2019年04月17日

平成特集|思い出と一緒に振り返ろう 平成スイーツブーム5選

ある時代を振り返るとき、流行の話題はかかせません。平成の間に話題となったスイーツは多々ありますが、ここでは特に話題になったスイーツ5つをご紹介します。平成を振り返りながら、召し上がってみてはいかがでしょうか。


ある時代を振り返るとき、流行の話題はかかせません。平成の間に話題となったスイーツは多々ありますが、ここでは特に話題になったスイーツ5つをご紹介します。平成を振り返りながら、召し上がってみてはいかがでしょうか。

 

平成2年ごろ 「ティラミス」イタめしブームが追い風に

 

甘さ控え目のクリームと、ほろ苦いココアやチョコレートパウダーの組み合わせが絶妙のイタリアンデザート「ティラミス」は、女性誌で特集を組まれて大ヒットしたスイーツです。ちょうど時代はバブル景気の終焉期で、人びとが高級からカジュアルに志向を切り替え始めた時期です。マナーも価格もカジュアルなイタリアンレストランの出店が相次いだことも、ティラミスブームに拍車をかけました。イタリア料理を「イタめし」と呼び始めたのもこの頃です。

平成5年ごろ 「ナタデココ」フシギな食感にファンも多い、フィリピンのスイーツ

 

涼しげで夏っぽさのある「ナタデココ」は、フィリピンの伝統的なスイーツで、ココナッツの汁を発酵させてゲル状にしてできる発酵食品のひとつです。昭和40年代にはすでに日本にも缶詰があったようですが、平成5年ごろに大手ファミリーレストランで提供されてから、一気に流行しました。缶詰がゼリーでもない、寒天でもない、グミとも違う、初めての食感におどろいた記憶を持つ方も多いのではないでしょうか。

平成11年ごろ 「エッグタルト」サクサクのタルト生地とクリームが絶妙

 

エッグタルトは、さくさくのタルトのなかに卵の風味が強いカスタードクリームを入れた焼き菓子。発祥地はポルトガルで、香港や台湾などでも定着したスイーツです。冷やしても温めてもおいしく、懐かしさを感じる素朴な甘さに、今も根強いファンがいます。

平成17年ごろ 「マカロン」つい写真を撮りたくなるかわいらしさ

 

生地に混ぜられたアーモンドパウダーの香り、サクッとした食感が楽しめるマカロン。フランスの代表的なスイーツですが、原型はイタリアだという説もあります。おいしいことはもちろん、写真に映えるカラフルさに注目が集まっていることが、現代らしい人気の理由といえるでしょう。

平成27年ごろ 絶賛流行中の 「タピオカドリンク」

 

「タピオカ」は、キャッサバ芋から精製したデンプンを加熱したもの。ブームとなっている「タピオカドリンク」は、球状に成形したタピオカが、ミルクティーなどの飲み物に入っています。タピオカドリンクは平成12年ごろから知られていましたが、近年になって台湾の大手人気チェーン店が日本に進出したことから大ブームに。店舗前で長蛇の列ができていることも少なくありません。大粒のタピオカのフシギな食感は、ナタデココを彷彿とさせます。

31年続く平成ですから、流行ったスイーツも数知れず。なかにはティラミスやナタデココのように、すでに定番スイーツになったものもあります。ご紹介した5品はどれもコンビニエンスストアやスーパーなどで見かけますので、未経験の方はぜひお試ししてみてはいかがでしょうか。次の時代にはどんなスイーツが流行るのか、楽しみですね。