2019年01月22日

日常生活マナー|安全でスマートなサウナの入り方

リラックス効果や疲労回復、肩こり・冷え性の改善が期待できるとされているサウナ。ファンの方も多い健康法ですが、いざ行ってみようと思うと作法などがわからない方が多いのではないでしょうか。今回は、サウナにまつわるルールやマナーをご紹介しますので、マナーを守って気持ちのいい「サ活」をしましょう。


リラックス効果や疲労回復、肩こり・冷え性の改善が期待できるとされているサウナ。ファンの方も多い健康法ですが、いざ行ってみようと思うと作法などがわからない方が多いのではないでしょうか。今回は、サウナにまつわるルールやマナーをご紹介します。

 

サウナ浴は、事前の体調チェックを欠かさずに

健康増進やリラックス効果を求めて活用されるサウナですが、体調によっては逆効果になることもあります。訪れる前の体調チェックは欠かせません。

体調不良時や、以下の疾患がある時はサウナ浴を控えて

サウナは大量の発汗、また、温度変化による血管の拡張・収縮を促すものなので、高度の動脈硬化症、高血圧、心臓病、不整脈の方は控えるべきとされています。心配な方は医師に問題ないか確認をし、入浴前は血圧をチェックしておきましょう。また、風邪をひいている、立ちくらみがするなどの体調不良が見られる時は、健康な方でも控えましょう。

飲酒×サウナの危険性

飲酒後はアルコールの利尿作用で脱水症状に陥りやすい状態にあります。さらにサウナによる発汗が加わると、急激な脱水によって血圧が下がってしまいかねません。量に関わらず、少しでもお酒を飲んだ時にはサウナの利用はやめましょう。

サウナに入る時のマナー

全身にかけ湯をして、よく拭いてからサウナ室へ

銭湯などでもそうですが、サウナに入る前には頭から全身にかけ湯をして、汗や汚れを流します。加えてサウナの場合には、全身を拭いておきましょう。これは、サウナ室に余分な水分を持ち込まない、という公共面のマナーです。また、体を冷やす要因の水分を拭いておくことで発汗がスムーズになるという機能面のメリットもあります。

サウナ室内で濡れたタオルを絞らない

サウナ室は温度、湿度ともに調整されています。濡れたタオルを絞ったり、タオルを乾かすために場所をとって干したりするのは避けましょう。

ロウリュをする時には、周りに一声かけて

近年では、ヒーターに積まれた石に水をかけて、蒸気を発散させるロウリュを設置している施設が増えてきています。ロウリュで一時的に湿度を上げることで、さらなる発汗を促す効果があります。お客さんが自分でできるセルフロウリュは楽しいものですが、ロウリュをする前に周りの方々に「かけてもいいですか?」と一声かけるようにしましょう。

静かにリラックスタイムを楽しんで

日々の疲れを癒やしてくれるサウナですから、静かな環境でリラックスを堪能したいものです。友人たちと行くサウナは楽しいものですが、サウナ室ではおしゃべりを控えましょう。

水風呂のマナー

 

サウナでほてった体をシャキッとさせてくれる水風呂は、サウナファンにとっては欠かせない工程ですね。みなさんが満喫できるよう、マナーを守って気持ち良く入りましょう。

入る前にシャワーで全身の汗を流す

水風呂に入る前に体の汗や汚れを落とすのがマナーです。すぐに入りたい気持ちをぐっとこらえ、シャワーやかけ湯で全身の汗を流しましょう。

長い髪はしばる

水風呂からあがった時、体に知らない人の髪の毛がついていた……となると、やはり不快な気持ちになりますよね。長い髪はヘアゴムでしばったり、手ぬぐいで頭部を覆ったりなどの気配りを忘れずにしましょう。

もぐったり、泳いだりしない

意外にもやりがちなのが、水中にもぐる、泳ぐなどの行為です。周りにぶつかったり、水をかけてしまったりといったトラブルのもとになるので気をつけましょう。

リラックスの場として人気を集めているサウナ。気遣いがされたなかでのサウナ浴は、きっとリラックス効果も高まるはずです。見ず知らずの方々と裸の付き合いとなるわけですから、ルールやマナーを守って、スマートかつ安全にサウナを楽しみましょう。