2016年03月08日

冷え性対策|ハーブを使った冷え性対策

ハーブはお菓子・料理の香りづけや香辛料としてよく使用される、なじみ深い植物です。多くの種類が存在するハーブはさまざまな味や香りを持ち、その効能も多種多様。今回は、そんなハーブを使ってできる冷え性対策や、身体を温める方法をご紹介します。


ハーブはお菓子・料理の香りづけや香辛料としてよく使用される、なじみ深い植物です。多くの種類が存在するハーブはさまざまな味や香りを持ち、その効能も多種多様。今回は、そんなハーブを使って身体を温める方法をご紹介します。

(写真はローズマリー)

 

身体を温めるハーブの種類

ハーブの種類は非常に多く、一説には1万種類ものハーブが存在しているといわれています。日本で使われているハーブだけでも、100種類はあるのだとか。ハーブには、調味料としてお菓子や料理の味を変えてくれるだけではなく、種類によって冷えた身体を温めてくれるものもあります。
そのひとつが、「ローズマリー」。肉の臭い消しや料理の香りづけなどに多く用いられているハーブで、さわやかな風味を持つため、ハーブオイルとしても使われています。そんなローズマリーには血行を促進して新陳代謝をアップしてくれる効果があるといわれています。身体のすみずみまで血を行き渡らせることで、冷え性解消の効果が期待できます。
人類が最初に発見した世界最古のハーブといわれている「エルダーフラワー」には、発汗作用があります。発汗により老廃物の排出を促進して血液がサラサラになると、デトックス効果もアップして、冷え性改善をサポートしてくれるといわれています。
レモンのような強い香りを持つ「レモングラス」も、血行促進効果を持つため、冷え性によいといわれています。また、リラックス効果の高い「カモミール」は、冷え性の原因となる自律神経の乱れを整えてくれる効果、抗酸化作用による血行不良の改善効果を持つといわれています。
これらのハーブは身体の温め効果だけではなく、風邪予防、集中力アップなどの効果にも期待できます。

とっても簡単!身体を温めるためのハーブの使用方法

 

身体を温めるために最も効果的なハーブの使用方法は、ハーブティーとしていただくことです。作り方はとても簡単。乾燥した状態で市販されているハーブを、お茶と同じ要領で淹れるだけです。ハーブティーを摂る場合は、1種類のハーブを使用するよりも数種類のハーブをブレンドしたり、はちみつやミルクを少量加えることで飲みやすくなります。
また、ハーブは入浴剤としても使用できます。日本では、柑橘系果実の皮を乾燥させたものを湯船に浮かせることがありますが、同じようにオレンジピールを入浴剤として利用すると血行改善が期待できます。ハーブティーとして人気が高いカモミールも、発汗作用があることから入浴剤に適しています。
ハーブ入浴剤の作り方も簡単です。乾燥させたハーブをお茶パックなどに入れ、浴槽に入れるだけ。お湯は38~40℃ほどのぬるめの温度に設定すると、ゆっくりつかることができるので温め効果がアップします。
ハーブの花や葉から抽出した精油から作られた100%天然成分のエッセンシャルオイルを入浴剤として使用するのもいいでしょう。ただ、エッセンシャルオイルはハーブの成分が凝縮されたオイルなので、多く使いすぎるとお肌に刺激を与えてしまう場合もあります。そのため、お風呂に入れるエッセンシャルオイルは5~10滴程度に抑えておきましょう。

乾燥ハーブやエッセンシャルオイルは手軽に入手できるので、香りを楽しみながらハーブティーやお風呂に使用してみましょう。ハーブ独特の香りでリラックスしながらの冷え性対策、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。