2018年04月12日

ファッション|「春の服装選びのポイント」 気温差の大きい季節に備える

日中は暑くて朝晩は寒かったり、室内では暖房がきいていたり…なにかと服装の調整が難しい春。うっかりすると、汗をかいた後に体を冷やして風邪をひいてしまうなど、体の不調にもつながりかねません。今回は、気温差の大きい春の服装について、迷わないためのポイントをご紹介します。


 

日中は暑くて朝晩は寒かったり、室内では暖房がきいていたり…なにかと服装の調整が難しい春。うっかりすると、汗をかいた後に体を冷やして風邪をひいてしまうなど、体の不調にもつながりかねません。今回は春の服装について迷わないためのポイントをご紹介します。

1日のうちでも快適な服装が変わる春

春といえば3~5月ごろを指すのが一般的ですが、3月上旬と5月下旬では、同じ春でもかなり気候に差があります。また、雨風の影響などで日ごとに大きく気温や体感温度が変わってしまったり、朝晩は上着がいるほど冷え込み、昼は陽射しが強く汗ばむほどになる……というように、1日の中で快適に過ごせる服装が違ってくることも。このことから、春は外出時の服装などについて迷うことが多いようです。

今日から試せる春の服装選びのポイント5つ

それでは、春の服装選びではどのようなことに気をつければよいのでしょうか。今度は具体的な対策を見ていきましょう。

服装指数などを目安に

日本気象協会「tenki.jp」の「服装指数」をはじめ、最近はTV番組の気象情報やスマートフォンアプリなどといったさまざまなメディアで、気象予報と併せて服装の目安を提案しています。例えば服装指数の場合、「コートを着ないと結構寒い」「薄手のカーディガンがほしい」といった具合で、洋服のアイコンなどでも直感的に分かるようになっています。あくまで目安であり、最終的には自分の感覚が頼りですが、気温だけでなく湿度や風なども加味されている指数なので、参考になるはずです。

最高気温と最低気温は両方チェック

服装指数では概ね1日1~2パターンの目安だけが提示されますから、「朝冷え込み、昼は暑く、夜は雨が降る」といった気温や気候の変化が大きい日の服装は、自分でも調節する必要があります。その日の最高気温と最低気温、現在の気温などをチェックして総合的に判断し、途中で脱いだり、着たりということもシミュレーションしながら服装を決めていきましょう。
目安としては、最高気温と最低気温の差が5℃以上ある時は後述する調整用のアイテムを、10℃以上ある時は羽織ものを用意するといいでしょう。

外出が長い日は重ね着スタイルで

自宅や近辺にいていつでも着替えられる日は、気温に合わせて服装を変えることもできますが、朝出かけて夜帰宅するような日は、そういうわけにもいきません。そういった時はシャツ+厚いコートではなく、シャツ+カーディガン+薄手のコート+マフラーなど重ねて着るものが多い服装だと、外出中でもこまめに服装を調節できて便利です。

ストールやスカーフなど、調整用のアイテムも便利

 

重ね着スタイルとも関連しますが、春はストールやスカーフなど首元を温めるアイテムが1つあると便利です。寒い時はサッと巻くだけで体感温度を高めてくれますし、暑い時もたたんでしまえば上着ほどにはかさばりません。合わせやすい色のストールやマフラーを鞄に常備しておくのもおすすめです。首元の温め方については、下記の記事も参考にしてみてください。

機能性下着を上手に利用して

冬用の機能性下着の中には、汗をかくと乾きにくく、逆に体が冷えるものがあります。1日の中でも気温が変わりやすい春、特にスポーツの時には避けたいところです。逆に、夏用の機能性下着の中には、春の服装の下に着ても違和感なく、汗をかいた時にも快適に過ごせるものがあります。どちらも素材や機能によるので一概には言えませんが、タグなどについている商品説明を読んだり、日頃着用したりする中でこうした特性をつかんで、上手に利用したいところです。

いかがでしょうか。服装指数や気温などのこまめな情報チェック、気温に合わせたこまめな脱ぎ着……「こまめ」をポイントに、春特有の気温差の激しい日も、快適な服装で過ごしていきましょう。