2017年09月25日

散策|能古島(福岡県) フェリーで10分!博多湾に浮かぶリゾート島

福岡市の中心部から1時間弱で行ける能古島(のこのしま)は、博多湾に浮かぶ周囲約12キロの小さな島。福岡市西区にある「能古渡船場」からフェリーに乗れば約10分で到着する、福岡県民にとってはとても身近なリゾート地です。信号機やコンビニなどはありませんが、のどかな景色と清々しい空気、花の名所にグルメと、1年を通じてそれぞれの楽しみ方を見つけられます。


福岡市の中心部から1時間弱で行ける能古島(のこのしま)は、博多湾に浮かぶ周囲約12キロの小さな島。福岡市西区にある「能古渡船場」からフェリーに乗れば約10分で到着する、福岡県民にとってはとても身近なリゾート地です。信号機やコンビニなどはありませんが、のどかな景色と清々しい空気、花の名所にグルメと、1年を通じてそれぞれの楽しみ方を見つけられます。

 

オススメ散策ルート

のこの市

徒歩約10分
(自転車で約3分強)
能古焼古窯跡(のこやきこがまあと)

徒歩約3分
(自転車で約1分)
能古博物館

徒歩約43分
(自転車で約14分、バスで約10分)
のこのしまアイランドパーク

徒歩約56分(約3.7km)

グルメと史跡、花の名所をコンパクトに巡ることのできるコースです。徒歩やバスでも回れますが、そのほかのスポットも巡るなら、のこの市で借りられるレンタサイクルが便利。電動自転車なら坂道もラクラクです。

のこの市で腹ごしらえ

のこの市は能古島渡船場のすぐとなりにある、観光案内所や特産品店などが集まった施設です。能古島で採れた新鮮野菜や果物、加工品がずらりとならびます。観光案内所内でパンフレットをもらって、訪れる場所を事前確認しておくのもおすすめです。電動自転車も借りられるレンタサイクルもあります。

 

のこの市には軽食店も併設されており、ご当地メニュー「のこバーガー」は散策前の腹ごしらえにぴったり!九州産の和牛パテを使用し、トマトとレタス、ソテーされた厚切り玉ねぎと野菜もしっかり入っています。注文を受けてから焼き始めるので5分ほど時間はかかりますが、手作り感があっておいしいハンバーガーです。

のこの市
所在地:福岡県福岡市西区能古能古渡船場横
営業時間:8:30~17:30
定休日:年末年始

能古焼古窯跡

 

昭和63年に発掘調査された能古焼古窯跡は、江戸時代に20年間だけ操業したと推測される古窯。“有田焼系の磁器”と“高取焼系の陶器”の2種類が出土する希少な古窯であり、また、福岡市の焼物の歴史を今に伝える、唯一現存する貴重な史跡でもあります。ここで出土した2種類の焼物は、このあとに紹介する能古博物館で見ることができるので、ぜひ両方訪ねてみてください。

能古焼古窯跡
所在地:福岡市西区能古522-2
問い合わせ:092-883-2887(能古博物館)

能古博物館

 

“海の見える丘 博物館”の愛称で親しまれる能古博物館は、大型廻船模型や古地図をはじめ、能古島の歴史資料が展示されています。併設されたティールームからは、海を隔てた福岡市街が一望でき、小休止にはぴったりの景観です。
広い庭園の敷地内には前述の能古焼古窯跡があり、また万葉歌碑や孔子廟(こうしびょう)も点在しており、史跡を探す散策が楽しめます。

能古博物館
所在地:福岡市西区能古522-2
開館時間:10:00~17:00(入館16:30まで)
開館日:毎週金・土・日、祝日
入園料:大人400円 高校生以下無料
電話:092-883-2887
※団体で訪れる際は、曜日に関わらず応相談

のこのしまアイランドパーク

 

「のこのしまアイランドパーク」は約15万平方メートルの広い敷地を誇る自然公園。福岡の花の名所として知られ、春は菜の花、夏はひまわり、秋はコスモス、冬は水仙などが咲き、特に菜の花とコスモスは人気で見ごろの時期には多くの方が訪れます。また、園内にはアスレチック場、パターゴルフのようなご当地スポーツ「のこのこボール」が楽しめるスポーツエリア、大自然のなか博多湾を一望する宿泊用コテージやキャンプ村もあり、島の清々しい自然を満喫できる設備が整っています。

散策でお腹が減ったら、能古島名物「能古うどん」はいかがでしょう。やや細めで強いコシの能古うどんは、パーク内の飲食店「耕ちゃんうどん」でいただけます。「能古うどん」は「冷やし」と「釜揚げ」の2種類。通常のあたたかいうどんや、おにぎりなどもいただけます。

のこのしまアイランドパーク
所在地:福岡市西区能古島
開館時間(月曜日~土曜日):9:00~17:30
開館時間(日曜日・祝日):9:00~18:30(冬季は平日と同じ時間)
休館日:無休
入園料:大人1,200円 小・中学生600円 幼児(3歳以上)400円

能古島はグルメも魅力!

 

自然の恩恵をたっぷり受けたグルメも見逃せません。四方が海の能古島では、もちろん旬の海の幸が味わえます。渡船場の周辺には数軒の飲食店があるので、ぜひ気になる店構えのお店に入ってみてください。どのお店でも新鮮な魚介類をいただけますよ。

ラベルがかわいらしい地サイダーは、能古島土産の大定番。「能古島サイダー」と「ノコリータ」の2種類があり、「ノコリータ」には特産品の甘夏の果汁が使われています。ほかにも能古島産のブラッドオレンジを100%使用したという珍しい「ブラッドオレンジワイン」、日向夏の果汁を使用したポン酢「のこぽん」など、自宅用にもお土産用にもお持ち帰りしたい品が豊富にそろっています。「のこの市」などで購入が可能です。

能古島の魅力はなんといっても福岡市の中心部からの近さと、そうは思えないほどの自然の豊かさです。一度訪れれば、今度は別の季節にも……と何度でも行きたくなる小さなリゾート地。ここで、自分だけの癒やしの散策ルートを見つけてみてはいかがですか?

※掲載されている情報は平成29年9月現在のものです。