2019年10月28日
10月は「国際コーヒー協定」でコーヒーの新年度がはじまる月と定められ、日本では10月1日が「コーヒーの日」とされています。また、近年コーヒーは美容や健康に良いということが科学的に証明されつつあります。そこで今回は、コーヒーがもつ知られざるパワーや、飲む時に注意したいこと、おいしい淹れ方などをご紹介します。
10月は「国際コーヒー協定」でコーヒーの新年度がはじまる月と定められ、日本では10月1日が「コーヒーの日」とされています。また、近年コーヒーは美容や健康に良いということが科学的に証明されつつあります。そこで今回は、コーヒーがもつ知られざるパワーや、飲む時に注意したいこと、おいしい淹れ方などをご紹介します。
日々のブレイクタイムにコーヒーを飲んでいる方は多いのではないでしょうか。コーヒーには、眠気覚ましや集中力アップのほか、美容と健康にうれしい効果が期待できます。
コーヒーの摂取量とシミ発生の関連性についての調査で、コーヒーを飲む習慣がある方のほうが、シミが出にくいことが明らかになりました。コーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノールの一種が含まれ、シミの原因となるメラニンの発生を抑制する働きがあります。
むくみは体内の水分バランスが悪くなるために起こります。コーヒーに含まれる代表的な成分といえばカフェイン。このカフェインの作用によって交感神経が刺激されると、腎臓の血管が拡張し、ろ過される血液量が増加します。すると尿の生成量が増え、体内で不要となった水分や老廃物が排出されるため、むくみの改善につながると考えられています。
カフェインを摂取すると基礎代謝が上昇し、脂肪燃焼のもとになる血液中の遊離脂肪酸が増加します。特に、コーヒーを飲んでから一定時間を置いて運動すると、エネルギー消費が高まり、脂肪燃焼が促されることがわかっています。軽いウォーキングはもちろん、家事で体を動かすのも効果的です。
上手に取り入れれば、体にうれしい効果が期待できるコーヒー。しかし、「眠れなくなる」「胃によくない」といったマイナスイメージをもたれることもあります。コーヒーを飲む時に気をつけたいポイントを見ていきましょう。
コーヒーを短時間の間に過剰に摂取すると、頭痛や吐き気などカフェイン中毒の症状が生じる場合があります。成人では1日3杯くらいまでが適量といわれていますが、体調によっては少量でも症状があらわれることがあるので注意しましょう。
コーヒーの効果を引き出すにはブラックで飲むのがおすすめ。クロロゲン酸にはたんぱく質と結合しやすい性質があり、ミルクを入れるとその吸収が妨げられてしまいます。さらに、ブラックコーヒーならカロリーはほとんどありませんが、砂糖やミルクを加えるとその分カロリーが高くなるので気をつけたいところです。
コーヒーを毎日飲んでいると、ステイン(着色汚れ)によって歯が黄ばんでしまいます。また、コーヒーの微粒子は舌の表面に残りやすく、口臭の原因に。コーヒーを飲んだあとは、すぐに口をゆすぎましょう。
コーヒーは、豆の違いはもちろん、淹れ方次第で味わいが大きく変わります。コーヒーの抽出方法はさまざまありますが、今回は「ドリップバッグ」と「ハンドドリップ」で淹れる方法をご紹介します。
特別な器具がなくても、一杯だけ気軽に飲みたい時に便利なドリップバッグタイプのコーヒー。少し手間をかけるだけで、よりおいしく味わえます。
ハンドドリップのなかでも、もっとも手軽なのはペーパードリップを使った方法。コーヒー豆を挽くところから自分ではじめてみると、楽しみが広がります。
いずれの場合も、ドリッパーやサーバー、カップなど、使う機器をあらかじめあたためておくと、最後まで豊かな味と香りが持続します。
おいしく味わって、さらに美容や健康への効果が期待できるとあれば、まさに一石二鳥。毎日のコーヒー習慣がますます楽しくなりそうですね。