2023年03月10日

健康メニュー|家計にやさしい「赤魚」って何者?

赤魚は、1年を通してスーパーでお手ごろな価格で購入できる魚です。赤魚は特定の魚の種類ではなく、複数の種類の魚の総称であることはご存じでしょうか。今回は、よく食べてはいるけれど実はよく知らないことも多い、赤魚の基本情報とおすすめ調理方法、赤魚の栄養についてご紹介します。


赤魚は、1年を通してスーパーでお手ごろな価格で購入できる魚です。赤魚は特定の魚の種類ではなく、複数の種類の魚の総称であることはご存じでしょうか。今回は、よく食べてはいるけれど実はよく知らないことも多い、赤魚の基本情報とおすすめ調理方法、赤魚の栄養についてご紹介します。

 

手ごろでおいしい「赤魚」

 

赤魚は比較的身近な魚ですが、赤魚とは魚の名称ではなく、アコウダイやアラスカメヌケ、タイセイヨウアカウオ(モトアカウオ)などの体が赤い魚の総称です。

アコウダイやアラスカメヌケは近年漁獲量が減少しているので、現在スーパーでよく販売されているのは、全長60センチほどのモトアカウオという種類です。いずれの種類も白身で、淡泊でクセのない味わい、ふっくらとした柔らかな食感で食べやすいのが特徴。赤魚は新鮮であれば刺し身としても味わえますが、スーパーで販売されている赤魚のほとんどは輸入品のため、加工して販売されています。

輸入品の赤魚の旬は4~6月ですが、ほとんどが加工されているため、1年を通して流通しています。これに対し、国産の赤魚は秋から冬に旬を迎えます。現在、国産の赤魚は流通量が減少しているため、寿司店や料亭などで高級魚として味わえるでしょう。

赤魚のおすすめ調理

 

クセが少なく、程よい脂がのった赤魚は多くの人が食べやすいシンプルな味わいで、さまざまな料理に適した魚です。アイディア次第で幅広いレシピで味わえる赤魚ですが、定番のおすすめ調理法をご紹介します。

煮付け

赤魚の調理法で最もポピュラーといえるのが、煮付けです。赤魚は加熱しても崩れにくいので調理しやすく、ふっくらとした身に仕上げられます。醤油に酒とみりん、砂糖としょうがを加えて赤魚を煮ると、ごはんのお供にぴったりの甘じょっぱいおかずとしておすすめです。

干物

赤魚は、干物としても販売されています。水分を蒸発させていますが、他の魚のように身が固くなりにくいので食べやすく、凝縮された赤魚のうま味を楽しめます。グリルする場合は皮を下にして、日本酒を霧吹きで吹き付けてから、片面7~8分ほど焼きましょう。

赤魚の干物は、フライパンでも調理できます。日本酒を振りかけた赤魚の干物を、クッキングシートを敷いたフライパンで皮を下にして弱火で約7分、裏返して約5分蓋をして焼きます。その後、蓋を取って1~2分おいて水分を飛ばすのが、干物を焼く際のポイントです。

味噌漬け

赤魚は、味噌漬けにして焼くのもおいしい食べ方です。身が淡泊な味なので、味噌漬けにすることで白身のうま味と味噌の深いコクがアップして、ごはんが進むおかずになります。使う味噌の種類を変えると、また違った味わいを楽しめるので、さまざまな味噌を使ってみるのもおすすめです。

赤魚の栄養

 

赤魚は高タンパク・低カロリーなので、筋トレやダイエットをする方に最適な食材です。また、悪玉コレステロールを減らす効果が期待できる多価不飽和脂肪酸のDHAやEPAが含まれているほか、粘膜保護や肌の健康、免疫力アップなどの効果を持つとされるビタミンAの一種であるレチノール、カルシウムの吸収をサポートするビタミンDなど、赤魚には豊富な栄養が含まれています。

赤魚を食事に取り入れたいけれど魚の調理が苦手、面倒という方には、世田谷自然食品の「厳選グルメ特選便 厳選さかな定期便(20食セット)」がおすすめ。厳選された旬の魚を丁寧に調理して1食ずつ小分けにしており、湯せんするだけでおいしい魚料理が食べられます。赤魚の煮付けもメニューに含まれているので、手軽に赤魚を食べられます。

スーパーで手軽に購入できる赤魚は、クセが少ない食べやすい味わいで、しかも栄養満点な魚です。赤魚を食事に取り入れて、栄養バランスの取れた食生活に活かしてみましょう。