2016年01月18日

郷土料理|沖縄のおみそ汁お料理レポート(沖縄県)

野菜も肉も卵も入った沖縄のおみそ汁はボリュームたっぷり。どんぶりに入って供される、立派なメインおかずです。今回は8月にご紹介した沖縄風おみそ汁のレシピをお届けします。沖縄以外ではあまり手にはいらない食材は代用しながら作ってみました。


野菜も肉も卵も入った沖縄のおみそ汁はボリュームたっぷり。どんぶりに入って供される、立派なメインおかずです。今回は8月にご紹介した沖縄風おみそ汁のレシピをお届けします。沖縄以外ではあまり手にはいらない食材は代用しながら作ってみました。

「みそ汁」(沖縄県)の紹介記事はこちら
 

沖縄のみそ汁レシピ

沖縄のおみそ汁は、ランチョンミートと山東菜(さんとうさい)、卵、サラダ油が入っているのが特徴です。冷蔵庫に残っている食材や旬の野菜をプラスするなど、好きな具材を入れて楽しめます。 今回はスーパーではあまり見かけない「つるむらさき」が手に入ったので、山東菜のかわりに使ってみました。白菜やキャベツなど、おみそ汁に合う葉物なら何を入れてもおいしいですよ。

【材料(4人分)】

ネギ 1本
つるむらさき 1束
にんじん 1/3本
もやし 1/2袋
木綿豆腐か絹豆腐 1丁
ランチョンミート、もしくはスパム 1/2缶
卵 4個
みそ 適量
サラダ油 大さじ1

(1)沖縄のみそ汁に使われる豆腐は「島どうふ」といって、通常の木綿豆腐より固く、濃厚な味わいがあります。こちらもあまり手にはいらないので、今回は木綿豆腐をしっかり水切りして固さを出しました。 豆腐は食べやすい大きさに切っておきます。

 

(2)ネギは斜め切り、にんじんは3mm程度のいちょう切り、つるむらさきは食べやすい大きさに切ります。ランチョンミートは5mmから10mmぐらい、お好みで切ってください。 つるむらさきは茎の部分と葉の部分で火の通り時間が異なるので、別々にしておきましょう。画像は茎の部分です。

 

(3)もやしをよく洗って、つるむらさきの葉部分と一緒に分けておきます。

 

(4)だし汁を沸かして(1)の具材を5分程度煮ます。

 

(5)続いて豆腐を入れます。かき混ぜるときに豆腐が崩れないように注意してください。
ここで冷凍保存していたえのきも入れてみました。あまっている野菜を活用できるのも、おみそ汁の魅力ですね。

 
 

(6)具材に火が通ったら火を止めて、味噌を溶き入れます。ランチョンミートに塩気があるので、いつもより薄めにするとよいでしょう。

 

(7)卵を人数分いれ、再度加熱します。沸騰しないように気をつけてください。お好みの卵の固さになったら火をとめ、サラダ油を入れて完成です。

 

栄養価はほうれん草以上! つるむらさき

夏から秋が旬のつるむらさきは、葉が厚く茎もしっかりとしています。生でも食べられますが、加熱すると独特のクセがなくなり食べやすくなります。 β-カロチンやカルシウム、マグネシウムが豊富で、特にカルシウムはほうれん草の約3倍! 一般的な葉物と同様、ゆでても炒めてもおいしい万能野菜です。

 

沖縄のおみそ汁はさまざまな具材が入っているため、ボリュームがある上に食感も楽しい一品。野菜をたっぷり摂りたいときや、冷蔵庫の野菜の使い道に困ったときにも大助かりです。どんぶりにたっぷりと注いでお召し上がりください。