2018年01月16日

温泉|黒川温泉(熊本県) 山里にひっそりたたずむ、温かなもてなしの人気温泉郷

山里の風情漂う宿や飲食店が軒を連ね、どこか懐かしい風景が広がる黒川温泉(熊本県)。さまざまな趣の露天風呂をめぐるもよし、お得な手形を片手に温泉街のそぞろ歩きもよし。温泉街の純粋な魅力と温かなおもてなしに、時間を忘れて浸れます。


山里の風情漂う宿や飲食店が軒を連ね、どこか懐かしい風景が広がる黒川温泉。さまざまな趣の露天風呂をめぐるもよし、お得な手形を片手に温泉街のそぞろ歩きもよし。温泉街の純粋な魅力に、時間を忘れて浸れます。

 

全宿で立ち寄り湯OK!そぞろ歩きも楽しい黒川温泉

 

九州を代表する人気温泉地「黒川温泉」。宿ごとに趣向を凝らした露天風呂が魅力で、山里の自然を利用した野趣あふれるもの、庭園を望む優雅なものなど、すべての宿で外来入浴が可能です。(画像はいこい旅館の蘇の湯)

また、黒川温泉の中心部は1周20分ほどでめぐれる温泉街!宿や飲食店が集まっており、気軽な散策にぴったりです。湯めぐり、酒めぐり、食べ歩きと、旅情を堪能する環境が整っているのも人気の秘密。訪れた人を街全体で歓迎する風土が息づいていています。

まずは黒川温泉の拠点「風の舎」へ

 

「風の舎(かぜのや)」は、散策マップや旅館パンフレットなどを無料配布している観光案内所です。温泉街めぐりに必携の「入湯手形」「かっぽ手形」の販売もしています。

清掃などで利用できない露天風呂など、当日の温泉宿の入浴情報も聞けるので、黒川温泉に到着したら最初に訪れるのがおすすめです。

また、ここで貸し出されている「湯る~っとガイド」は、GPS自動音声システムによるスポットガイドサービス。現在歩いている場所の情報を、音声アナウンスが案内してくれます。黒川温泉の歴史やスポット紹介はもちろん、宿の泉質&効能なども教えてくれるので、湯めぐりに大変便利です。

風の舎(黒川温泉観光旅館協同組合)
所在地:熊本県阿蘇郡南小国町大字満願寺6594-3
電話:0967-44-0076
営業時間:9:00~18:00 土日祝9:00~19:00
定休日:なし
<湯る~っとガイド>
貸出時間:3時間(17時までに返却)
料金:一台500円

どこにする? 「入湯手形」で露天風呂めぐり

 

「入湯手形※」とは、黒川温泉の全24宿のうち、お好みの露天風呂を3宿利用できるパスポート。外来入浴は1宿500円~800円かかりますが、こちらを購入すると3カ所で1,300円とかなりお得。素朴な木製の手形は持ち帰れるので、旅の記念になりますね!

入湯手形の有効期限は半年間あるので、一度に3カ所めぐれなくても期間内であれば再訪して利用可能。宿泊の場合は宿泊当日に2カ所、宿をチェックアウトしてからもう1カ所という使い方もできます。

お目当ての宿で入湯したら、温泉街をそぞろ歩き。甘味処や食事処で休憩してから、いざ次の露天風呂へ!宿ごとに趣向を凝らしたお風呂を存分に堪能しましょう!
※「風の舎」や各旅館で購入できます。

「かっぽ手形」で黒川温泉街を飲み歩き!

 

お酒好きな方の散策にもってこいなのが「かっぽ手形※」。手形となる竹製の器を1,500円で購入すれば、参画施設の旅館(18軒)、商店・飲食店(2軒)で3杯の立ち寄り酒が楽しめます。竹器の香りと熊本県産のお酒が、旅気分をよりいっそう盛り上げてくれます。お酒が飲めない方は、ノンアルコールも用意する旅館があるので安心です。
※「風の舎」や参画施設で購入できます。

黒川温泉には、温泉街全体を1軒の宿に見立てた「街全体がひとつの宿。通りは廊下、宿は客室」「黒川温泉一(いち)旅館」という信念があります。個々の宿が掲げる看板はなく、黒字に白の案内板で統一するなど、街全体で景観の保護を行い懐かしい田舎の風景を今に残しています。どこを訪れても優しい笑顔が迎えてくれる、温泉街の旅情を楽しんでください。

※掲載されている情報は平成29年11月現在のものです。