2024年04月05日

健康習慣|毎月違う品種が開花する、花の女王「バラ」を愛でる

華やかで愛情を表現する花の代表格といえる「バラ」。バラは5~6月に咲くのが一般的ですが、品種によっては1年を通して楽しめるのも特徴です。今回は、バラが咲く時期やバラの花言葉、さまざまな健康効果も期待できるバラ茶やバラの香りについてご紹介します。


 

春・夏・秋・(冬)に咲くバラ

 

バラは春から初夏にかけての5~6月頃に最も多く咲く花ですが、品種によって咲く時期は異なります。バラには、春に見頃を迎える「一季咲き」のほか、春以外の時期にも咲く「四季咲き」、そして稀にみられる、春に咲いた後に夏または秋に再び咲く「返り咲き」の3種類があります。

近年発表されているバラの品種は、四季咲きがほとんどです。本来、バラは暖かい場所で育つので、四季咲きの品種でも季節を問わず咲くというわけではなく、通常は冬を除く春~秋の3シーズンに咲きます。しかし、適度に日光を当てた暖かい環境で育てて剪定時期をずらすことで、冬でも花を咲かせます。そのため、四季咲きのバラは冬でも楽しめるのです。

贈り物に!色で違うバラの「花言葉」

 

バラは、「愛情」や「情熱」を示すためにプレゼントとして用いられることが多い花です。これは赤いバラの花言葉に由来していますが、実はバラの花言葉は色によって違いがあることをご存じでしょうか?そのため、バラを贈る際は、それぞれの色の花言葉を知っておくといいでしょう。

赤いバラの花言葉は、前述したように「愛情」や「情熱」などの熱烈なイメージです。一方、白いバラには、「尊敬」「清純」「純潔」といった白い色に由来する清潔なイメージの花言葉、ピンクのバラには「上品」「熱愛」「感謝」など、赤いバラほど情熱的ではないものの、好意を伝えるのに適した花言葉があります。

また、黄色のバラの花言葉は、「友情」や「平和」など、どちらかというと友人に贈るのに適しています。一方で「嫉妬」や「薄れゆく愛」など、恋愛においてネガティブな意味もあるので、恋人やパートナーに黄色いバラを贈るのは避けるのが無難です。

女性の不調を和らげる「バラ茶」

 

バラは美しい造形を見て楽しめるだけではなく、健康効果も期待できるお茶としても摂取可能です。薬膳では、バラまたはバラ科のハマナスの花のつぼみを乾燥させた「マイカイカ(玫瑰花)」というものがあり、血流を改善して月経痛や月経不順の改善効果が期待できます。

乾燥させたバラの花びらとハーブをブレンドしたバラ茶は、更年期症状の緩和や安眠効果など、特に女性が感じやすい不調を和らげる効果も期待できます。

また、バラの実を乾燥したローズヒップはハーブの一種として知られ、ビタミンC豊富な美肌効果が期待できるハーブティーとしてよく飲まれています。さらに、ローズヒップには他のビタミン・ミネラルも豊富に含まれており、抗炎症効果や脂肪燃焼効果などがあるといわれます。

癒やし効果でストレス軽減!生花の飾り方

 

バラは、独特の華やかで上品な香りも魅力のひとつ。バラの香りには癒やし効果があるので、ストレス軽減やリラックス効果が期待できます。バラの香りを嗅ぐことで、肌の水分量やエストロゲンの分泌量がアップしたという研究結果もあるというので、女性にうれしい美肌効果も期待できるでしょう。

バラの香りを楽しむには、ハーブティーとして楽しむほか、生花を飾るのも定番。部屋にバラを飾っておくだけで、美しいバラの姿とともに香りも楽しめます。生花は寿命があるものなので、できるだけ長く楽しむなら、以下の記事を参考に切り花の飾り方を押さえておきましょう。

世田谷自然食品の「季節のお花の定期便」は、全国の産地から四季折々の彩り豊かなお花が届く定期便。愛知のバラを含め、色とりどりのお花を毎月楽しむのにおすすめです。

バラは見て楽しめるだけではなく、独特の香りやハーブティーでさまざまな健康効果が期待できる花です。飾っておくだけでも癒やし効果がある花なので、部屋に生花のバラを飾ってその効果を実感してみてはいかがでしょうか。