2021年01月15日

健康法|身近なものでリストウォーマー

冷え予防には「首・手首・足首」の3つの首をあたためるとよいと言われますが、なかでも「手首」は忘れられがち。ここでは、手首をあたためることによる冷え防止効果と、手首をあたためられるリストウォーマーを身近なもので作る方法をご紹介します。 世田谷自然食品がお届けする、健やかで楽しい人生を応援するライフスタイル情報サイト。


 

冷え予防には「首・手首・足首」の3つの首をあたためるとよいと言われますが、なかでも「手首」は忘れられがち。ここでは、手首をあたためることによる冷え防止効果と、手首をあたためられるリストウォーマーを身近なもので作る方法をご紹介します。

「3つの首」のなかでも忘れられがちな「手首」

首・手首・足首は冷えを防ぐポイントだけれど……

身体全体の冷えを防ぐには、皮膚が薄く、大きな血管が通っている首・手首・足首をあたためるようにするとよいと言われます。冬場、首はマフラーやストール、足元は靴下やブーツで防寒していても、なにかとよく使う手や手首は寒風にさらされて……というのはよくある話です。

手首をしっかりカバーするリストウォーマーを

「手首なら、上着の袖や手袋でカバーできている」と思うかもしれませんが、ちょうど衣服の境目にある手首はすき間からの寒気にさらされやすいのです。手首をしっかり覆うリストウォーマーがあれば、こうした寒気からも手首を守れます。
もちろん市販品でもよいのですが、リストウォーマーはそもそもシンプルな造りなので、身近なものを使って簡単に作ることができます。続いては、リストウォーマーの作り方を見ていきましょう。

身近なものでリストウォーマーを作ろう

着なくなったセーターの袖をリメイク

リブ編みなど、伸縮性の高い編み方のセーターから、袖を20~30センチほど切り出し、片端に親指を出す穴を1ヵ所空けます。比較的編み目の細かい薄手のセーターであれば、ほつれにくいので切りっぱなしでも大丈夫ですが、気になる場合は端や穴の周囲をまつり縫いしておきましょう。

穴の開いた靴下をリメイク

靴下をくるぶしより上でカットして、片端に親指を出す穴を1ヵ所空けます。一般的な靴下であれば比較的ほつれにくいのですが、ルームソックスや手編みの靴下など編み目の大きい靴下は、ほつれやすいので避けた方がいいでしょう。

フリース素材は筒状に縫い合わせれば袖以外でもリメイクできる

フリース素材は一般的な布やニット生地と違って、切りっぱなしにしても端がほつれない素材です。セーターと同じように袖を切り出して使えるのはもちろん、袖以外でも、四角く切り出して筒状に縫い合わせればすぐリストウォーマーとして使えるのです。縫い合わせる際は、片端に近いところを途中で2~3センチ空けて縫っておくと、そこから親指を出すことができます。

編み物ができなくても100円ショップの編み機で編める

 

編み物の心得がある方なら、四角い生地を編んで端をはぎ合わせたり、輪針や棒針で筒状に編んだりしてリストウォーマーを作ることができますが、そうでない方にとっては「身近」「簡単」と言うには少々難しい方法です。
ですが、100円ショップなどで販売されているニットメーカー(写真参照)を使えば、編み物のできない方でも、順番通りピンに毛糸を巻き針でくぐらせていく、昔ながらのリリアン編みのような要領で簡単にリストウォーマーを編むことができます。親指の穴を空けながら編む方法もあるので、ぜひ挑戦してみてください。

手首をあたためながらも、指先が自由に使えるリストウォーマーは、特に「室内でも手が冷えやすい」という方におすすめです。手首の冷えを防ぎながら、指先を使う仕事や家事などがこなせます。また、お出かけの際にも、サイズに余裕のある手袋ならリストウォーマーの上から着けられますから、指先も手首もしっかり防寒できます。一つあると便利なリストウォーマー、ぜひこの冬活用してみてはいかがでしょうか。