2020年05月18日
普段、どのくらいの頻度で顔のうぶ毛ケアをしていますか?目につきやすい眉まわりや口元は頻繁にケアをしていても、額や頬など顔全体のケアはあまりできていない……という方もいらっしゃるかもしれません。顔のうぶ毛を処理することで、肌が明るく透明感のある素肌になり、メイクのノリがアップするなど、女性にとってうれしい効果が期待できます。今回は、習慣にしたい顔のうぶ毛ケアのメリットと、正しい方法をご紹介します。
普段、どのくらいの頻度で顔のうぶ毛ケアをしていますか?目につきやすい眉まわりや口元は頻繁にケアをしていても、額や頬など顔全体のケアはあまりできていない……という方もいらっしゃるかもしれません。顔のうぶ毛を処理することで、肌が明るく健康的に見え、メイクのノリがアップするなど、女性にとってうれしい効果が期待できます。今回はうぶ毛ケアのメリットと正しい方法をご紹介します。
顔のうぶ毛ケアは、美しい肌を目指すために取り入れたい習慣のひとつ。「肌が傷つくのでは?」「余計に濃くなるのでは?」というマイナスイメージを持たれがちですが、正しい方法でケアをすれば、肌にとってのメリットがたくさんあります。
うぶ毛は肌の表面をうっすらと覆っています。一見目立たなくても、うぶ毛はやや黒みを帯びているため、顔全体をワントーン暗く見せる原因となっています。うぶ毛を処理すると、肌のくすみにつながる毛穴の汚れや古い角質も一緒に除去されるため、肌の印象が明るくなります。
顔にうぶ毛があると、下地やファンデーションが肌にうまく密着せずに浮いてしまいます。そして時間がたつと、うぶ毛に汗や皮脂が付着し、メイク崩れの原因に。うぶ毛のないなめらかな肌なら、ベースメイクが肌に均一になじんできれいに仕上がり、メイク崩れもしにくくなります。
吹き出物ができる原因のひとつは、毛穴の詰まりです。肌の表面にうぶ毛があると、汗や皮脂が絡んで毛穴を詰まらせてしまうため、定期的に処理をするのがおすすめです。また、顔そりによって毛穴をふさいでいる余分な角質が取り除かれ、吹き出物のもととなるアクネ菌(毛穴に生息している皮膚の常在菌)の増殖を防ぐこともできます。
顔のうぶ毛ケアにおすすめなのは、持ち手の部分と刃が一直線になった「I字型(L字型)」のカミソリ。刃が肌に直接触れるのを防ぐガード付きのタイプとガードなしのタイプがあり、ガード付きのほうが肌にやさしくより安心です。ガードなしはそり味のよさが特徴ですが、慣れていないと誤って肌を傷つけてしまうこともあるため、扱いに慣れている方に向いています。ボディ用の「T字型」のカミソリは顔の細かい凹凸にフィットしにくいため適しません。
洗顔フォームやせっけんは汚れを落とす成分が肌を乾燥させてしまうことがあるため、顔そりを行う時は専用のシェービング剤を使います。そりたい部分が見やすいよう、薄く伸ばせるクリームタイプや透明なジェルタイプがおすすめです。保湿成分や美容成分が含まれているシェービング剤を選ぶとなおよいでしょう。
カミソリで顔そりをした直後の肌はとてもデリケートになっているため、すぐに保湿をしてコンディションを整えることが大切です。いつものスキンケアに使っている化粧水と乳液で、水分や油分をたっぷりと補いましょう。乾燥が気になる場合はクリームをプラスしてください。
最後に、うぶ毛ケアの手順とポイントをご紹介します。頻度は3~4週間に一度が目安。顔は皮膚が薄く刺激にさらされやすいので、頻繁に行うと肌がダメージを受けやすくなります。また、肌が荒れている時も避けるようにしてください。
肌がやわらかくなっている入浴後のタイミングに行うのがおすすめ。洗顔をして汚れやメイクをしっかりと落としたあと、顔全体にシェービング剤を塗ります。寝ているうぶ毛を立たせるため、シェービング剤はうぶ毛の流れと逆方向に広げましょう。カミソリはうぶ毛の流れに沿って動かし、カミソリを持っていないほうの手で肌を少し引っぱりながら、そっとなでるような力加減でそっていくのが基本です。
髪の毛の生え際を約1センチ残して額の輪郭をそり、上から下へ向かってカミソリを動かします。眉を削らないよう眉の上は約1センチ残し、まぶたも上から下へ向かってそります。
こめかみも髪の毛の生え際を少し残し、上から下に向かってそります。頬は、頬骨のまわりを内側(鼻側)から外側(耳側)に向かって1回そり、それ以外の部分は上から下に向かってそります。
顔の凹凸に沿いながら、それぞれ上から下にそっていきます。
上から下にそっていきます。口角付近は外側から内側に向かってそるときれいに仕上がります。
そり終えたら、肌に残ったシェービング剤を濡れタオルでやさしく拭き取ります。そして化粧水で肌にうるおいを与え、乳液やクリームでしっかり保湿をしましょう。普段より丁寧にスキンケアをするのがポイントです。
うぶ毛ケアをするのとしないのとでは、顔の印象が大きく変わります。正しい方法で行って、すべすべとした美しい肌を目指しましょう。