瀬戸内海に浮かぶ直島(なおしま)は、周囲16km、面積8平方kmのちいさな島。交通手段は船に限られ、フェリーで香川県の高松港から約50分、高速旅客船で25分、岡山県の宇野港からフェリーで約20分の場所に位置しています。島には現代アートを中心に、著名な建築家の建物が点在。島の美しい自然とアート作品や島の人々との交流など、非日常を味わえる空間として国内外にファンの多い、島ごとアート空間になっているスポットです。
2016年08月04日
瀬戸内海に浮かぶ直島(なおしま)は、周囲16km、面積8平方kmのちいさな島。交通手段は船に限られ、フェリーで香川県の高松港から約50分、高速旅客船で25分、岡山県の宇野港からフェリーで約20分の場所に位置しています。島には現代アートを中心に、著名な建築家の建物が点在。島の美しい自然とアート作品や島の人々との交流など、非日常を味わえる空間として国内外にファンの多い、島が丸ごとアート空間になっているスポットです。
瀬戸内海に浮かぶ直島(なおしま)は、周囲16km、面積8平方kmのちいさな島。交通手段は船に限られ、フェリーで香川県の高松港から約50分、高速旅客船で25分、岡山県の宇野港からフェリーで約20分の場所に位置しています。島には現代アートを中心に、著名な建築家の建物が点在。島の美しい自然とアート作品や島の人々との交流など、非日常を味わえる空間として国内外にファンの多い、島ごとアート空間になっているスポットです。
このルートでは、直島に点在する美術館やアート作品のなかで、特におすすめの施設を回ります。移動はバス・自転車・徒歩・車いずれも可能で、フェリー乗り場近辺にはレンタサイクルショップもあります。
すべての有料施設・屋外作品を巡るとなると、一日では回りきれないかもしれません。滞在日数によってしっかり予定をたてておくようにしましょう。
宮浦港に降り立つとすぐに出迎えてくれるのが、草間彌生(くさまやよい)作の「赤かぼちゃ」。赤黒の水玉模様の巨大な「赤かぼちゃ」は、アートの島に来た! と実感させてくれます。
絶妙なバランスで配置された水玉は草間作品の特徴で、かぼちゃの内側に入ることもできます。
地中美術館へ徒歩で向かう街中には、建築家・藤本壮介作の「直島パヴィリオン」が展示されています。27の島で構成される直島町の「28番目の島」として、「浮島現象」をイメージした浮遊感のある形が特徴的です。
この作品も中に入ることができるので、中に入って直島の自然を感じてみてはいかがでしょうか。
安藤忠雄設計の「地中美術館」は、瀬戸内海の美しい景観を損なわぬよう、その名のとおり建物の大半が地下に埋まっています。
地下にありながらも自然光がふりそそぐので、時間帯によって作品の見え方が変わっていくのも魅力のひとつです。
こちらでは、ウォルター・デ・マリアとジェームズ・タレル、クロード・モネの3人の作品を恒久展示。個々の作品ごとの世界観を空間で構成していて、作品を全身で感じられるような構造になっています。
「モネの庭」はモネが造園した庭を参考に作られたもので、実際に植えたとされる約200種類の植物で彩られた庭に立てば、絵のなかにいるような不思議な感覚にとらわれます。
美術館とホテルが一体となった「ベネッセハウス ミュージアム」の周辺には、屋外作品が点在しています。ユニークな作品たちを眺めながら、カメラ片手に散策するのもおすすめです。背後には美しい瀬戸内海が広がり、晴れた日はとても気持ちのよいエリアになっています。
生活が営まれている本村地区を散策しながら鑑賞する「家プロジェクト」では、現在、「角屋」「南寺」「きんざ」「護王神社」「石橋」「碁会所」「はいしゃ」の7軒が公開されています。
なかでも特に目をひくのは歯科医院兼住居だった「はいしゃ」。子どものころに作りたかった秘密基地のようでワクワクしてしまいます。
それぞれ入館にはチケット(410円)が必要ですが、お得な共通チケット(1,030円)で、「きんざ」を除く6軒を鑑賞できます。
※「きんざ」はメンテナンス中のため、鑑賞できません。(平成28年6月現在)
とても一日では回りきれない、丸ごとアートな「直島」。アート作品に注目が集まりますが、のどかな島の風景やちいさな路地など、心ときめく場所がいっぱいです。時間の許す限り島内に宿泊して、くまなく散策したいですね。
掲載されている情報は平成28年6月現在のものです。