2021年08月02日

ファッション|気になる汗ジミを予防 夏服を清潔に保つポイント

ムシムシとした暑さが続く夏。汗をかきやすいこの時期によくある悩みといえば、洋服ににじむ汗ジミではないでしょうか。汗をかくと肌に洋服が貼り付いて不快なだけではなく、人の目が気になることも……。夏のコーディネートでは、汗を目立たせない工夫が必要です。そこで今回は、汗ジミを防いで快適に過ごすコツをご紹介。さらに、次のシーズンにも気持ちよく着るためのお手入れについてもチェックしておきましょう。


 

ムシムシとした暑さが続く夏。汗をかきやすいこの時期によくある悩みといえば、洋服ににじむ汗ジミではないでしょうか。汗をかくと肌に洋服が貼り付いて不快なだけではなく、人の目が気になることも……。夏のコーディネートでは、汗を目立たせない工夫が必要です。そこで今回は、汗ジミを防いで快適に過ごすコツをご紹介。さらに、次のシーズンにも気持ちよく着るためのお手入れについてもチェックしておきましょう。

汗ジミが気になりやすいところとは?

 

季節や環境、年齢などの条件によって異なりますが、人は1日におよそ500~1500ミリリットルの汗をかくといわれています。一般的に汗をかきやすいといわれるのは、汗腺(皮膚にある汗を分泌する腺)が多い部位。首まわりや額、脇や背中などは、特に汗が気になると感じる人が多いようです。

また、意外と見落としがちなのがお尻や太もも。身体のほかの部位と比べて汗腺の量が少ないものの、デスクワークなどで長時間座っていると、身体が常に椅子と密着しているため蒸れて汗をかいてしまいます。気づいたら洋服だけでなく椅子にも跡が付いてしまっていた経験がある人もいるかもしれませんね。

汗ジミを目立たせない衣類の工夫

 

汗ジミ対策としてまず行いたいのは、身につける衣類の工夫。汗をかいても目立ちにくい色や素材、デザインの服を選ぶと安心です。

汗ジミが目立ちにくい色と目立ちやすい色を知る

白・黒・ネイビーは汗ジミが目立ちにくい色です。また、単色ではなく細かい柄が入ったものなら、視線がそれるのでさらに目立ちにくくなります。一方で、ライトグレーやベージュはコーディネートに取り入れやすい色ですが、汗ジミが目立ちやすいのが難点。夏らしいパステルカラーも、汗が気になる場合は避けたほうがよさそうです。

速乾性の高い素材でさらっと快適に

素材としては、速乾性が高いポリエステルがおすすめ。汗をかいてもすぐに乾いて目立たなくなります。夏に重宝する綿は、吸水性が高いため汗を吸いやすく、汗ジミが目立ってしまいます。濡れると乾きにくく汗ジミが目立つことも。できるだけ薄手で風通しのよいものを選びましょう。

ゆとりのあるデザインで貼り付きを防ぐ

ゆったりしたシルエットの服は、服に直接汗が付かず、貼り付きによる不快感を防げます。脇や腕のまわりに余裕があるデザインを選ぶと、風通しがよく汗が乾きやすくなります。あえてワンサイズ大きなものにしてもよいでしょう。

インナーで汗対策をする

汗をかいても蒸れにくい、接触冷感・吸水速乾の機能をもったインナーを着用しましょう。汗の量が多い場合は、肌を覆う生地が大きい半袖タイプがベスト。汗取りパッドが付いたタイプのアイテムならさらに効果的です。また、UVカットや防臭・消臭の機能が施されたものも夏におすすめです。

来シーズンも気持ちよく着るための衣類のお手入れ

 

汗で汚れた衣類はすぐに洗濯をするのが鉄則。そのまま放置すると、しつこい黄ばみになってしまいます。また、次のシーズンもきれいに着るためには、衣替えの前にしっかりとお手入れをすることが肝心です。

着た日のうちに洗濯を

汗をたくさんかいた日の衣類は、できるだけ当日中に洗濯しましょう。できない場合は、汗が付きやすい脇や襟元などを、部分汚れ用の石けんを使って予洗いしておくとよいでしょう。

収納前にしっかり洗って黄ばみや虫食いを防ぐ

シーズン後に衣類をしまう時は、汚れを落としてから収納しましょう。洗濯にお風呂の残り湯を使うと雑菌が繁殖してニオイの原因になることがあるため、すすぎにはきれいな水を使いましょう。洗濯後はしっかりと乾かし、直射日光が当たらない湿度の低い場所で保管します。

しつこい汚れには台所用の中性洗剤や重曹を使う

普段からきちんとケアをしていても、着用と洗濯を繰り返すとガンコな汚れとなってしまうことがあります。なかなか落ちない汚れには、台所用の中性洗剤や重曹を使ってお手入れをしてみてください。

中性洗剤を使う場合

汗ジミの部分をぬるま湯で軽く濡らし、台所用の中性洗剤を直接付けます。もみ洗いをするか歯ブラシでこすり、ぬるま湯で流したら通常通り洗濯機で洗います。

重曹を使う場合

重曹と酸素系漂白剤(液体)を1対1の割合で混ぜてペースト状にして、汚れが気になる部分を覆うようにたっぷりと塗ります。塗った部分をドライヤーであたためてしばらく放置し、あとはそのまま洗濯機に入れていつも通りに洗濯します。

夏に汗をかくのは避けられませんが、コーディネートに汗を目立たせない工夫を取り入れることで快適に過ごすことができます。汗をかいたあとの衣類のお手入れとあわせて参考にしてみてくださいね。