2018年10月15日

健康法|北欧生まれの歩くスポーツ、ノルディックウォーキングのすすめ

ノルディックウォーキングとは、2本の専用ポールを用いた歩くスポーツ。簡単に覚えられ、さらには運動効果の高いスポーツとして、運動不足解消はもとより、メタボリックシンドローム対策、生活習慣病予防、転倒予防やリハビリなどの多方面で効果が期待されています。そこで、北欧生まれの歩くスポーツ「ノルディックウォーキング」の特徴や効果、歩き方などをご紹介します。


ノルディックウォーキングとは、2本の専用ポールを用いた歩くスポーツ。簡単に覚えられ、さらには運動効果の高いスポーツとして、運動不足解消はもとより、メタボリックシンドローム対策、生活習慣病予防、転倒予防やリハビリなどの多方面で効果が期待されています。そこで、ノルディックウォーキングの特徴や効果、歩き方などをご紹介します。健康づくりのヒントにお役立てください。

 

北欧生まれの「ノルディックウォーキング」とは?

ノルディック(北方の、北欧の)の名を冠すとおり、北欧のフィンランド生まれのスポーツ。歩行の補助となる2本のポールを使うことで、通常のウォーキングでは難しい全身運動が可能になります。体を支えるのに足だけでなくポールも加わるので、足腰への負担も軽減され、年齢・性別を問わずに楽しめるのです。

ノルディックウォーキングの3つのメリット

 

1. 通常のウォーキングよりも効果的な運動が可能

体全体の90%の筋肉を動かし、1時間あたり約400kcal(通常のウォーキングは約280kcal)を燃焼できます。

2. ご年配の方でも、ラクラク長時間の歩行が可能に

ポールがバランス維持をサポートし、転びにくい歩行へ。足首、膝、腰、アキレス腱などの下半身にかかる負担が軽減されるため、長い距離の歩行も可能になります。姿勢や呼吸も整えられ、血液循環システムを活発にします。

3. 腰痛防止やリハビリに効果的

ウォーキング時の負担が軽いため、関節やヒップ部分の手術後や、一般的なリハビリにも効果的。オフィスワークの多い方の腰痛防止に、手軽にできるエクササイズとして最適です。

これらは、ノルディックウォーキングの効果の一部。運動不足の方、足腰に心配のある方、体力づくりをしたい方など、さまざまな年齢層の方がチャレンジできそうですよね。

ノルディックウォーキング 基本の歩き方

普段のウォーキングとは異なるため、最初はちょっと戸惑うかもしれませんが、慣れるとスムーズに足運びができるようになりますよ。

1. 足を踏み出し、逆の手のポールは軽く地面につきます。 2. ポールでぐっと地面を押し、体を前進させます。 3. 地面を押し出し始めたらグリップから手を離し、腕がしっかりと伸び切るように意識します。

日本ノルディックウォーキング協会や地方自治体などでは、動画で歩き方を紹介したり、体験イベントを行ったりしています。そちらもぜひ参考にしてください。

実は身近で手に入る。ノルディックウォーキングのポールの選び方

 

ノルディックウォーキングに欠かせないのが、専用のポールです。大型スポーツ店や、登山・トレッキングポール専門店で販売されています。地面に接するほうの先端のチップを付け替えることで、舗装道路、砂利道、芝生など、さまざまな場所でノルディックウォーキングが楽しめます。

ポールの価格は3,000円(2本1組)くらいから。初心者の方は販売店のスタッフに一緒に選んでもらうとよいでしょう。自分専用のポールがあると張り切って続けられそうですね。

ポールを使って足や腰の負担を軽減しながら、全身運動ができるノルディックウォーキング。ウォーキングに飽きてきた方の新しい趣味として、また、運動不足を感じているけれど、足腰に負担がかかるのはちょっと…という方にもおすすめしたいスポーツです。自分好みのポールを身に着けて、ぜひチャレンジしてみてくださいね。