2021年04月26日
キャンプと聞くと、大きなテントや大勢でのバーベキューなどを連想する人も多いかもしれません。最近は、1~2人が徒歩で持ち運べる最低限の道具だけを持って、日帰りで楽しむ「デイキャンプ」が注目されています。今回は、三密を避けて過ごすことができ、体を動かす機会にもなる、気軽なアウトドア「デイキャンプ」についてご紹介します。
キャンプと聞くと、大きなテントや大勢でのバーベキューなどを連想する人も多いかもしれません。最近は、1~2人が徒歩で持ち運べる最低限の道具だけを持って、日帰りで楽しむキャンプが注目されています。今回は、三密を避けて過ごすことができ、体を動かす機会にもなる、おすすめのレジャー「デイキャンプ」についてご紹介します。
キャンプは小屋やテント、キャンピングカーなどで野外生活をするレジャーのひとつです。そのなかでもデイキャンプは、宿泊を伴わない野外生活を楽しみ、その日のうちに撤収する、いわば「日帰りキャンプ」のことをいいます。
ピクニックとの厳密な区別はされていませんが、お弁当などそのまま食べられるものを持参するピクニックに対して、水道や火気を使えるキャンプ施設などを利用し、現地で調理するスタイルをデイキャンプと呼ぶのが一般的です。
テントなど、宿泊用の道具・設備はかさばりますし、小屋に泊まる場合でも、着替えなど、なにかと荷物が多くなるものです。デイキャンプなら、こうした道具・設備や荷物が必要ないので、初心者の方や、真冬など野外泊のハードルが高い季節でも気軽に挑戦できます。
繁華街や観光地、スポーツ施設などへの外出がはばかられるような時も、デイキャンプであれば、三密を避けてのびのびと体を動かすことができます。日ごろのストレスや運動不足の解消にもおすすめです。
家族や仲間とのキャンプも楽しいものですが、少人数で身軽に行けるのもデイキャンプのいいところです。食事のあとに荷物をおいて周辺の自然散策を楽しんだり、空気のいい場所で読書をしたり、川釣りに興じたりしてのんびり過ごせます。
「キャンプの楽しみといえばこれ」という人も少なくないのが「たき火」です。揺らめく炎を眺めるだけでも、心落ち着く時間が過ごせます。ガス器具に比べて難易度は高くなりますが、火をおこす作業自体も楽しめるのは、たき火ならではです。
宿泊しないデイキャンプですから、テントどころか、敷物ひとつあれば用は足ります。ただ、日よけや雨よけになる「タープ」と、敷物よりも楽に座れる「折り畳みチェア」があると、グッとキャンプらしい雰囲気で過ごせます。小型のチェアだけでも、ぜひ持参したいところです。
ゆっくりとお茶や食事を楽しむなら、やはりテーブルも欲しいところ。チェアと高さが合うかも考えて用意しましょう。お湯を沸かすだけならケトルでもいいのですが、クッカーと呼ばれる小型の鍋なら、沸かしたお湯にフリーズドライ食品を入れて、そのまま食器代わりにする、といった使い方もできます。
また、アウトドア用品のストーブのなかには、手のひらサイズで、調理用の熱源としてよく使われているものがあります。炭火より扱いやすいので、初心者の方にもおすすめです。
多くのキャンプ場は、地面で直に火をたく「直火」を禁止しています。たき火をするなら「たき火台」と呼ばれる専用の道具を用意しましょう。さまざまな形状のものがありますが、おすすめは天面に網を取り付けられるなど、調理にも使いやすいタイプです。網で食材を焼いたり、鍋をかけたりと楽しみ方が広がります。
キャンプ場や公園は、たき火や釣りの可否、ゴミの処理方法など、場所ごとにさまざまな決まりが定められているのが一般的です。利用者の安全や快適、周辺の自然保護などを考慮したうえでの決まりですので、利用前に必ず確認し、マナーを守ってデイキャンプを楽しみましょう。