2022年12月06日

健康法|免疫力って何だろう?高める生活とは

昨今のコロナ禍で、「免疫力」という言葉をよく耳にするようになったのではないでしょうか。健康でいるために免疫力を高めることが大切だとなんとなく理解はしていても、「そもそも免疫力とは何なのか?」「自分に免疫力はあるのか?」など、知らないことが多いかもしれません。今回は、免疫力についての基礎知識に加えて、毎日の生活習慣にフォーカスした免疫力アップのコツをご紹介します。


昨今のコロナ禍で、「免疫力」という言葉をよく耳にするようになったのではないでしょうか。健康でいるために免疫力を高めることが大切だとなんとなく理解はしていても、「そもそも免疫力とは何なのか?」「自分に免疫力はあるのか?」など、知らないことが多いかもしれません。今回は、免疫力についての基礎知識に加えて、毎日の生活習慣にフォーカスした免疫力アップのコツをご紹介します。

 

「免疫力」って何だろう?

 

免疫力とは、病気(疫)を免れる力のこと。もっと簡単にいえば、ウイルスや病原菌などから体を守る防御力のようなものです。健康を保つためには、この免疫力がとても重要です。免疫力は、日常生活のちょっとした心がけで高めることができます。生活習慣が乱れたり、過剰なストレスが溜まったりすると、免疫機能がうまく働かなくなります。バランスのよい食事を摂り、適度な運動を習慣づけ、質の高い睡眠を心がけて、免疫力を高めたいものです。

今回は、過去にご紹介した記事のなかから免疫力アップにつながる生活習慣をピックアップしてご紹介します。ぜひ参考にして、実践してみてください。

体を冷やさないこと

 

免疫細胞が正常に働くことができる体温は、37℃前後だといわれています。体温が低いと、免疫細胞の活性度が下がってしまいます。特に気温の低い秋冬は、足湯や湯たんぽなどを活用して体をあたためましょう。

自宅でできる足湯は、全身入浴に匹敵するさまざまな効果を得られるといわれています。体の末端であり冷えやすい足をあたためると、体全体の血流が改善します。ちょっとした空き時間や就寝前の習慣として取り入れてみてください。

寒い季節は、体が冷えて眠れないことがあります。そんな時は、寝る前の時間にひと工夫を。入浴時は熱すぎるお湯を避け、ぬるめのお湯でリラックスするのがおすすめ。また、布団のかけ方であたたかさが変わる場合も。ポイントは毛布の使い方にありますよ。

体をあたためたいからといって闇雲に厚手の服を着込むのは、冷え対策の面では逆効果。サイズ感や素材を工夫して重ね着をすることで、服と服の間に空気の層ができ、体から逃げる熱を閉じ込めることができます。さらに、首・手首・足首の「3つの首」をあたためるようにするのもポイントです。

笑ってご機嫌でいること

 

免疫力を高めるためには、過剰なストレスを溜めないことも大切。笑うことは、ストレス解消に役立つだけでなく、深く呼吸をしたり顔の筋肉を動かしたりする体操としての効果もあります。そこで、笑う動作とヨガの呼吸法を組み合わせた「笑いヨガ」に挑戦してみては。毎日楽しく続けられそうです。

適度な運動をすること

 

健康のために運動がよいと分かっていても、続けるのはなかなか難しいもの。激しい運動は疲労度が高いため、一時的に免疫力が下がってしまうと考えられています。少し汗をかく程度の軽い運動を習慣づけましょう。

新しい健康づくりの指針「+10(プラステン)」は、厚生労働省による国民向けのガイドライン。さまざまな病気リスクを下げて健康寿命を延ばすための手段を、「いまより10分多くからだを動かす」という分かりやすいメッセージにしたものです。自分に合った運動を見つけるヒントが見つかるかもしれません。

これからの時期は、季節性インフルエンザの流行も心配です。免疫力が弱っていると、感染しやすくなるばかりか、感染した場合に症状が重くなってしまうことも。免疫力を保つためにできることは、今回ご紹介したもの以外にもまだまだたくさんあります。自分に合った免疫力アップの方法を実践して、病気に負けない体づくりをしていきましょう。