2021年03月12日

ファッション|洗練されたホワイトコーデで春の着こなしを軽やかに

近年、洋服の色の明度や彩度を統一した「ワントーンコーデ」や、ひとつの色で全体をまとめた「ワンカラーコーデ」が流行しています。心躍る春は、明るく清潔感のある“白”のアイテムを取り入れた「ホワイトコーデ」に挑戦してみてはいかがでしょうか。とはいえ、白は膨張色なので着太りして見えたり、顔の印象がぼんやり見えたりすることも。そこで、ホワイトコーデをすっきりと洗練された印象にする、春の着こなしのコツをご紹介します。


 

近年、洋服の色の明度や彩度を統一した「ワントーンコーデ」や、ひとつの色で全体をまとめた「ワンカラーコーデ」が流行しています。心躍る春は、明るく清潔感のある“白”のアイテムを取り入れた「ホワイトコーデ」に挑戦してみてはいかがでしょうか。とはいえ、白は膨張色なので着太りして見えたり、顔の印象がぼんやり見えたりすることも。そこで、ホワイトコーデをすっきりと洗練された印象に着こなすコツをご紹介します。

自分に似合う“白”を知ってホワイトコーデを楽しむ

 

ホワイトコーデとは、トップスからボトムスまで全身のアイテムを白の同系色で統一したコーディネートのこと。しかし、一言で“白”といっても純白からベージュに近い色までさまざまで、パーソナルカラー(その人の肌や瞳、髪の毛の色などにもっとも調和する色)によって似合う色味が異なります。

パーソナルカラーには大きく分けてイエローベースとブルーベースの2つのタイプがあり、自分のタイプと合わない白を着ていると、顔色が悪く見えたり白が浮いて見えたりすることも……。それぞれの白が持つ特徴や自分に似合う色のトーンを知り、よりおしゃれにホワイトコーデを着こなしましょう。

パーソナルカラーについては、以下の記事も参考にしてみてください。

 

ピュアホワイト

ピュアホワイトは、その名前の通りくすみのない真っ白な色。やや青みを感じさせ、クールで知的な印象をもたらします。肌が色白で透明感のあるブルーベースの方は、特にこの色が似合います。

オフホワイト

オフホワイトは、ピュアホワイトに近い色味ですが、わずかに黄色やグレーが加わった白です。日本人の肌になじみやすい色といわれ、この色をトップスに持ってくると顔まわりが明るく見えます。どちらかというとブルーベースの方のほうが似合います。

アイボリー

アイボリーは、オフホワイトと同様に黄色やグレーが加わった白です。オフホワイトよりも黄色みがやや強く、あたたかさを感じさせます。肌の黄色みが強めのイエローベースの方が似合うでしょう。

生成り色

生成り色は、無漂白のコットンのようなベージュに近い色味の白。ナチュラルでやわらかな雰囲気を醸し出します。より黄色みが強いので、イエローベースの方の肌になじみやすい色です。

大人のホワイトコーデは、異素材を組み合わせる

 

白は、純粋さやフレッシュさといったイメージを持つ色。白い洋服を身に着けることで晴れやかな気持ちになれるだけでなく、周囲にも明るい印象を与えることができます。また、シンプルな色でまとめた着こなしは、大人の余裕も感じさせます。では、ホワイトコーデをつくるポイントを具体例とともに見ていきましょう。

素材の組み合わせで変化をつける

ただ単に洋服の色を白で統一するだけでは、間延びして寸胴に見えてしまいます。メリハリのきいたコーディネートをつくるには、異なる素材の洋服を組み合わせるのがポイント。シンプルなアイテムでも、上下の素材に変化をつけることでおしゃれに仕上がります。

コーディネート例1:レーヨンのブラウス+リネンのワイドパンツ

 

なめらかで落ち感(生地がストンと落ちるような質感)のあるレーヨンのブラウスに、さらりとしたリネンのワイドパンツを合わせたコーディネート。ブラウスの裾をパンツのウエストにインすると、スタイルアップもかないます。

コーディネート例2:ニットのカットソー+レースのロングスカート

 

やわらかなニットのカットソーに、繊細なレースのロングスカートを合わせたコーディネート。トップスがカジュアルでも、スカートのレースが華やかなので上品な雰囲気にまとまります。

ホワイトコーデをバランスよくまとめるポイント

 

ホワイトコーデは同系色のアイテムを組み合わせるため、全体のシルエットがぼやけてしまいがち。おしゃれにすっきりと着こなすのは難しそうだと感じるかもしれません。地味にならず、着膨れせずにホワイトコーデを着こなすには、いくつかコツがあります。

差し色のアイテムでメリハリをプラス

単調になりがちなホワイトコーデにアクセントを加えるには、差し色のアイテムを取り入れて。差し色が占める面積が大きくなりすぎないように、靴や小ぶりのバッグなどの小物を使うとバランスがよくなります。また、ホワイトコーデとしての調和を保つため、差し色は1色にとどめましょう。ネイビーや黒ならきちんとした印象に、ベージュならナチュラルな印象になります。

さりげない肌見せで女性らしさを演出

ホワイトコーデを上品かつ健康的な印象にするには、適度に素肌を見せるのもポイントのひとつ。日差しがあたたかくなる春先だからこそ、シャツのボタンを少し開けてデコルテを出したり、袖をまくって手首を出したりしてみましょう。うっすらと肌が透けて見える素材のブラウスやニット、パンツスタイルの場合は足首が見えるクロップド丈のパンツを選ぶのもおすすめです。

寒さがやわらぎ、まもなく本格的な春の到来。清潔感あふれるホワイトコーデで春を満喫してくださいね。