2018年12月06日

散策|澤乃井園(東京都) 奥多摩の自然と酒蔵見学、グルメも楽しい散策スポット

都心から電車で約1時間半の「沢井駅」から徒歩約5分と、アクセスのよい澤乃井園。酒蔵見学、きき酒処、酒の仕込み水を使った豆腐料理が自慢の食事処などが揃います。今回はそんな澤乃井園の散策路を歩いて、奥多摩の四季折々の自然も楽しめるグルメ&散策スポットをご紹介します。


都心から電車で約1時間半の「沢井駅」から徒歩約5分と、アクセスのよい澤乃井園。酒蔵見学、きき酒処、酒の仕込み水を使った豆腐料理が自慢の食事処などが揃います。今回はそんな澤乃井園の散策路を歩いて、四季折々の自然も楽しめるグルメ&散策スポットをご紹介します。

 

奥多摩の湧水に育まれた、元禄15年創業の酒蔵を訪ねる

澤乃井醸造元「小澤酒造」は1702年創業、300有余年の歴史を持つ酒蔵です。自然豊かな奥多摩にあり、敷地一帯は整備された散策路が各施設を結んでいます。春は新緑、夏は多摩川の清流、秋は紅葉、冬は新酒と、四季折々で違った楽しみがあり、日本酒好きのみならず自然を楽しみたい方にも人気の散策スポットです。

必見! 澤乃井の酒蔵見学

 

澤乃井園を訪れるなら、まずは体験しておきたいのが酒蔵見学。通年での見学が可能なので、その時期ならではの酒の仕込み工程を見ることができます。

小澤酒造には3つの蔵があり、建設された時代の名前をとって元禄蔵・明治蔵・平成蔵と呼ばれています。重厚な扉をくぐると、そこは特有のひんやり・しっとりした空気に包まれた蔵のなか。ほんのり甘い日本酒の香りが漂います。

案内してくれるのは社員さんで、日本酒の工程や蔵の話、職人さんの話など、広々とした蔵内を歩きながら多くの興味深い話を聞かせてくれます。見学が終わったらお楽しみの利き酒タイムです。味・香り・色など、利き酒の説明にうなずきながら、日本酒の味わい深さを堪能することができます。

澤乃井園(小澤酒造株式会社)
所在地:東京都青梅市沢井2-770
アクセス:電車でJR青梅線「沢井駅」下車 徒歩約5分
営業時間:10:00~17:00
定休日:月曜日(祝日の場合は火曜日)
※公式ホームページの営業カレンダーをご確認の上、ご来場ください。

<酒蔵見学>
所要時間45分、各回定員40名
開催時間:1日4回(11:00、13:00、14:00、15:00)
予約人数:1名から10名以内で受け付け(11名以上は相談)
予約方法:電話(0428-78-8210)、またはインターネット
当日受け付け:定員にゆとりがある場合のみ可能
見学料金:無料

酒の仕込み水で作る豆腐に舌つづみ

 

澤乃井では、その清らかな湧水を利用した豆腐作りも行われています。園内にはお座敷の「自家製豆腐ゆば会席 ままごと屋」、カジュアルなレストラン「とうふ遊び 豆らく」、甘味や軽食が楽しめる「いもうとや」があり、できたて自家製豆腐やゆばを食べられます。

天気がよいときにはテイクアウトもおすすめです。「清流ガーデン」で軽食やおつまみを購入したら、あずまややオープンデッキで、多摩川を眺める開放感とともにいただきましょう。手作りのおまんじゅうや、生原酒の量り売りも人気です。

 

売店には澤乃井のお酒のほか、お土産も充実しています。名水で作った豆腐、地元のわさび漬け、澤乃井のロゴマーク入りの徳利&お猪口セットなどなど……ついつい買いすぎてしまいそうですね。

数々の銘酒をリーズナブルに 直営の「きき酒処」

 

澤乃井直営の「きき酒処」も見逃せないスポットです。常時10種類ほどの日本酒が揃い、1杯200円~500円と、リーズナブルな値段で利き酒が楽しめます。

店内に入ったらまず1杯いただいてみましょう。澤乃井のきき猪口で、およそ半合ほど注がれます。きき猪口を持っていれば、次のおかわりからはすべてが100円引きになります。このお猪口はお土産として持ち帰ることもできるんです。
ちなみに「きき酒処」でもらった青いお猪口は、10個集めると非売品の赤いお猪口と交換してもらえます。

知的好奇心を満たす酒蔵見学に、おいしい銘酒や豆腐、自然散策と、大人がゆっくり楽しむ場としてぴったりの澤乃井園。少し足をのばすと、敷地内に2つの美術館とお寺もあります。日本酒好きな方はもちろん、奥多摩散策やハイキングの途中にも気軽に立ち寄れるスポットに、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

※掲載されている情報は平成30年10月現在のものです。