2017年06月15日

散策|国営ひたち海浜公園(茨城県) 季節ごとに異なる花畑を楽しめる花の名所

「国営ひたち海浜公園」(茨城県)は、開園面積約200ヘクタールもある広大な花の名所。季節ごとに異なるエリアで花が咲き誇り、どの花畑も大規模に作られている、花の名所です。場内にはサイクリング専用コースやジョギングコース、遊園地にカフェ&レストランと、レジャー施設が満載。今回は公園を代表する花々を季節ごとにご紹介します。訪れる際はカメラを忘れずに持っていきましょう!


「国営ひたち海浜公園」は、開園面積約200ヘクタールもある広大な花の名所。季節ごとに異なるエリアで花が咲き誇り、どの花畑も大規模に作られているのが特徴です。場内にはサイクリング専用コースやジョギングコース、遊園地にカフェ&レストランと、レジャー施設が満載。今回は公園を代表する花々を、季節ごとにご紹介します。訪れる際はカメラを忘れずに持っていきましょう!

 

【夏】絵画の世界に迷い込んだようなヒマワリ畑

 

約3万本のヒマワリが天高く咲き誇るのは、みはらしの里エリア。大きな花を咲かせる「ビューティフルサン」という品種で、草丈は2mにもおよびます。ヒマワリの間を歩いていると、まるで絵画のなかに迷い込んだかのよう!

珍しいヒマワリが見られるのは「泉の広場フラワーガーデン」。こちらでは赤や茶色、グラデーションなど、約40種類ものヒマワリを見ることができます。あまり見る機会のない、珍しくも美しいヒマワリと一緒に記念撮影はいかがですか?

見ごろ時期:8月中旬
生息エリア:みはらしの里、泉の広場フラワーガーデン
 

ガラス張りで太平洋を一望するカフェテラス「グラスハウス」は、夏の休憩スポットとして特におすすめ。併設の「Sea Side Cafe」はドリンクや軽食、スイーツなどを提供しています。
また、グラスハウスが位置する砂丘エリアは海岸に面しており、砂丘では海浜性植物の観察ができます。

営業時間:9:30~閉園1時間前まで※季節により営業時間が異なります。詳しくは公式ホームページをご確認ください。休業日:毎日営業 ※季節により土日祝日のみ営業(平日休業)。
エリア:砂丘エリア

【秋】見たことのない紅葉の景色 コキア

 

もこもこと可愛らしい形の「コキア」の和名はホウキグサ。この茎を乾燥させるとほうきの材料になります。秋になると約3万2千本のコキアが色づいて、約3.5haの広大なみはらしの丘を燃えるような緋色に染め上げます。コキアの美しい緑が広がる夏、緑と紅葉が交じり合う初秋も魅力的ですよ。

見ごろ時期:10月上旬~10月中旬(紅葉)
生息エリア:みはらしの丘

【冬】一足お先に春の彩り 早咲きスイセン

 

スイセンが見られる場所は「スイセンガーデン」と「スイセンの丘」の2ヵ所がありますが、「スイセンの丘」のスイセンは「マンド」という早咲き品種。約1万8千本の大きな黄金色の花が、一足早い春の風景を見せてくれます。
ちなみに隣接するエリア「ひたちなか自然の森」は、準絶滅危惧種に指定されているオオウメガサソウが自生する場所。普段は入ることのできない未開園区ですが、6月中旬に期間限定でガイドツアーを開催しています。

見ごろ時期:3月上旬~中旬
生息エリア:スイセンの丘

【春】空の青と混じり合うネモフィラの青

 

ひたちなか市で最も標高の高い(58m)「みはらしの丘」では、春になると約450万本のネモフィラが丘一面を青く染めあげます。みはらしの丘のふもと、「みはらしの里」で咲く菜の花の位置から、みはらしの丘を撮影すると手前には菜の花の黄色、奥にはネモフィラの青と、ここでしか撮れない春の風景を写真に収めることができますよ。

見ごろ時期:4月中旬~5月上旬
生息エリア:みはらしの丘
国営ひたち海浜公園
所在地:茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
営業時間:9:30~17:00
※営業時間・休園日は季節により変動あり
休園日:月曜日(祝日の場合はその翌日)、12/31、1/1、2月の第1火曜日からその週の金曜日まで。
※営業時間・休園日は季節により変動あり
※詳しくは公式ホームページをご確認ください。

訪れるたびに違う表情を見せる国営ひたち海浜公園は、花を愛でるイベントのほかにも、「はじめての野鳥観察」や「古民家茶会」など、さまざまなイベントを不定期で催しています。公式ホームページでは、ガイドマップやウォーキングマップがダウンロード可能。1日ではまわりきれない広さなので、事前に周りたいところをピックアップしておくとスムーズですよ。

※掲載されている情報は平成29年5月現在のものです。