2019年12月06日

ヘアケア|パサつきに頭皮のかゆみ、静電気など 冬のヘアトラブル&対策

気温や湿度が低下し空気が乾燥する冬は、肌だけでなく髪の毛と頭皮のお手入れもいっそう大切になる時季です。また、冬に起きやすい静電気は、髪がまとまりにくくなる原因のひとつ。今回は、冬に起こりやすいパサつきや、頭皮のかゆみなどのヘアトラブルと、美しい髪を保つためのポイントをご紹介します。


 

気温や湿度が低下し空気が乾燥する冬は、肌だけでなく髪の毛と頭皮のお手入れもいっそう大切になる時季です。また、冬に起きやすい静電気は、髪がまとまりにくくなる原因のひとつ。今回は、冬に起こりやすいヘアトラブルと、美しい髪を保つためのポイントをご紹介します。

冬に起こりやすいヘアトラブルとは

 

「毛先がパサついてまとまらない」「なんだか地肌がかゆい」など、冬によく聞かれるヘアトラブルの多くは、空気の乾燥が影響しています。また、冷たい外気や室内の暖房に加え、乾燥にともなって発生する静電気も、髪の毛にとって大敵となる要素のひとつです。

髪の毛がパサつく

髪の毛がパサつくのは、乾燥によって髪内部や頭皮の水分が不足するのが原因。さらに、摩擦で静電気が生じると、髪の毛の表面を守るキューティクルがはがれたり開いたりして、まとまりも悪くなります。髪の毛がパサついていると、顔の表情が疲れて見えてしまいます。

頭皮のかゆみやフケが気になる

気温が低いと皮脂が固くなるため、頭皮に残る皮脂の量が夏よりも多くなります。乾燥や皮脂の詰まりによって頭皮のターンオーバーが乱れると、かゆみやフケが引き起こされてしまいます。

冬の乾燥から髪の潤いを守るためのヘアケア

 

スキンケアと同じように、ヘアケアも日頃からの積み重ねが大切。過酷な環境にさらされる冬は、特に念入りなお手入れが必要です。日々のヘアケアを行う時に気をつけたいポイントを見ていきましょう。

トリートメントを上手に使う

乾燥がひどい場合は、シャンプーのあとに洗い流さないトリートメントやヘアオイルを使いましょう。髪の毛の傷みを補修し、ドライヤーの熱によるダメージから髪の毛を守ってくれます。毛先を中心に、揉み込むように塗布するのがポイント。ホットタオルを頭に巻いて5~10分置いておくと、より効果的です。

ドライヤーは根元から毛先へ

髪の根元や内側をしっかり乾かせていないと、パサつきの原因になります。ドライヤーをかける時は地肌付近から温風を当て、毛流れを整えながら毛先まで乾かします。ショートヘアなら5分、ロングヘアなら10分を目安にしましょう。仕上げに冷風を当てると髪の毛のキューティクルが引き締まり、潤いを保つことができます。

室内の乾燥に注意

暖房を使う冬場は、室内の空気が乾燥しがち。髪の毛からも水分が奪われてしまうため、加湿器を使って室内の湿度をコントロールしましょう。理想的な湿度は40~60%といわれています。濡らしたタオルをハンガーにかけて干しておくだけでも効果があります。

静電気を防いでサラサラ・ツヤツヤの髪に

 

湿度が低い冬は静電気が発生しやすく、冬特有の衣類の生地がこすれ合って起きる摩擦も静電気の原因となります。静電気をそのままにしておくと、髪の毛が広がってしまうばかりか、キューティクルがはがれて切れ毛や抜け毛につながることも。しっかりと対策をするようにしましょう。

静電気が起きやすい素材の衣類を避ける

衣類の素材には、プラスに帯電するものとマイナスに帯電するものがあり、プラスとマイナスがこすれ合うと静電気が生じやすくなります。ウールやナイロンはプラス、ポリエステルはマイナスの電気を帯びやすい素材ですが、帯電しにくい綿や麻のアイテムを組み合わせることで静電気の発生を軽減できます。

静電気防止効果のあるアイテムを活用

プラスチックのブラシやクシは静電気が発生しやすいため、動物の毛や木材など天然素材でつくられたアイテムを使うのがおすすめ。また、マイナスイオンが発生するタイプのドライヤーは、静電気を抑えて髪の毛をまとまりやすくしてくれます。髪を束ねる場合は、静電気防止効果のあるヘアゴムを取り入れるのも効果的です。

髪の毛に直接ふれる手指も保湿

髪の毛そのものだけなく、髪の毛にふれる手指の保湿をするのも静電気対策のひとつ。湿度を保つことで静電気が起きにくくなります。ハンドクリームを持ち歩き、こまめに塗り直すようにしましょう。

冬のヘアトラブルを防ぐためには、体の外側からはもちろん、バランスの良い食事と十分な水分を摂り、体の内側からもケアをすることが大切です。美しい髪をキープして、寒い冬もイキイキとした毎日を過ごしましょう。