2023年09月29日

健康メニュー|ガトーショコラの「ガトー」とは?

チョコレートを使ったスイーツとして知られる「ガトーショコラ」。同じくチョコレートを使った他のスイーツとどのような違いがあるのか、実はあまり区別がついていない方も多いのではないでしょうか。今回は、ガトーショコラの基本知識とその他のチョコレートを使った焼き菓子との違い、よりおいしくガトーショコラを味わえるおすすめアレンジをご紹介します。


チョコレートを使ったスイーツとして知られる「ガトーショコラ」。同じくチョコレートを使った他のスイーツとどのような違いがあるのか、実はあまり区別がついていない方も多いのではないでしょうか。今回は、ガトーショコラの基本知識とその他のチョコレートを使った焼き菓子との違い、よりおいしくガトーショコラを味わえるおすすめアレンジをご紹介します。

 

「ガトーショコラ」とは

 

ガトーショコラとは、フランス語で「チョコレートの焼き菓子」という意味。元々は焼いて作られたチョコレート菓子全般を指しますが、日本では生地にチョコレートを混ぜて焼いたケーキがガトーショコラと呼ばれています。

フランスのガトーショコラは、しっかりと火を通さないレアな状態で、濃厚なチョコレートの味が楽しめるお菓子。一方、日本の一般的なガトーショコラはチョコレートを混ぜ込んだ生地にメレンゲを加えて焼いているので、ふんわりしっとりとした食感で、甘みと濃厚なチョコレートのリッチな味わいという違いがあります。

「ブラウニー」、「ショコラテリーヌ」、「フォンダンショコラ」との違い

 

ガトーショコラと同じように、チョコレートを使った焼き菓子には「ブラウニー」や「ショコラテリーヌ」、「フォンダンショコラ」があります。いずれも生地にチョコレートを混ぜ込んで作られていますが、それぞれガトーショコラとどのような違いがあるのでしょうか。

「ブラウニー」は、全卵を生地に混ぜ込み食感に変化をつけたもの

アメリカの焼き菓子であるブラウニーは、生地にナッツやチョコレートチップを混ぜ込んでいる点、全卵を生地に混ぜて使う点がガトーショコラと異なります。卵黄と卵白を分けて使うガトーショコラに対し、全卵を含め全ての材料を混ぜて焼くだけで比較的かんたんに作れる点も、ガトーショコラとの違いです。また、ガトーショコラは使用するチョコレートの量も多くしっとりとした口当たりですが、ブラウニーはざっくりとしたクッキータイプのように食感が異なるさまざまなレシピでも作られています。

「ショコラテリーヌ」は、小麦粉を使わないのが基本

ショコラテリーヌとは、フランス料理に用いられるテリーヌ型を使って焼いたケーキ。小麦粉ベースのガトーショコラに対し、ショコラテリーヌは小麦粉不使用、または使用量が少ない点が大きな違いです。そのため、ショコラテリーヌは生チョコのようにねっとりと濃厚な味わいです。しかし、近年はガトーショコラとの違いが曖昧になっており、ガトーショコラと同様にパウンド型で焼かれることもあります。

「フォンダンショコラ」は、ガナッシュを使用したとろける食感

「フォンダン」とはフランス語で「柔らかい」という意味で、フォンダンショコラは完全に中まで火を通さず、中心部分がとろけるように液状に焼かれています。材料はほぼ同じですが、フォンダンショコラはメレンゲを使用せずにガナッシュを入れて、中心部分がとろけるような食感に仕上げるのも、ガトーショコラとの違いです。

「ガトーショコラ」のおすすめアレンジ

 

ガトーショコラはそのままでもおいしく味わえますが、好みのフルーツやホイップクリームなどでアレンジをすると、よりぜいたくな風味が楽しめます。甘酸っぱいいちごは、濃厚なチョコレートとの相性抜群で、見た目も鮮やかです。ホイップクリームはなめらかな口当たりで、見た目もおしゃれに仕上げられます。ホイップクリームにフレッシュミントを添えると、さらに本格的なデコレーションにできるうえ、爽やかな香りが箸休めに。

ガトーショコラにはブラウニーのようにナッツなどが入っていませんが、くるみやアーモンドなどのナッツをトッピングしたアレンジなら香ばしいナッツの味わいとザクザクとした食感が楽しめます。
シンプルなガトーショコラも、ご家庭でさまざまなアレンジをして本格的なスイーツとして味わってみてはいかがでしょうか。