2016年07月21日

健康法|「肝臓疲れ対策に効果的な生活習慣」 肝臓疲れのサインを読み取り、早めの対策を

肝臓は体のどの辺りにあるか、ご存じでしょうか?心臓はもちろん、肺や胃は疲れていると痛んだり不快に感じたりしますから、場所は比較的分かりやすいですよね。ところが、肝臓は疲れていても臓器自体にはなかなかそれが表れず、不調や病気のサインに気づきにくいことから、“沈黙の臓器”といわれています。今回は、肝臓疲れの見つけ方と対策法を見ていきましょう。


肝臓は体のどの辺りにあるか、ご存じでしょうか?心臓はもちろん、肺や胃は疲れていると痛んだり不快に感じたりしますから、場所は比較的分かりやすいですよね。ところが、肝臓は疲れていても臓器自体にはなかなかそれが表れず、不調や病気のサインに気づきにくいことから、“沈黙の臓器”といわれています。今回は、肝臓疲れの見つけ方と対策法を見ていきましょう。

肝臓疲れはどんなところに表れるのか

 

肝臓は全身の約4割の血液が流れ込む、人間の身体の中で最大の臓器。アルコールや脂肪などの解毒、分解をはじめとする多くの機能を担う重要な存在です。
先にお伝えした通り、肝臓が弱っていても臓器自体に痛みや違和感が出ることは稀ですが、さまざまな形で身体全体に不調が表れてきます。

・お肌や爪の赤みが消えて黄色っぽくなる ・お肌が敏感になりかゆみなどが出やすくなる ・髪のツヤがなくなる、疲れやすくなる、だるさを感じる ・冷え性になる ・お酒に酔いやすくなる

このような不調が続くときは、肝臓疲れを疑ってみましょう。

まずは「食生活」で疲れた肝臓をいたわって

疲れてしまった肝臓をいたわるポイントは、“肝臓に負担をかけない食事”を心がけること。
まずは、分解するのに大きな負担がかかるアルコールや脂っこいもの、甘いものは控えましょう。
合わせて、肝臓の働きを助ける低脂肪高タンパクの食材、鶏ささみ肉や白身魚、牡蠣、レバーなどを積極的に食事に取り入れるといいでしょう。肝臓に中性脂肪がたまった状態、いわゆる“脂肪肝”が気になる方は、「脂肪肝の発生を抑える可能性がある」(※)といわれているコーヒーもおすすめです。ただし1日2~3杯を目安に、あまり飲み過ぎないようにしましょう。
また、種類によっては薬も肝臓への負担が大きいもの。医師から処方されているお薬は用法用量を守って、正しく服用するようにしましょう。

※全日本コーヒー協会ホームページから

血行促進で再び肝機能アップ!

 

疲れて弱ってしまった肝機能をアップするポイントは、“肝臓の血行を促進する”こと。
まずは肝臓のある右脇腹をお風呂や湯たんぽなどで温めたり、手で優しくマッサージしたりしてみましょう。また、適度な運動を習慣化するなど、ストレスをためないよう生活習慣を見直してみるのもいいでしょう。

肝臓のケアには「お酒を飲む人のため」というイメージがあるかもしれませんが、食べ過ぎや運動不足など誰にでも起こるようなことでも、肝臓疲れの原因に十分なりえます。肝臓疲れ対策は、全身の健康を考える上でも、やっておいて損のないことばかりですから、ぜひ生活に取り入れてみてくださいね。