2023年04月11日

健康習慣|ノンカフェインの健康茶 「たんぽぽコーヒー」の効能

夜遅い時間にコーヒーを飲みたい時、ついコーヒーを飲みすぎてしまう方に、たんぽぽコーヒーはいかがですか?たんぽぽコーヒーは、味わいはコーヒーに似ていますが、ノンカフェインの飲料です。妊婦の方も子どもも、また夕飯後のコーヒー代わりとして、安心して飲めます。


夜遅い時間にコーヒーを飲みたい時、ついコーヒーを飲みすぎてしまう方に、たんぽぽコーヒーはいかがですか?たんぽぽコーヒーは、味わいはコーヒーに似ていますが、ノンカフェインの飲料です。妊婦の方も子どもも、また夕飯後のコーヒー代わりとして、安心して飲めます。

 

たんぽぽコーヒーとは

たんぽぽコーヒーとは、乾燥させたたんぽぽの根を刻んで焙煎した、コーヒー風味の飲み物です。ヨーロッパや米国では古くからコーヒーの代用として親しまれてきました。実際にはコーヒーではないので、たんぽぽ茶とも呼ばれています。

コーヒーに似てほろ苦い味わいですが、「ちょっと土っぽさがある」、「後味に若干ゴボウを感じる」などという声も聞かれ、コーヒーを飲みたい時には物足りなく感じるかもしれません。しかし、たんぽぽコーヒーはノンカフェインですから、妊婦さんや授乳中の方、お子さんやシニアまで安心して飲めるうえ、後述するように、生薬であるたんぽぽの根から作られているので、薬用茶としての効能も期待できます。

ただし、たんぽぽはキク科の植物ですので、キクアレルギーの方には禁忌です。ブタクサやキク、マリーゴールドなどの植物にアレルギーがある方は、たんぽぽコーヒーは避けましょう。

たんぽぽは、ハーブや生薬としても用いられる

 

日本ではたんぽぽは春を告げる野花ですが、西洋では食用ハーブとして食べられています。柔らかい若葉は水にさらしてアクを抜いたあと、おひたしや天ぷらにすると美味。ほろ苦い春の味わいですから、機会があればぜひお試しください。

中国ではたんぽぽの生薬名を「蒲公英(ほこうえい)」といい、炎症や化膿、乳腺炎などにたんぽぽ全体(花・草・茎・根)を利用しますが、日本で「蒲公英」「蒲公英根(ほこうえいこん)」として売られているものは、根だけを乾燥・刻んだものが多いようです。

たんぽぽコーヒーの効能 食べ過ぎたあとや、むくみの改善に

たんぽぽコーヒーは焙煎の工程が加えられているので、生薬のような薬効は減じていると考えられますが、体内の余分なものを排出するデトックス効果は期待できます。詳しくみていきましょう。

食べ過ぎ・飲みすぎのあとに

たんぽぽコーヒーは胆汁の分泌を助け、肝臓や腎臓の機能を高め、飲食物の消化・代謝をサポートします。脂っこいものをたくさん食べたあとや、お酒を飲んだあとに、コーヒー代わりに飲んでみてください。カフェインが入っていないので、夕食のあとでも飲めるのがうれしいですね。

むくみの改善に

先述の腎機能が高まることに関係して、たんぽぽコーヒーには「おねしょハーブ」という別名があるほどの高い利尿作用があります。むくみの予防や改善に、また、膀胱炎の予防や緩和に役立ちます。夜中にトイレに起きてしまうかもしれませんから、寝る前に飲むのは避けたほうがよいでしょう。また、普段から頻尿のある方も、不向きといえます。

たんぽぽコーヒーの淹れ方

 

たんぽぽコーヒーは、主にドリップ、ティーバッグ、粉末の3タイプで販売されています。最もコーヒーっぽさがあるのはドリップタイプです。出来上がったたんぽぽコーヒーを冷やせばアイスコーヒー風に楽しめますし、ミルクやはちみつ、黒砂糖を入れて飲むのもおすすめですよ。

ここでは、一般的なたんぽぽコーヒー(ドリップタイプとティーバッグ)の淹れ方をご紹介します。おいしく淹れるコツは、沸騰したてのお湯を使うこと。お湯の温度が低いと、上手く抽出されません。時間や量は目安となりますので、商品のパッケージも確認しつつ、お好みの濃さを見つけてください。

たんぽぽコーヒー(ドリップタイプ)の淹れ方

1. ドリッパーにフィルターペーパーをセットして、カップの上におく
2. ティースプーン1杯分のたんぽぽコーヒーを入れる
3. 沸騰してすぐのお湯を、コーヒーをドリップする要領で、少しずつ注ぐことを繰り返して出来上がり

たんぽぽコーヒー(ティーバッグ)の淹れ方

1. カップにティーバッグをひとつ入れて、沸騰したての熱湯を注ぐ
2. 2~3分ほど待つ
3. ティーバッグを取り出して出来上がり。この時、カップの中で少しティーバッグを振ると、濃いめに仕上がります。

ノンカフェインのたんぽぽコーヒーは、なんといっても「コーヒーっぽいのにノンカフェイン」なのが魅力。カフェインを控えたい時や夕食後など、「コーヒーが飲みたいのに飲めない」シーンでも安心して飲んでいただけます。

こちらの記事では、おいしくて健康によいお茶を、お悩み別におすすめしていますので、ぜひ参考にしてみてください。