養老渓谷は、房総半島のほぼ中心に位置し、養老川によって形成された渓谷です。5つの主要な滝や、春のツツジ・フジ、秋の紅葉、それらをつなぐハイキングコース、さらには養老渓谷温泉までそろっている、千葉県有数の観光地。紅葉の見ごろ時期(11月末から12月初旬)には、ライトアップや紅葉まつりが行われる紅葉の名所でもあります。
2017年11月07日
養老渓谷は、房総半島のほぼ中心に位置し、養老川によって形成された渓谷です。5つの主要な滝や、春のツツジ・フジ、秋の紅葉、それらをつなぐハイキングコース、さらには養老渓谷温泉までそろっている、千葉県有数の観光地。紅葉の見ごろ時期(11月末から12月初旬)には、ライトアップや紅葉まつりが行われる紅葉の名所でもあります。
養老渓谷は、房総半島のほぼ中心に位置し、養老川によって形成された渓谷です。5つの主要な滝や、春のツツジ・フジ、秋の紅葉、それらをつなぐハイキングコース、さらには養老渓谷温泉までそろっている、千葉県有数の観光地。紅葉の見ごろ時期(11月末から12月初旬)には、ライトアップや紅葉まつりが行われる紅葉の名所でもあります。
小湊鉄道(こみなとてつどう)「養老渓谷駅」で下車、さらに小湊バスの粟又行きに乗り、「粟又の滝」で下車。すぐそばの「粟又の滝」がこのルートのスタート地点です。
今回は人気の高い2つの滝と、ツツジで有名な禅寺、最後は日帰り温泉へと、養老渓谷の魅力をコンパクトに楽しめるコースです。
画像提供:大多喜町役場
粟又の滝は幅約30m、長さはなんと100mの、養老渓谷を代表する名瀑です。周囲にはこの巨大な滝をさまざまな角度から見られるよう、遊歩道が整備されています。
正式名称は「高滝(たかたき)」ですが、養老川上流の大多喜町粟又(おおたきちょう あわまた)にあることから通称「粟又の滝」といわれ、通称のほうが多く用いられています。河川名をとって「養老の滝」と呼ばれることもあります。
ゆるやかな滑り台のような岩肌から、太く長く流れ落ちる水は迫力あり!正面から見ると縁起のよい末広がりをしていることから、パワースポットとしても人気です。
画像提供:大多喜町役場
紅葉の名所である養老渓谷のなかでも、特に粟又の滝は名所中の名所。見ごろの11月下旬から12月上旬にかけて、栗又の滝を含めた複数のスポットでライトアップが行われます(17:00~21:30)。夜の闇に浮かび上がる紅葉の姿は、なんとも幻想的。
養老渓谷沿いや近くの県道81号沿いに宿が点在しているので、泊まりがけでゆっくりライトアップを堪能するのもよいですね。
画像提供:大多喜町役場
別名「幻の滝」ともいわれる小沢又の滝は、昔から地元の人にこそ知られてはいましたが、杉山に囲まれて散策客の目に触れることがなかったという滝。昭和61年に東京から山菜採りに来た家族が発見し、大変気に入ったためこの地に移り住んで、観光客が滝正面まで行けるように道を整備したのだそうです。滝は売店の裏にあり、私有地ですが入場料100円で見学できます。
この小沢又の滝は、その時々の水量によって滝の数が増えることがあり、最高で5本の滝を見ることができるそう!5つすべてを見られるのは、なかなかラッキーかもしれません。滝にはそれぞれ名前が付いており、一の滝(名称:小沢又の滝・幻の滝など)、二の滝(万代の滝など)、三の滝(昇竜の滝)といい、こちらも縁起のよさそうな響きです。
画像提供:大多喜町役場
水月寺は南総エリアには珍しい、禅宗の古いお寺。3月下旬から4月下旬にかけて約500本のツツジが咲き誇り、近隣から見学や参拝に多くの人が訪れます。ここのツツジは60年から100年ほど前に、住職が種から育てたもの。今でも大切に養生され、毎年美しい花を咲かせています。
画像提供:滝見苑けんこう村 ごりやくの湯
渓谷散策の最後は、日帰り温泉の「ごりやくの湯」へ。こちらは千葉の海の幸と山の幸を使ったレストラン「旬味処 大多喜」や、手ぶらバーベキューが楽しめる完全予約制の「炭火焼料理 ごりやく亭」も備えています。露天風呂や内湯でゆっくり汗を流したら、渓谷の景観を楽しみながらゆっくりとお食事を楽しむ……なんて、秋の行楽にぴったりです!
画像提供:大多喜町役場
毎年の勤労感謝の日(11月23日)、養老渓谷では紅葉まつりを開催。豚汁や農産物の販売、餅つきの実演販売、和太鼓の演奏などのイベントで賑わいます。(画像は2016年のチラシより)
養老渓谷は整備された遊歩道やハイキングコースが充実しているので、体力や難易度に応じてさまざまな楽しみ方ができます。5つ滝めぐりをするもよし、温泉&バーベキューでのんびりもよし、紅葉狩りに出かけるもよし……自分のベストな過ごし方を見つけてみてください。
※掲載されている情報は平成29年9月現在のものです。
画像提供:大多喜町役場