空気が乾燥しがちな秋冬。お肌のうるおいが気になりますが、その一方で、栄養たっぷりの手作り干し野菜を作るには絶好の季節なのです。今回は、干し野菜のメリットや作り方、干し野菜におすすめの野菜について、ご紹介します。
2018年11月21日
空気が乾燥しがちな秋冬。お肌のうるおいが気になりますが、その一方で、栄養たっぷりの手作り干し野菜を作るには絶好の季節なのです。干すことによって野菜の栄養素は凝縮され、保存性も高まります。今回は、干し野菜作り方、干し野菜におすすめの野菜についてご紹介します。
空気が乾燥しがちな秋冬。お肌のうるおいが気になりますが、その一方で、栄養たっぷりの手作り干し野菜を作るには絶好の季節なのです。今回は、干し野菜のメリットや作り方、干し野菜におすすめの野菜について、ご紹介します。
干し野菜とは、干して水分を飛ばした野菜のことです。市販品のなかには、機械を使うなどして乾燥させたものも見られますが、家庭では天日に干すのが一般的。トマトなど水分が多いものには、補助的にオーブンを使って干すこともあります。
また1~2日だけ干して、水分が抜けきらない状態ですぐに使う「セミドライ」と、4~5日からそれ以上かけてカラカラに干す「ドライ」の2種類が使い分けられています。
それでは、普通の野菜と違って、干し野菜にあるメリットを見ていきましょう。
天日に干すことで、野菜に含まれるビタミンや鉄分、カルシウムが増えるといわれています。また、さまざまな野菜で栄養が豊富だといわれる皮の部分も、むかずに干すことで食べやすくなります。水分が抜けることでかさが減るので、よりたくさんの量を食べることができ、栄養が摂れます。
さらに、野菜本来の味が凝縮されて、うま味や甘みが濃くなるのも魅力的です。干しシイタケのように、干し野菜自体から出汁を取って調理することもあるほど、調味料の量を減らせて塩分カットにつながります。
干し野菜の保存方法や保存期間は野菜の種類によりますが、ドライの干し野菜の場合はおおむね生よりも保存期間が延び、4日間~1ヶ月ほど保存できます。このため、使いきれない生野菜をそのままにしておくと傷んで捨てるしかなくなりますが、干し野菜にしておけば「後から使う」という選択肢が出てきます。ただし、保存を目的としないセミドライの場合は、生と同じ程度の保存期間となりますのでご注意ください。
また、普段はあまり食用されないニンジンや大根などの葉の部分も、干し野菜にすれば食べやすくなりますよ。
切ってから干す干し野菜は、下ごしらえが要らないので調理の時短に役立ちます。セミドライはそのまま使えますし、ドライも汁物などに使う場合は水で戻す必要がないので、より便利です。
大根は、細切りにして切り干し大根に、いちょう切りでみそ汁の具に、輪切りの干し大根で煮物にと、干しやすく応用範囲も広いのが特徴です。ちなみに、ニンジン、ゴボウなど根菜類はどれも扱いやすいのでおすすめです。
なすは、干すと歯ごたえや味わいが強くなり、調味料の味しみもよくなります。ちなみになすと同じ果菜類のトマトも、干すと甘みが増しておいしくなります。
干しシイタケはビタミンDと食物繊維が増え、歯ごたえも強まります。もちろん、出汁を取るのにも使えます。ほかにも、きのこ類全般が干しやすく、初めての方にもおすすめです。
栄養面や保存性だけでなく、味や食感も独特な干し野菜。おいしくて健康的で無駄もない干し野菜を、ぜひ食卓に取り入れてみてください。