2019年04月22日

平成特集|平成の話題「朝活」 早朝をアクティブに楽しもう

平成20年ごろから流行語となった「朝活」は、早起きして朝の時間を勉強や趣味の時間にあてることです。早起きができるようになった、時間が有効活用できるなど、生活の質が向上したという声が聞かれます。今回は、おすすめの「朝活」や続けるコツなどをご紹介します。


平成20年ごろから流行語となった「朝活」は、早起きして朝の時間を勉強や趣味の時間にあてることです。早起きができるようになった、時間が有効活用できるなど、生活の質が向上したという声が聞かれます。

 

朝活とは? 朝活のメリット

「朝活」とは、その名のとおり「朝の時間を有効活用する活動」のこと。単純に朝早く起きる「早起き」とは異なり、「朝に何をするか」に注目した健康習慣です。

30分から数時間ほど起床時間を早くすることで自由時間を増やし、自分のためになることをする、というのが朝活の趣旨です。具体的に何をするかは人それぞれですが、例えば、朝活では以下のようなメリットがあります。

すいている電車で移動してゆっくり読書や調べ物ができる 散歩やジョギングを、交通量の少ない時間にできる やるべきことに追われがちな日中とは異なる、自由な時間が得られる 朝は朝食まで、出勤時間までとタイムリミットがあるため、寝る前に活動するよりダラダラしにくい 朝の時間を楽しむために、深酒をやめるなど夜の過ごし方や睡眠の質を見直すようになる

朝活あれこれ

 

朝活はやってみたいけど、何をしたらいいか思いつかない……そんな方は、友人を誘ったり、朝活をしている趣味の交流会などに出かけてみたりしてはいかがでしょうか。人との交流を伴う朝活は、新しい視点を得ることや、三日坊主になりにくいというメリットがあります。お住まいの地域で交流会が見つけられない場合には、友人などを誘って少人数で以下のような交流会を開催してみても良いでしょう。

朝の読書会

好きな本をおすすめしあったり、課題図書を決めて感想を言い合ったりと、読書の幅が広がるのが読書会。朝の喫茶店やファミリーレストランなどで行っています。良い天気なら、公園で青空読書会というのも気持ちよさそうですね。

早朝座禅会

お寺で行われている座禅会は、早朝や夕方に行われています。朝の空気のなか、呼吸を整え自分と向き合えば身も心もスッキリ。座禅のあとに住職から講話が聞けるものや、写経体験があるものもあります。

その他にも、例えば、始発で温泉地に行って朝風呂に入る、早朝ボーリング大会を開く、山の頂上で日の出を見る、魚市場で新鮮な海の幸を使った朝食を摂る、人のいない早朝の街角を撮影しながら散策する、などさまざまな朝活があります。楽しそうだな、やってみたいなと思ったことに、誘ってみてはいかがでしょうか。

無理せず、自分に合う「朝活」を見つけましょう

 

「朝起きたら楽しみが待っている」というのはとてもステキなこと。早起きするだけでは朝活は続かないので、まずは「何をするか」を見つけることが大切です。試そうとしてやっていない趣味はなかったか、買ったまま読んでいない本はないかなど、「1日に○時間の自由時間があったら、はじめてみたかったこと」を紙に書き出してみてはいかがでしょうか。

とはいえ、前日に深夜まで起きていたのに無理な早起きをしたり、体調がすぐれないのに無理に朝活をしてしまったりでは、せっかくの朝活も健康習慣とはなりません。早い時間の就寝をこころがけつつ、つらい日はお休みするという柔軟性が朝活を楽しむコツです。

朝活をはじめると、楽しいと感じることを探すようになったり、そのために早く寝るようになったり、朝の体調を考えて食事に気をつけたりと、良い循環が生まれてきます。「起きたら○○をするからもう寝なくちゃ」と布団に入れるようになることが、朝活の第一歩。朝の時間が有効活用できた気持ちよさは、きっと想像以上です。