喉の痛みに良いとされる「はちみつ大根」は、古くは江戸時代から用いられてきた民間療法です。簡単に作れるうえ、喉の痛みだけでなく、咳がとまらない時や、風邪の初期症状などに効果が期待できます。今回は、そんなはちみつ大根の効果と作り方をご紹介します。
2018年12月12日
喉の痛みに良いとされる「はちみつ大根」は、古くは江戸時代から用いられてきた民間療法です。簡単に作れるうえ、喉の痛みだけでなく、咳がとまらない時や、風邪の初期症状などに効果が期待できます。今回は、そんなはちみつ大根の効果と作り方をご紹介します。
喉の痛みに良いとされる「はちみつ大根」は、古くは江戸時代から用いられてきた民間療法です。簡単に作れるうえ、喉の痛みだけでなく、咳がとまらない時や、風邪の初期症状などに効果が期待できます。今回は、そんなはちみつ大根の効果と作り方をご紹介します。
はちみつ大根の材料は、その名の通り大根とはちみつだけです。それぞれの効能を調べてみると、喉の痛みから始まる風邪の初期症状に向いていることが分かります。
大根の辛味にはわさびと同様の殺菌作用があり、喉の炎症を鎮める働きがあります。また、大根には消化酵素が豊富で、消化不良や胸焼けを緩和します。薬膳の観点からすると、大根には「健胃・消化促進・咳や痰、喉の痛みを鎮める」効果が期待できるとされています。
はちみつはショ糖やブドウ糖などの糖類、各種ミネラルやアミノ酸、ポリフェノールなど、さまざまな栄養を含み、昔から滋養に優れた食材として重宝されてきました。また殺菌作用もあり、古代では傷口に塗るなど、病気予防として用いられていた歴史があります。薬膳では「内臓の働きを補い、体を潤し便通をよくし、肺を潤して咳を鎮める」効果が期待できるとされています。
はちみつ大根の作り方はとても簡単です。ただし、長期保存には向きませんので3日間ぐらいで使い切れる量を作りましょう。
※1歳未満の乳児に対し、はちみつは強い食中毒を起こすリスクがあります。少量でも与えないようご注意ください。
大根を入れたままにしていると、大根のニオイが強くでてしまうので、長くても1日ほどで取り出すと良いでしょう。使った大根は食べても問題ありません。
喉が痛い時や咳がでる時には、シロップ状になったものをスプーンにとり、そのまま飲みましょう。喉に行き渡るようにゆっくりと飲むと、さらに効果的です。直接お湯や水に溶いたり、紅茶に入れたりしてもおいしいですよ。また、風邪で食欲がない時には、ヨーグルトにかけて食べるのもおすすめです。
秋冬の乾燥する時期は、喉の乾燥からくる風邪に注意したいもの。また、11月から2月にかけての大根は、栄養価が高くみずみずしい旬の時期です。風邪予防のひとつとして、また、風邪がひどくならないように、はちみつ大根を活用してみてください。