2022年10月25日

健康習慣|スマイルトレーニング 表情筋を鍛えて自然な笑顔

マスク生活で口元を隠す機会が増え、自然な笑顔を作る力が衰えがちなこのごろ。今回は、目元や口元を動かし、笑顔を作る筋肉である「表情筋」を鍛え、口角を上げてきれいな笑顔を作るヒントなどをご紹介します。


 

マスク生活で口元を隠す機会が増え、自然な笑顔を作る力が衰えがちなこのごろ。今回は、目元や口元を動かし、笑顔を作る筋肉である「表情筋」を鍛え、口角を上げてきれいな笑顔を作るヒントなどをご紹介します。

スマイルトレーニングとは?

「いい笑顔=自然な笑顔」と感じる人は多いものです。一方、「自然」だからといって「ポジティブな気持ちがあればそれだけで『いい笑顔』が作れるはずだ」と考えてはいないでしょうか。
人を笑顔にさせるのはポジティブな気持ちですが、笑顔そのものを作っているのは顔の筋肉です。マスク生活のように表情を見せる機会が減り、顔の筋肉を使わないでいると、表情の豊かさや、笑顔の魅力は衰えてしまいがちです。
もちろんポジティブな気持ちで笑うことが一番ではありますが、加えて顔の筋肉「表情筋」を鍛える「スマイルトレーニング」も取り入れることで、豊かな表情を手に入れましょう。

まずは口元を中心に顔全体の筋肉をトレーニング

 

ここからは、具体的な「スマイルトレーニング」を見ていきましょう。まず、笑顔のポイントはなんといっても口元です。自然な笑顔にするには、口の周りだけでなく顔全体の筋肉を使って口元を動かしていきます。顔全体をうまく動かすためのエクササイズをご紹介しましょう。

(1)口角をゆっくり左右に引き上げて、歯が見えるまで笑う(左画像)
(2)ゆっくり戻しながら今度は唇をややすぼめてOの形に(右画像)
(3)ゆっくり戻しながら自然に口を閉じる

(1)、(2)、(3)それぞれを5秒くらいかけて行い、それを3回ほど繰り返しましょう。(1)なら「いー」、(2)なら「うー」と、口の形に合わせて声を出すようにするのもおすすめです。逆に、声を出さなければ、マスク着用中でも人から見えないところでエクササイズをすることもできますよ。

口元と併せて目元の筋肉もトレーニングしよう

次は、目元を動かすためのエクササイズをご紹介します。
マスクをしている時などは口元が見えませんから、目元も笑顔の重要なポイントになってきます。「表情筋」というと、つい口元に意識が行きがちですが、やさしく笑った目元も魅力的なもの。ぜひこちらも忘れずにトレーニングしましょう。

上まぶたや額のトレーニング

 
(1)目を見開きながら眉を上へ引き上げ、そのまま5秒キープする(左画像)
(2)眉を上げたままゆっくりとまぶたを閉じ、そのまま5秒キープする(右画像)
(3)眉とまぶたを、引き上げた位置からゆっくり元の位置へ戻していく

こちらも(1)の眉を引き上げる動作や、(2)のまぶたを閉じる動作、(3)の眉とまぶたを戻す動作をそれぞれ5秒くらいかけて行い、それを2回ほど繰り返しましょう。

目の周りのトレーニング

(1)まぶたを少しずつ閉じていき、閉じ切る直前の薄目を作って、そのまま5秒キープする
(2)まぶたをゆっくり開けていって元の位置へ戻す

こちらも(1)の薄目を作る動作や、(2)のまぶたを開ける動作はそれぞれ5秒くらいかけて行い、計4回ほど繰り返しましょう。薄目をキープするのは難しいかもしれませんが、閉じ切らないことで目の周りの筋肉が鍛えられます。

ここでご紹介したエクササイズはトレーニングのための特別な動作というよりも、表情豊かな人であれば日常的に行っている動作がほとんど。なにげない会話の中でちょっとだけオーバーな表情を作ってみたり、マスク着用中などで相手に顔を見せていない時でも、表情をはっきりさせるように意識したりしてみると、よりエクササイズの効果も高まりますし、自然と豊かな表情が作れるようになりますよ。