冬のフルーツといえば、やっぱりみかん。手軽に食べられるため、気がついたらいくつも食べてしまっていたという方も多いのではないでしょうか。ところで、みなさんは食べたあとのみかんの皮はどうしていますか? さわやかな香りがするみかんの皮は、入浴剤としても使えます。今回は、みかん風呂の入り方や注意点などをご紹介します。
2019年11月11日
冬のフルーツといえば、やっぱりみかん。手軽に食べられるため、気がついたらいくつも食べてしまっていたという方も多いのではないでしょうか。ところで、みなさんは食べたあとのみかんの皮はどうしていますか? さわやかな香りがするみかんの皮は、リラックス効果があり入浴剤としても使えます。今回は、みかん風呂の入り方や注意点などをご紹介します。
冬のフルーツといえば、やっぱりみかん。手軽に食べられるため、気がついたらいくつも食べてしまっていたという方も多いのではないでしょうか。ところで、みなさんは食べたあとのみかんの皮はどうしていますか? さわやかな香りがするみかんの皮は、入浴剤としても使えます。今回は、みかん風呂の入り方や注意点などをご紹介します。
みかんの皮をカラカラに乾燥させて、入浴剤として再利用したのが「みかん風呂」。みかんのおいしい12月から3月にかけての季節風呂です。さわやかで甘い香りが、気分をすっきりとさせてくれます。
日本でみかんといえば、温州みかんが一般的です。温州みかんの皮を乾燥させたものは「陳皮(ちんぴ)」と呼ばれ、食べ過ぎ・飲み過ぎ・消化不良などの胃の不調や、頭痛や悪寒を伴う風邪の初期症状に用いる漢方薬に配合されています。
陳皮をみかん風呂として使用する場合、効能を発揮するのは「リモネン」という精油成分。これはレモンやオレンジなど、かんきつ系の皮に含まれる香りのもとです。保温効果に優れているので湯冷めしにくく、さわやかな香りにはリラックス効果や体臭予防が期待できます。
早速みかん風呂の作り方をご紹介します。まずは素となる「みかんの皮」を乾燥させるところからです。
陰干しが面倒な場合には、電子レンジでも乾燥させることができます。
キッチンペーパーの上に皮を敷き、電子レンジで2分。裏返して2分。乾燥が足りないようなら、追加で10秒ずつ加熱して、カラカラにしてください。
みかん風呂のさわやかな香りや、保湿成分のもととなるリモネンですが、人によってはピリピリとした刺激を感じる方もいらっしゃるよう。お湯が熱かったり、みかん袋を強くもんだりすると、この刺激は強くなります。お湯はぬるめでゆっくり入ったほうが、リラックス効果も高まりますから、みかん風呂はぬるめ・長めに入るようにしましょう。また、リモネンが多く出過ぎないよう、カラカラに乾いた皮を使用するのもポイントです。
また、みかんの皮は紫外線を吸収する性質を持っているので、入浴後に日差しにあたる場合には、あがる際にシャワーで軽く流すことをおすすめします。これもまた、しっかり乾燥させたみかんの皮を使うことで軽減されます。
みかん風呂に入る際の注意点を以下にまとめました。事前にチェックして、さわやかな香りと保湿成分を楽しみましょう!
みかんの皮には、香り成分リモネンのほか、油汚れを中和して落とすクエン酸、ツヤを出すペクチンなど、掃除に活用できる成分が豊富に含まれています。みかん風呂以外にも、こんな活用方法はいかがでしょうか。
食べ終わったみかんの皮(生)と水を、耐熱性の器に入れて、電子レンジ600wで1分30秒。庫内が水蒸気で湿っているうちに、ふきんで拭き取ってください。頑固な汚れは、みかんの皮の内側にある白い部分でこすると落ちやすいです。
また、ここでできた皮入りの水も、油汚れに効果を発揮します。そのままスプレーにしたり、ふきんを湿らせたりして、コンロやキッチン周りの拭き掃除に使ってください。
乾燥させたみかんの皮を、適当な皿や袋に入れて下足箱や冷蔵庫へ。みかんの香りが、気になる匂いを抑えてくれます。落とすと危ないので、皿は割れない素材がおすすめです。カビてしまわないよう、しっかり乾燥したものを使用しましょう。
すっきりした甘い香りが心地良いみかん風呂は、1日の終わりにぴったり。ぬるめのお湯でじっくりあたたまった体が冷える前に、ベッドへ行けば寝付きもスムーズです。みかんの皮は捨ててしまうにはもったいないほど、優れた香りと成分を持っています。お風呂に掃除にと、さまざまな場面で再利用してみてくださいね。