2021年03月17日

ヘアケア|ブラッシングで頭皮環境を整える 効果的なブラッシングの方法

美しい髪のためにシャンプーやトリートメントには気を使っても、ブラッシングは、もつれを解くためだけになんとなくやっている……。そんな方は多いのではないでしょうか。ブラッシングは、健康的な頭皮と髪の毛をはぐくむために重要なお手入れのひとつ。今回は、毎日のヘアケアに取り入れたい、頭皮環境を整える、効果的なブラッシングの方法や注意点をご紹介します。


 

美しい髪のためにシャンプーやトリートメントには気を使っても、ブラッシングは、もつれを解くためだけになんとなくやっている……。そんな方は多いのではないでしょうか。ブラッシングは、健康的な頭皮と髪の毛をはぐくむために重要なお手入れのひとつ。今回は、毎日のヘアケアに取り入れたい、効果的なブラッシングの方法や注意点をご紹介します。

ブラッシングの効果とは

 

からまった髪の毛をほどいたり、ヘアスタイルを整えたりするために行うブラッシング。もちろんそれらも大切な役割ですが、頭皮や髪の毛にとってうれしい効果はほかにもあります。

頭皮や髪の毛に付いた汚れを取り除く

日常生活のなかで、頭皮や髪の毛には目に見えないたくさんの汚れが付着します。そのままにしておくと、ベタつきやニオイの元になったり、雑菌が繁殖したりといった頭皮トラブルが起こりかねません。また、人間の髪の毛は1日に約100本は自然に抜け落ちるといわれています。ブラッシングによって汚れや抜け毛をある程度取り除くことで、頭皮や髪の毛を清潔な状態に保てます。

頭皮を刺激して血行を促す

頭皮の血行が悪くなると、髪の毛をつくるのに必要な栄養が十分に行きわたらず、薄毛や抜け毛の原因になります。また、頭皮と肌は1枚の皮膚でつながっているため、顔色がくすんで見えてしまうことも。ブラッシングをすると頭皮が適度に刺激され、頭皮マッサージと同様の効果が期待できます。

髪の毛にツヤをもたらす

髪の毛の表面はキューティクル(うろこ状の層)で覆われていますが、何もしない状態では乾燥でキューティクルが乱れ、髪の毛がパサついてしまいがち。根元から毛先に向かってブラッシングをすると、頭皮から分泌された皮脂でキューティクルがコーティングされ、髪の毛に自然なツヤが生まれます。

頭皮や髪の毛を健康に保つブラッシングの方法

 

ブラッシングによる効果を最大限に引き出すためには、正しい方法で行うことが大切です。ブラッシングをする時のポイントを確認しておきましょう。

頭皮をタッピングして血流アップ

はじめに頭皮全体をマッサージするように、ヘアブラシでトントンと叩くようにタッピングします。強い力をかけると地肌を傷つけてしまうので、ヘアブラシの重さを利用し、手首のスナップを利かせるのがポイントです。

髪の毛は毛先から根元にかけて3段階でブラッシング

髪の毛の長さに対して、根元・中間・毛先の3段階に分けてブラッシングをします。いきなり根元からブラッシングをすると、ヘアブラシに髪の毛が引っかかり傷みの原因になります。まずは毛先から少しずつとかし、髪の毛のもつれをほぐしましょう。続いて中間から毛先、最後に根元から毛先をブラッシングします。

表面だけでなく内側もブラッシング

髪の毛の表面を整えたら、髪の毛を内側からかき上げるようにブラッシング。髪の毛全体にやさしくゆっくりとヘアブラシを通すイメージで行いましょう。特に前髪部分は、生え際から頭頂部に向かってブラッシングをすることで頭皮が引き締まり、額のしわ予防にもつながります。全体的にブラッシングができたら、ヘアスタイルを整えて仕上げます。

ブラッシングをする時の注意点

 

頭皮や髪の毛にさまざまな効果をもたらすブラッシング。すればするほどよいのでは?と感じるかもしれません。しかし間違った方法で行うと、思わぬヘアトラブルを引き起こすことがあります。ブラッシングをするうえでの注意点も理解しておきましょう。

髪の毛が濡れている時はブラッシングをしない

髪の毛のキューティクルは水分によって開いた状態になるため、濡れている時がもっともデリケート。ブラッシングをすると摩擦によってキューティクルが剥がれてしまいます。必ず髪の毛が乾いた状態でブラッシングをしましょう。髪の毛が濡れている時は、手ぐしか目の粗いコーム(くし)で軽く整える程度にとどめましょう。

ブラッシングをしすぎない

過度なブラッシングは頭皮に負担がかかり、切れ毛や枝毛の原因にもなります。乾燥しやすい季節は特に、ブラッシング時に発生する静電気が髪の毛のダメージにつながることも。朝のヘアセット時、シャンプー前、夜寝る前の1日3回程度がおすすめです。

ヘアブラシは常に清潔に

ヘアブラシにからまった髪の毛はこまめに取り除き、定期的にお手入れを行いましょう。木製のヘアブラシは、綿棒や布などで丁寧に汚れを拭き取ってください。獣毛を使ったヘアブラシは、専用のクリーナーか、なければ爪楊枝か歯ブラシで汚れを取り除きます。プラスチック製のヘアブラシは、少量のシャンプーを溶かして泡立てたぬるま湯にしばらくつけ置きし、汚れを落としやすくしてから洗い流しましょう。

正しいブラッシング習慣で、健やかな頭皮と美しい髪の毛を目指したいもの。より積極的にケアしたいなら頭皮環境を整える育毛剤を併用するのがおすすめです。世田谷自然食品の「シーク 和花髪 薬用育毛剤」なら、ベタつきのないやさしい使い心地で毎日のケアにストレスを感じさせません。

この機会に、丁寧なブラッシングの方法を取り入れながら、日々のヘアケアを見直してみてはいかがでしょうか。