってみよう

では、市販のシナモンスティックでシナモンティを作ってみましょう。

1. まず、シナモンスティック1本に対して水500ml程度の割合で、スティックと水を用意します。ハンマーなどでスティックを砕き、水で洗って、用意した水に5~10分ほど漬けましょう。ハンマーがない場合は、手で折るだけでも大丈夫です。
2. そのまま水とシナモンスティックを中火にかけ、沸騰させ10分程度煮出したら火を止めて、味見をしてみましょう。シナモンの風味がきちんと出ているか、好みの味かどうかに加えて、お湯や牛乳などで割って飲みたいのか、ストレートで飲みたいのかなども意識しながら調整します。
3. まだ味が薄いと感じたら、弱火でさらに煮出しましょう。濃くなり過ぎないよう5分おきに味見を繰り返し、ちょうどよい加減になったら火から下ろします。出来立てをホットで飲んでもおいしいですし、保存容器に入れて冷まし冷蔵庫へ入れておけば、アイスで飲むのはもちろん、温め直して飲むこともできます。

シナモンティは、どのシナモンスティックの商品を使うかによっても風味の出方が変わってきます。今回ご紹介した作り方はあくまで目安ですので、ご自身で味見をしながらちょうどいいレシピを見つけていってください。