山陰地方、鳥取県の名峰・大山は、紅葉が美しいことで人気のスポット。見頃は10月下旬~11月にかけてです。そこで今回は、赤や黄色に染まる錦秋が見られる大山をご紹介します。
2018年11月01日
山陰地方、鳥取県の名峰・大山は、紅葉が美しいことで人気のスポット。見頃は10月下旬~11月にかけてです。歴史的な名刹「大山寺(だいせんじ)」にも足を伸ばしたり、「豪円湯院(ごうえんゆいん)」で温泉に入ることもできます。 そこで今回は、赤や黄色に染まる錦秋が見られる大山をご紹介します。
山陰地方、鳥取県の名峰・大山は、紅葉が美しいことで人気のスポット。見頃は10月下旬~11月にかけてです。そこで今回は、赤や黄色に染まる錦秋が見られる大山をご紹介します。
鳥取県西北に位置する大山へは、鉄道・高速バスなどで向かいましょう。JR米子駅から路線バス・るーぷバスに乗り換えて、約1時間で到着です。
「東の富士山、西の大山」と例えられる大山ですが、その標高は約1,709メートル。中国地方最高峰として広く知られています。今回は、そんな大山にある大山隠岐国立公園をご紹介します。
大山隠岐国立公園は、日本で3番目に国立公園に指定された公園。その後、韮山地域や隠岐島など複数の地域が追加され、現在の「大山隠岐国立公園」となりました。その標高の高さから、山麓地帯、中腹、頂上付近と動植物の生態が異なるため、それぞれのエリアで違った表情を見ることができます。
大山では、四季を通じて雄大な景色を見ることができますが、特に人気なのは秋。まるで山全体に豪華絢爛な着物を広げたかのような、色鮮やかな紅葉が評判です。今回は、豪円山スキー場からスタートして、「南の鍵掛峠、北の豪円山」とも地元で称される絶景名所のひとつ、「豪円山のろし台」に立ち寄り、その素晴らしさをあますことなく堪能できるスポットを厳選してお届けします。
豪円山スキー場ゲレンデから整備された登山道を15分ほど歩くと、地元でもあまり知られていない、穴場の絶景スポット「豪円山のろし台」に到着します。ポイントは歩いている間は振り向かないこと。
少しひらけたスペースに到着したら、後ろを振り返ります。すると……北欧の山並みを彷彿とさせる美しい風景が目の前に広がります。山の麓に山荘が建ち並ぶ様子は、まるでスイスやオーストリアのよう。時間を忘れて眺めていられる美しい風景です。
絶景を堪能したあとは、歴史的な名刹「大山寺(だいせんじ)」にも足を伸ばしてみませんか。お寺へと続く参道は、歩きやすく整備されているうえ、食事処や土産物もあり、散策にぴったりです。
大山寺は創建1300年、奈良時代に開山された山岳信仰の霊場。本堂は2017年に国登録有形文化財に指定された、価値の高い建物です。
明治時代の初めまでは、このあとご紹介する大神山神社奥宮とともに神と仏を一緒にお祀りしていました。しかし神仏分離の政策により、分かれることになりました。
大山寺から徒歩約10分のところに、大神山神社があります。道中700メートル続く自然石の参道は「御幸参道」とも呼ばれる、日本一長い道。大山を象徴するスポットです。
大神山神社には大山山腹に奥宮が、麓に本社があり、雪深い冬期は麓の本社に参拝をします。
国の重要指定文化財の奥宮は日本最大級の権現造りのお社で、神と仏がともに祀られた時代の名残が感じられます。内部の天女や花鳥風月が描かれた壁画のほか金色の柱などを見学することも可能です。
紅葉狩りで冷えた体は、温泉で温めましょう。「豪円湯院(ごうえんゆいん)」は、タオルなどレンタルが充実。手ぶらでもOKです。
名物は地下1,200メートルから湧き出した「神の湯」。露天風呂「火の神岳 野天の湯」からは大山の紅葉が望めます。紅葉を愛でながらの温泉は、いつもよりもたくさん歩いて疲れた体を休めるには最高ですね。
まるで神様がこしらえたかのような、圧巻の情景が広がる大山の紅葉を堪能しに、楽しくお出かけをしてみませんか。
※掲載されている情報は平成30年9月現在のものです。