2020年01月15日

スキンケア|美肌づくりの重要なポイント 今こそ見直したい毎日のクレンジング

スキンケアのステップのなかで、クレンジングは美しい肌をつくるためにもっとも重要だといわれていることをご存じでしょうか。クレンジングアイテムにはミルクやオイルなどさまざまなタイプがありますが、自分の肌質やコンディション、メイクの度合いに合わせて選ぶことも大切です。今回は、意外と知らないクレンジングの基礎知識、選び方や使い方をご紹介します。今こそ毎日のクレンジングを、見直してみてはいかがでしょうか。


 

スキンケアのステップのなかで、クレンジングは美しい肌をつくるためにもっとも重要だといわれていることをご存じでしょうか。クレンジングアイテムにはミルクやオイルなどさまざまなタイプがありますが、自分の肌質やコンディション、メイクの度合いに合わせて選ぶことも大切です。今回は、意外と知らないクレンジングの基礎知識、選び方や使い方をご紹介します。

肌にとってクレンジングが重要な理由

 

クレンジングは、1日を過ごした肌をいたわるために必要なお手入れです。スキンケアのステップのうちクレンジングが大切だというのには、いくつかの理由があります。

スキンケアの効果を高める土台をつくる

クレンジングで肌の汚れをしっかり落とせていないと、その後のスキンケアをどんなに丁寧に行っても、肌に美容成分が行き渡らず、十分な効果が期待できなくなります。

ターンオーバーの妨げになる

クレンジングが不十分だと、肌に残った汚れと皮脂が混ざり、雑菌の温床に。すると、肌トラブルが起きるばかりか、ターンオーバー(肌が生まれ変わる仕組み)がスムーズにいかなくなります。

化粧水や乳液などが“与える”ケアであるのに対して、クレンジングは“落とす”ケア。しっかりスキンケアをしているのに思ったような実感が得られなかったり、肌トラブルに悩んだりしている場合は、クレンジングの方法を変えてみるのも良いかもしれません。

クレンジングアイテムの種類とその特徴

 

クレンジングアイテムにはさまざまな種類がありますが、「いつもなんとなく選んでしまっている」という方もいらっしゃるかもしれません。そこで、代表的なタイプとそれぞれの特徴を見ていきましょう。肌への負担が少ないものから順にご紹介します。

ミルクタイプ

乳液のような使い心地でやさしくメイクを落とせる、肌への負担がもっとも少ないミルクタイプ。しっとりした洗い上がりで、クレンジング後の肌のつっぱり感がありません。クレンジング力はそれほど強くないため、ナチュラルメイクの日におすすめです。

ジェルタイプ

肌なじみが良く、みずみずしくさっぱりと汚れを落とせるジェルタイプ。オイルフリーの水性ジェル、オイルインの水性ジェル、油性ジェルの3種類に分類され、クレンジング力には幅があります。ナチュラルメイクには水性ジェル、しっかりメイクには油性ジェルを使うと良いでしょう。
ジェルタイプには、保湿成分や美容成分が配合されたものも多くあります。自然派化粧品ブランド「SEAC」はジェルタイプのクレンジングを採用し、植物由来の保湿成分を配合。うるおいを守りながらメイクだけを落とせます。

クリームタイプ

クレンジング力がありながら保湿効果も高いため、肌が乾燥しがちな方にぴったりのクリームタイプ。なめらかなクリームが手と肌の間でクッションの役割を果たしてくれて、摩擦が起きにくいのが特徴です。うるおいを守りつつ、しっかりメイクを落とせます。

オイルタイプ

メイク落ちが良く、しっかりメイクの日におすすめのオイルタイプ。クレンジング力が高いぶん肌への刺激も強く、必要な皮脂まで落としてしまうことがあります。肌が荒れている時や乾燥が気になる時は使用を避けましょう。

シートタイプ

時間のない時に手軽に使える便利なシートタイプ。シートにクレンジング成分を染み込ませたものです。汚れを落とすために含まれる界面活性剤や拭き取る時の摩擦が肌への刺激になるので、毎日の使用は避けたほうが良いでしょう。

クレンジングアイテムの選び方と使う時のポイント

 

クレンジングアイテムは、自分の肌質に合ったものを基本に、メイクの度合いに応じて選びましょう。メイクの濃さに対してクレンジング力が足りないと、洗い残しの原因になってしまいます。
また、肌のコンディションは体調や気候などによって日々変わります。肌の状態によって、乾燥が気になる日はミルクタイプ、ベタつきが気になる日はオイルタイプというように、何種類か使い分けるのがおすすめです。次に、クレンジングを行う際のポイントを見ていきましょう。

すばやく丁寧に

クレンジング剤を手にとったら手早く顔に広げ、皮脂の分泌が多いTゾーン(額から眉間を通り、鼻先までのT字型の部分)からなじませていきます。続いてUゾーン(耳の前から顎を通り、もう片方の耳の前を結ぶU字型の部分)に進み、皮膚がデリケートな目元や口元は最後に洗います。
どのクレンジングアイテムを使う場合も、1分程度で終わらせるのがポイント。マスカラやアイライナー、リップなどのポイントメイクは、事前に専用リムーバーで落としておきます。

肌をゴシゴシこすらない

メイクをしっかり落としたいからといって、肌をゴシゴシこするのはNG。摩擦で肌表面の角質が傷ついてしまいます。力を入れず、指の腹でクルクルと円を描くようになじませましょう。また、クレンジング剤の量が少なすぎると摩擦の原因となるので、パッケージに記載された使用量を守ってくださいね。

すすぐ時はぬるま湯で

クレンジング剤をすすぐ際は、ぬるま湯を手のひらですくってやさしく落としましょう。湯温は少しぬるいと感じる30~32℃がベスト。熱すぎるお湯を使ったりシャワーを顔に当てたりすると、肌への刺激になります。生え際やフェイスラインはすすぎ残しが多い部分なので念入りに。その後、タオルで軽く押さえるように水分を吸い取ります。

自分に合ったアイテムで正しくクレンジングをして、1日の終わりにしっかりと肌を休ませてあげましょう。毎日コツコツと続けることで、肌の変化を実感できるかもしれません。