2020年10月14日

美容法|年齢を感じさせる首元のしわを毎日のケアとマッサージで改善

首元のしわは、年齢とともに目立ちはじめ、見た目年齢を大きく左右します。首元は顔に比べてケアが後回しになりがちな部分だからこそ、コツコツ続けて、ハリのある若々しい首元を手に入れたいですね。とはいえ、面倒なケアは続けにくいもの。そこで今回は、スキンケアやマッサージなど、毎日のケアに気軽にプラスしやすいシンプルなお手入れ方法をご紹介します。


 

首元のしわは、年齢とともに目立ちはじめ、見た目年齢を大きく左右します。首元は顔に比べてケアが後回しになりがちな部分だからこそ、コツコツ続けて、ハリのある若々しい首元を手に入れたいですね。とはいえ、面倒なケアは続けにくいもの。そこで今回は、スキンケアやマッサージなど、毎日のケアに気軽にプラスしやすいシンプルなお手入れ方法をご紹介します。

首の「横じわ」と「縦じわ」の原因

 

首元のしわは、大きく分けて2種類あります。ひとつは、年輪のようなラインが横方向に入る「横じわ」。年齢に関係なく刻まれやすく、10代のうちから目立つ場合もあります。
もうひとつは、あご下から首の付け根にかけて、目元のちりめんじわのような細かいしわが縦方向に入る「縦じわ」。主に加齢による肌の衰えが原因となって生じます。

「横じわ」の原因

首は、うなずいたり顔の向きを変えたりする動作によって、思いのほか動かしている部位。姿勢や動きにクセがあると、しわが定着しやすくなります。

前かがみの姿勢になることが多い

スマートフォンを長時間使う方や猫背の方は要注意。うつむいた状態が長く続くと、それだけ首に横じわができやすくなります。

枕が高い

枕が高すぎると、寝る時にあごが引けて首元にしわが寄ります。なるべく低い枕を用意するか、たたんだバスタオルを枕代わりにするのもおすすめです。

「縦じわ」の原因

首元の皮膚は、顔の皮膚に比べて半分程度の厚さしかありません。そのため、乾燥や紫外線などの外部刺激の影響を受けやすく、年齢とともにダメージがしわとして蓄積されます。

肌が乾燥している

首は汗をかきやすいため気づきにくいのですが、実は顔よりも皮脂腺が少なく乾燥しがち。肌の水分が不足すると、細かな縦じわができてしまいます。

紫外線対策が不十分

顔の紫外線対策をきちんと行っていても、首元のケアは忘れていないでしょうか。肌の弾力を維持するコラーゲンが紫外線の刺激によって破壊されると、肌のハリが失われ、首元のしわを引き起こす原因になります。

首元のお手入れのポイント

 

横じわの改善には、正しい姿勢を意識することが必要です。首元をすっと伸ばした美しい姿勢でいると、それだけで若々しい印象に見えます。

縦じわは、日々のスキンケアで対策をしましょう。皮膚が薄く乾燥しやすい首元は、お手入れをしないとうるおいを保つことができません。顔と同じケアアイテムでよいので、しっかりと保湿し、うるおいのある首元を目指しましょう。

化粧水や乳液、クリームはたっぷりと使う

首元のケアは、保湿アイテムの使用量がポイント。顔のスキンケアのついでに手に残った化粧水や乳液を塗るだけで済ませてしまいがちですが、それでは保湿力は不十分です。保湿アイテムはたっぷりと使い、顔と同様に丁寧にお手入れをしましょう。

紫外線対策をする

美しい肌を保つために紫外線対策は必須です。季節や天候にかかわらず、毎日首にも日焼け止めを塗りましょう。紫外線が強烈になる季節にはストールを巻くなど、より徹底した紫外線対策を行うことも重要です。

老廃物を流す首元のリンパマッサージ

 

保湿ケアのあとは、リンパマッサージで首元のめぐりを改善しましょう。リンパ液の流れが滞っていると、むくみを招くだけでなく、肌のターンオーバー(肌が生まれ変わる仕組み)が乱れ、乾燥によるしわが定着しやすくなります。全身のリンパ液が集まる鎖骨のリンパ節を中心にマッサージし、効率的にリンパ液の滞りを解消しましょう。

リンパ液は皮膚の表面に近いところを流れています。オイルやクリームで肌のすべりをよくしてから、やさしくなでるように行うのがポイントです。

 
右の鎖骨の上側のくぼみに、左手の人さし指、中指、薬指の3本を押し当てます。左の鎖骨も同様に、右手の指を押し当てます。そのままくぼみの中で指を左右に揺らすように、20往復ほどさすります。
あご先を右手の親指の腹と曲げた人さし指の第2関節ではさみます。そのまま左耳に向かって、フェイスラインをさすり上げます。
耳の手前までさすり上げたら、右手の人さし指、中指、薬指を左耳の後ろのくぼみに当て、指全体を使ってそのまま肩先に向かってなで下ろします。頭を右側に傾けると、首のストレッチもでき、血行がよくなります。
写真のように左の首の付け根に右手の親指以外の4本指を置き、鎖骨の上側のくぼみに向かってなで下ろします。最終的に鎖骨のリンパ節にリンパ液を流し込むイメージです。2~4のステップを5回ほど繰り返したら、右側も同様にマッサージします。

首元のケアのポイントは、“顔のついで”に行わないこと。顔のお手入れを終えたら次は首元と、意識的にお手入れしてください。若々しい首元を目指して、楽しみながら毎日のケアを続けましょう。