2016年01月14日

健康習慣|正しいウォーキング講座 健康豆知識

健康に良いといわれている「ウォーキング」。しかし間違った歩き方をしていると、どんなに長く歩いても効果がないどころか、健康に悪影響を及ぼすことも。正しい歩き方を実践して、より効果的なウォーキングを楽しみましょう!


健康に良いといわれている「ウォーキング」。しかし間違った歩き方をしていると、どんなに長く歩いても効果がないどころか、健康に悪影響を及ぼすことも。正しい歩き方を実践して、より効果的なウォーキングを楽しみましょう!

正しいウォーキングのポイント
・正しい姿勢と重心の移動、足の運び方に気をつける
・腕の振り方と呼吸を意識する

正しい歩き方の基本とは

普段、猫背で歩いたり、足をひきずったりして歩いていませんか?誤った歩き方を続けていると、体が疲れやすくなってしまいます。正しい歩き方の基本は、正しい姿勢を保つこと。内股やガニ股も姿勢が崩れる悪い歩き方の原因になります。歩く時に背筋をピンと伸ばしてみると、姿勢がよくなって歩き方も美しくなります。

正しいウォーキング ポイント1:重心移動の方法と疲れにくい足の運び方

「膝を伸ばしてかかとから着地する」、これが正しい歩き方だと耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか? 実はこれは間違い。膝を伸ばした状態でかかとから着地すると、膝への衝撃が大きくなり、大きな負担がかかってしまうため危険です。
正しい歩き方は、まず、膝を軽く曲げた状態のまま、かかと、足の指の付け根、つま先の3点で着地します。この時、かかとから足の指の付け根、つま先の順にゆっくりとなめらかに重心を移動させます。地面を足全体で掴むようなイメージで着地しましょう。そして、次の一歩では姿勢が崩れないように、つま先で地面を蹴って前へ進みます。こうすることで、着地時の衝撃を和らげることができるのです。
この重心移動がスムーズにできるようになると、足への負担が軽くなり、長時間ウォーキングをしても足が疲れにくくなります。

また、基本のポジションは、両足のかかとをこぶし1個分ほど、つま先はこぶし2個分ほど離した状態です。この姿勢を保ちながら前へ進みます。前へ進む時にはかがんだり、後ろに反ったりしないようにするのがポイントです。

正しいウォーキング ポイント2:歩く時の腕の振り方と呼吸法

ウォーキングの効果を高めるポイントは「歩く時の腕の振り方」です。 腕を前へ振ろうとするとつい前かがみになってしまい、歩く姿勢が崩れてしまいます。そのため、腕は前ではなく後ろに、肩甲骨を動かすつもりで振りましょう。こうすると肩甲骨から下半身にかけて筋肉がよく動くため、運動効果もアップします。腕を振りながら10メートルほど先を見るようにすれば背筋も伸びますし、景色もよく見えるようになって気持ちもよくなります。
同時に呼吸を意識すると、有酸素運動の効果が増してダイエット効果も期待できます。ポイントは、脚の動きや歩くスピードに呼吸を合わせること。動きに合わせて自然に鼻から息を吸い、口からゆっくり吐いてみましょう。リズミカルに呼吸をすることでウォーキングもテンポよく進みます。

歩くという基本的な運動にも、いろいろなコツがあります。ポイントを押さえてマイペースに楽しみながら、ウォーキングで健康を保ちましょう。